投稿者：くらさん
■モニター環境・自己紹介
使用ラケット：コクタク：ＤＦカット特注
使用ラバー：フォア面：ａｎｄｒｏ：ロクソン５００Ｐｒｏ
使用ラバー：バック面：ＴＳＰ：スーパースピンピップス・ＣＨＯＰスポンジ
卓球歴１３年（１６歳〜２８歳までブランク有り）
戦績：：中体連、県大会個人優勝２回、団体１回、３位以内入賞３回
戦型：裏・表カット主戦型（攻撃・フォアドライブ多用）
グルー：ノングルー (フォアのみグルー有り）
比較ラバー：閃霊、スーパースピンピップス・チョップスポンジ、８０２−４０、６５２、パチスマ、パチスマ２ハードなど多数
■第一印象
粒形状・仕上がり・打球感：粒は縦目でシートは透明感があり、粒自体は柔軟です。打球感は軟らかくてボールを包む感覚が強いです。少し粒高っぽさがあります。
軌道：面白いことにカットでは抑えが効いて直線的になり、ブロックや強打する際には上向きな弾道になります。
■試打
攻撃技術全般
ドライブ：相手のツッツキを擦り気味に打つと回転が残ったまま返ることが多くてバウンド後にドロンと沈みます。相手のドライブを返す場合は堕ちやすくてネットミスしやすいです。遠くへ飛ばすようにしたら解決しましたが、スポンジが薄いため浅く入ることが多かったです。
スマッシュ：軌道が上向きになってしまい粒高っぽくなってしまいまして、伸びてしまいオーバーミスが多々見られました。スピードも速いわけではないですが、ナックルにはなりました。予想以上に球質が軽いようです。
守備技術全般
カット：カットでは低弾道で相手の球威を抑えられるのは今までの表の中では一番です。基本的には低いナックルカットが出しやすくて相手の回転が強いほどカットもキレが増します。少し粒高っぽさがありますね。
回転量は多くなくて相手の回転量によって切れ味は左右されます。ちょっと球質が軽いのと相手コートでのバウンドが上ずるのが嫌でした。
ブロック：カットでは低い弾道で飛んでいきますが、ブロックやカウンター気味に抑えると上向きになってしまうので面の角度を被せないとオーバーします。しかし、スリップすることが多々あって引っかからずボトっと堕ちてしまい・・・かなりクセが強いと思います。
サーブ、レシーブ、台上技術など
サーブ：思ってたよりも切りやすく回転量もあるようですが、相手からしてみると返球しやすいようですね。ボールが軽いのが効いてしまっているのではないでしょうか。
レシーブ：シートの上でスリップしたり、しなかったりして・・・自分で制御できないのですが、変化も出ます。レシーブでのツッツキでは沈んだり、上ずったりして予想外の変化で点も取れますが、失点もします。
フリック：下回転系のサーブに対しては打つ時に上向きの弾道になるので打ちやすいと思いました。ロングサーブの時は・・・スリップが出てしまいました。打ち返すとネットミスが増えるのでカットで返すと安定しました。
■まとめ
攻撃用表ソフトの代名詞的なラバーですが、スポンジを薄くすれば球威を抑えやすくてカットでも問題なく出来ました。相手の上回転には下回転で返すと安定し、相手の下回転には上回転で返すと安定する特徴があります。粒高っぽさがあって相手の球威を抑えるのには良いラバーだと思います。
しかし、シートでのスリップがランダムで発生するので・・・難しいです。このスリップさえ制御して活かせれば変化も付いてくるので、、、、個人的には粒高カットから表カットに移行したい方にお勧めします。
■お勧めの戦型
表カット初心者
