投稿者：Ｋ
■モニター環境・自己紹介
ラケット…Ebenholz NCT V
Ｆ面…藍鯨?（トクアツ・黒・３５度）
Ｂ面…藍鯨?(トクアツ・赤・３５度)
接着剤…ファインジップ
卓球歴…７年
戦績…自慢出来る程ではありません。（笑）
使用ラバー…粘着とかテンションとか結構使いました。
■第一印象
おそらく真空パックです。パッケージのデザインもそこそこかっこよく見た目もいいなぁと思いました。封を切ると、とてもキレイなラバーが出てきました。開けた時から若干反り返っていますので、貼るときは、四隅をセロテープ等で固定した方が貼りやすいかなと思います。よく聞く、引っかいた様な跡は私のには見当たりませんでした。個体差でしょうか。シートとスポンジの組み合わせとしては中国ラバーで、標準的な、固めのシートに柔らかいスポンジでした。シート、スポンジ共に以前の中国ラバーよりはるかに柔らかく、食い込みの良さが期待出来るでしょう。主にバックで使用しました。
■軽打
バックなのでそこまで弾みません。しかし安定感は最高です。軽打に関してはスピードは出ませんが安定感は抜群でした。
攻撃技術全般
ドライブですが、意外と打ちやすいです。そこまで飛ばないのでフルスイングしても飛びすぎず、きちんと回転がかかって入ります。また、スピードはそこまで速くないので、コース分けもしやすいです。角度打ち的なドライブも、球持ちが良いためやりやすいです。しかし、そこまでスピードは出ませんが…。スマッシュですが、これもやりやすいです。やっぱり藍鯨などのようなスピードは出ませんが、安定感とやりやすさがあります。何発打ってもミスする気がしません（笑）。またライジングのやりやすさがハンパじゃないです。あっ、早過ぎたかな。と思う打点で比較的思い切り打ってもきれいに入りました。でも後ろからの引き合いはきついです。打ち返しても、何発かでネット前で落ちます。だからバックで凌いで、フォアで攻めるという感じになるのは仕方なかったです。カウンターはやりやすいと感じました。少々乱暴に打っても入りました。
守備技術全般
ブロックは思いのままです。止めるも伸ばすもスポンジが柔らかめで、そこまで弾性がないので、威力はちょっと少ないですが、思い通りの球が出せました。その他、ナックルブロックや、横回転ブロックも易々とできました。ツッツキは切れます。その上コース分けも簡単でこれで得点することもしばしばでした。また、ストップも短くできて、その上、切ったり切らなかったり自由自在なので台上では無敵ではないかとさえ思いました。フィッシュ、ロビングは飛ばないのできついです。だいたいがネット前で落ちました。だから、フィッシュやロビングをするより、下げられた時は思いっ切りフルスイングでカウンターをしてみましょう。すると意外と良い球が出ました。カットはえぐいです。専門分野ではありませんが見よう見真似で思いっ切りカットするとえげつない球が…（笑）スーッと伸びて行って、台に触れて抜けていきます。
サーブ・レシーブ・台上技術など
バックサーブはそんなに使わないのであんまり細かい事は言えませんが、粘着の中ではちょっと回転量が少ないんじゃないでしょうか…。テナジーと同じくらいだと思いました。
■まとめ
藍鯨と比べて、スピードと飛距離は劣りますが、回転量と中国ラバーらしさではダントツに藍鯨より上です。このラバーはあまり、一発で抜くという感じのラバーではなく、回転量の多いドライブをコース分けしながら打っていって、相手のミスや浮き玉を誘って得点していく感じのラバーだと思います。
■おすすめ
コントロール性能も高く、硬くないし、値段もとても安いので、下がって引き合いをするのを主な戦術とする人意外の全ての戦型におすすめできます。特にカットマンの方と前陣攻守型におすすめします。カットマンなら、このラバーを使いこなせれば、攻撃も普通のドライブ等の攻撃だけでなく、カットでの攻撃という選択肢がまた一つ増え、大きな武器になると思います。また攻守のバランスがとても良いと思うので、前陣で速いピッチで打ち合う方にもおすすめです。コストパフォーマンスがとても素晴らしいと思いますので是非一度お試し下さい。
