投稿者：ピンキチ７
■モニター環境・自己紹介
卓球歴(戦歴) 35年(国体、全国大会30回程度出場、元東京選手権ランカー)
戦型 右シェーク攻撃型
使用ラケット XIOM［エクシオン］ CONTROL2 （ST）
使用ラバー ブライススピード特厚（フォア面）、ハモンドプロα特厚（バック面）
スピードアクセル使用3回。（3時間/1回）
ラケット重量：88ｇ
過去に使用経験のあるラケット OFFラケット多数
■第一印象
パッケージは、高級品といった感じで透明の大きなケースに入っており、同封として保証書のようなタグが付いている。（製造者のサイン？）STグリップは、角張っており、やや細いが通常の男子でも問題なく表面もきれいに仕上げている。ブレード面は、檜らしくきれいで「つるつる」やはり仕上げの良さが伺える。ラバーなしの状態での玉突きは、打球音は、非常に高くスピード重視。打球感は、ハードである。
XIOM［エクシオン］ CONTROL2＞キョウヒョウ王＞マリンカーボン
■軽打
ブライスのような高弾性ラバーには、当てるだけでよく飛びコントロールも文句ない。また、檜であるため従来の単板ペンラケットのような感じ。この打球感は、西洋材主流からは味わえない。次にバックハンドでも、フォア同様に軽快に弾いて打球感、スピードも十分出る。フォア、バックとも、全く手に響がずハードそのもの。更に、やや薄めの特殊素材も入っておりただ飛ばすだけでなく、ある程度コントロールも意識している感はある。
■オフェンス面
サーブは、ラバーにも大きく影響するがスピード系のロングサーブに威力を出す。レシーブは、手に伝わりづらいのでネット際のプレーは、練習が必要である。ドライブは、まっすぐ、直線的、かつ、パワーがあり飛距離も十分である。
そのときの打球感は、手に響かず心地いい。スマッシュもスピード、威力に申し分なく、体全体で打たなくても抜ける。とにかく、先手を取り攻撃的に行うには、もってこいである。
■ディフェンス面
ブロックは、はじきが良いので当てるだけで攻撃的になる。ロビングの際の粘りもあり、逆襲もできる。ツッツキは、慣れないとオーバー気味になる。
■向いている戦型
とにかく、超攻撃的でロング戦を得意として攻めきるタイプに向いている。細かいことは、あまり気にせず、先手を取り攻め抜くプレーに徹し、スキあればカウンターで決める。カーボン等の新素材の打球感を好み、かつ、弾みを重視し「中陣でガンガンドライブをかけて攻め抜く」選手向きのラケットである。CONTROLとの商品名であるが決してそうではなく、オフェンスである。値段がやや高いが、韓国の意気込みが伝わる逸品である。ただし、JTTAAがないので試合には審判員の許可が必要と思います。
