投稿者:K.F

■モニター環境・自己紹介
卓球暦  12年(中学から現在まで)
戦型    両面裏ソフトシェーク攻撃型

過去の成績もしくは自分のレベル
県大会団体準優勝
練習相手 県大会優勝者、全国大会出場経験者

使用ラケット
マズノフST 
(五枚合板・プリモラッツカーボンと同じ位、弾みます。打球感は非常に硬いです。)

使用ラバー
Fラバー テンキョク2 特厚
Bラバー 焦点機‘淡 

▼過去に使用したラバー
Fラバー
キョウヒョウ供▲疋薀燹▲タパルトハード、スレイバーEL、スレイバー
Bラバー
スレイバーEL,カタパルト、マークファイブ


■第一印象
 シートはブライスのような感じで透明感があり非常にきれいでとても柔らかいです。また,高弾性ラバーより若干、粘着性があるように感じましたが、中国ラバー特有の強烈な粘着性は感じられません。タキファイアCのシートが柔らかくなったような感じです。スポンジはマークファイブに似て柔らかく、しっとりしています。重量は、計った訳ではないので感覚ですが、スレイバー等の高弾性ラバーと変わらないと思います。


■試打
 以下のレビューは、全てバック面に使用した際のレビューです。

ドライブ
  シート、スポンジともにとても柔らかく、シートに少し粘着性があり、スポンジは弾みを抑えてあるので、球持ちがよく回転がかけやすかったです。典型的な食い込ませてドライブを打つタイプのラバーです。打球感はスポンジはマークファイブ30°に似ているように感じました。長所としてはループドライブが非常に打ちやすく、下から擦り上げるように打つと球速は遅いものの回転のかかった球が打てます。また、前腕を水平方向に振りながら、手首で回転をかけるイメージで強打すると、回転の掛かったいい球が打てます。そして、球持ちが良いのでカウンタードライブはとても打ちやすかったです。概して柔らかいラバーは、球を早いタイミングで捉えやすいものですが、このラバーは今まで使ったラバーの中でも一番早いタイミングで打つ事ができました。一方で短所は弾みを抑えてある分、つなぎの軽打、中打が相手の打ちごろになってしまうところと、下がってしまうと途中で失速して素直な球が行ってしまうころです。

スマッシュ
 先述のように、シート・スポンジが柔らかく球持ちが良いので、自分から打つスマッシュにはあまり向かないように感じました。ラケットを立てて手首で弾く様にして打つと、打球音のあとに球が遅れて飛んでいくような感じがありました。反対に、強打に対するカウンタースマッシュはとても打ちやすかったです。球を長く持ってくれるので、コースを狙いやすく安定して入りました。また、ドライブの項でも触れましたが、とても早いタイミングでカウンタースマッシュが打てます。球速そのものは、飛びぬけて早いわけではなかったのですが、練習相手は詰まっていました。おそらく、予想より打球タイミングが早くニュートラルに戻る前に球が返ってくる感覚があったんだと思います。

サーブ
 至って普通です。ラバーそのもので掛かるキョウヒョウのようなラバーではありません。私の感覚でお話させてもらうと、強いインパクトで表面を擦る様に薄く打つとあまり回転がかかりませんでしたが、インパクトを弱くして長く球を持つような(ラケットに長く当てる)捉え方で打つと比較的切れたサーブを出す事ができました。

その他
 攻撃に関しては、柔らかく、球持ちの良いラバーなのでカウンター系の技術がとてもやり易かったです。反面、安定はしますが一般的な日本製の高弾性ラバーと比較すると下がったときのスピードに関しては劣る感じがしました。また、弾みが良くない分、スレイバー等よりしっかり振り切ることが重要なラバーのように感じました。サーブは可もなく不可もなくといった感じです。

ツッツキ
 ラケットを水平にして長く当てて少し押すように打球するととても切れたツッツキになります。また、ラバーが柔らかい分、ちょっとでもラケットを立てて打つと回転が掛からず浮いてしまいます。         

レシーブ
 フリックはしっかり食い込ませて、振り切って打たないと回転もスピードも中途半端な球になってしまいます。軽く払うと、もともと球持ちがよく、弾みが良いわけではないので、特徴のない打ちごろの球が行ってしまいます。
ストップは、よく止まります。球持ちがよい分、止めるだけではなく切れたストップを打つ事も可能です。

ブロック
 とても止まります。ラバー全体で勢いを殺してくれます。普通に止めるとナックル気味に飛ぶ感じでした。球持ちがよいので、サイドスピンブロック、カット性ブロック、ナックル性ブロックなど何でも出来ます。弾みがよくないのでカウンター気味に打つ時は、高弾性ラバーより幾分ポイントを前で打つ必要があるのですが、柔らかいので難なくできます。


■おすすめな戦型
 シェークのフォア面に使用するとすれば、前陣でカウンター系技術を多用するような人、また中陣でドライブの引き合いを好むパワーヒッターの人に向いていると思います。いずれの場合も、ある程度硬い打球感で弾むラケットを使っている人に特に向いているように思います。シェークのバック面に使うのであれば、非常に大雑把な言い方ですが、前・中陣主体のプレーをしていて、今のラバーでは全般的にバックハンド技術が安定しない人に向いています。絶対に硬いラバーでないと嫌だ!!という人以外は1度使ってみていただきたいです。また、特厚しかないのでパワーのある上級者に限られますが、ペンの裏面を振る選手の裏面にも向いています。同じ理由で上級者に限られますが、攻撃を多用するカットマンのフォア面にも向いているように思います。


■まとめ
 球持ちがよく、非常に柔らかいラバーでした。癖がなく、どんな人にも使いやすいラバーです。一般的な高弾性ラバーより柔らかく弾まないので、ブロック、ストップ、カウンター系の技術はとてもやりやすいです。カウンターした際のスピードそのものは特別、早いわけではありませんが、とても早い打点で打てる分、ピッチの早い攻撃が可能です。反面、パワーがありしっかりと振り切ることの出来る人なら3級目で自分から攻撃を仕掛けていっても早い球を打つ事も可能ですが、パワーのない人が使うと自分から攻撃を仕掛けていく時に、スピードに不満が出るかもしれません。