投稿者：RYO
■モニター環境・自己紹介
卓球歴：6年、高校生
レベル：中学地区大会優勝、県大会出場、高校県入賞レベル
戦型：異質攻撃＋カット
使用ラケット： インナーフォースZLF（バタフライ）
■第一印象
今回は知人のラケットを使いこんで試打したため、重量の測定はできませんでした。どうかご了承ください。特徴としては、今まで見てきた表ソフトの中で一番トップシートが透き通っていると思います。裏ソフトのオメガさながらです。スポンジは薄いクリーム（白っぽい）いろで、粒の形状はぱっと見でエクステンドPOを彷彿させます。最近脚光を浴びつつあるオメガのラバーのテクノロジーが表ソフトにどう反映しているかが非常に楽しみです。バック面での使用がメインです。
■試打
攻撃技術全般
スピード・スピン・安定性のどれをとっても非常に素晴らしい性能だと思います。僕は今までテンション系の表はPO、レイストーム等を使用してきましたが、第一印象は非常に期待を裏切られました。同じスピン重視の表でもレイストームの様にトップシートの引っかかりを生かすのか、POの様にボールの食い込みの良さをスピンに変えるのか、どちらが合うか迷いましたが、結論的に言うとどちらにも似ているようで違いました。まず、食い込みはPOよりもいいです。トップシート引っかかりだけで言えばレイストームの方がかかるかもしれませんが、ZAVAはスピードの面で前者よりも勝っているので、多少下がっても安定して攻撃することが出来ます。裏ソフトの感覚で非常に使いやすかったです。しかし、表らしさもしっかり残っていてナックルのハーフボレーは文句なしの好印象でした。
守備技術全般
ブロック時には、表ソフトでは珍しく、サイドピンを組み込んで左右に振るのがとてもしやすかったです。もちろん、表ソフト特有のナックルのいやらしさも十分に出ているので、技巧派の人が使うとプレーの幅が広がると思います。ちなみに、カットも試してみたのですが、回転量は申し分ないものの弾道が直線的になりやすかったです。あと、カットだとナックルが出しにくかったです（食い込みがよく、相手の球威をもろに吸収してしまうためかと）。
■まとめ
最近各メーカーが力を入れつつあるテンション系表ソフトの中では、間違いなくトップクラスの性能を持つ一枚だと思います。僕は、表ソフトでのピッチの速い攻めが好きなので、個人的には今回比較した二枚よりも力を入れずに強打を打てるという点が好印象でした。また、スピン、スピードのバランスがよく大きな穴もないので、ペン表速攻には是非試してもらいたいです。
