■モニター環境・自己紹介
戦型 攻撃多様型カットマン
ラケット 松下プロモデル
いつも使用しているラバー:PALIO 醉龍
グルー不使用
■第一印象
トップシートは濃い赤色で、ラバーを触ってみると狂飈PRO靴茲蠧陲蕕く、スレイバーより結構硬いです。神龍、醉龍よりも軟らかいです。微粘着ですがひっかかりはいいです。カット前の重さは62gです。(TSPのビヨーンの特厚は57g)
■試打
ドライブ
テンションラバーのように食い込んで力強く飛んでいくという感じの打球感なので表面で擦って打つよりも食い込ませる打ち方が合います。中国製粘着性ラバーとは思えないほどスピードが出て、伸びがいいです。食い込ませすぎるとよく弾むのでオーバーミスがでてしまいます。また、軟らかいためコントロールがしやすいです。高弾性ラバーより回転がかかっていてスピードのあるドライブが打てます。バックで使用してみてもひっかかりがよく、勢いのあるドライブが打てます。
スマッシュ・角度打ち
中国製粘着性ラバーのなかでは結構柔らかい部類のスポンジですがやはり硬めなのでスマッシュはやりやすいです。角度打ちしようとするとスポンジに食い込むためスピードのある球が打てますがオーバーしやすいです。
フリック
たいへんフリックのしやすいラバーですね。程よい粘着のおかげで球持ちもよく勢いのある球になります。
カウンタードライブ
テンションラバーらしくスピードがでるので相手のコートに突き刺さるように球が入ります(笑)フルスイングすると一発で打ち抜けそうです。
ツッツキ、ストップ
粘着のおかげで緩急の調整がしやすく、安定感があります。また切ろうと思えば切れるのでツッツキで相手のミスを誘えます。
ブロック
よく弾むので調整が必要ですがコントロールしやすいです。
カット
弾むため吸収が必要ですがそれが出来たら切れたカットを出すことが可能です。軌道は高めですが深く入ります。
サービス
引っかかりがいいので回転がかけやすいです。スピードサーブはオーバーに気をつける必要があります。
■おすすめなプレーヤー
高弾性ラバーから粘着性に変えたい人には違和感なく使えるでしょう。これまで粘着性ラバーにグルーを塗ってスピードを出していたが、ノングルー時代に入ったらどうしようと困っている方にもおすすめできます。よく弾むのでアグレッシブなプレーをする方にピッタリです。カットマンが使うなら守備に徹する方よりとても攻撃なプレーをする方におすすめです。
■醉龍と比較して
醉龍でも十分に弾む部類だと思っていましたが、この蔵龍はもっと弾むので、本当に中国ラバーなのか!?と思わせられました(笑)回転においては醉龍のほうがかかりますが両者に大差はありません。粘着性らしさを求めるなら醉龍、テンションラバーらしさを求めるなら蔵龍という感じです。
■まとめ
このラバーは粘着性らしさよりテンションラバーらしさのほうがあります。こんな破壊力のある粘着ラバーは初めてでした!中国製粘着ラバーは弾まないというイメージを吹き飛ばしてしまいます!また、力強く球を飛ばす打球感が気に入りました。なんといってもリーズナブルで高性能なことが魅力的です。このラバーならノングルー時代に入っても十分なスピードとスピンを両立出来るでしょう!新時代の粘着ラバーを使ってみたい人はぜひ使ってみてください!!
コメント