投稿者：シュンチャン
■モニター環境・自己紹介
卓球暦:2年
戦歴:中総体団体準優勝2回個人ベスト8、各大会団体優勝3回準優勝2回
戦型:中陣ドライブ主戦型
普段の使用用具
ラケット:柳承敏・T5000-S
■第一印象
開けてみて最初に思ったのが、シートもスポンジもぐにゃっとした感じでとても柔らかいです。粒形状は１つずつ少し大きいです。なので前陣に向いているのかな、と思いました。スポンジは気泡が細かく、綺麗でした。
■試打
攻撃技術全般
実際に張って打ってみたのですが、ラケットが硬いカーボンという事もあってか、とてもよく弾みます。簡単に天井まで届くぐらい良く弾みます。シートの引っかかりは食い込ませて打つといい感じに回転もかかってくれました。擦るというよりも弾くイメージでミートして言ったほうが良いと思います。ラリーの中では弾いていって回転はあまり意識しないほうがうまく入ります。直線的な弾道になったので弧線を描くのは難しいと思います。なのでG-1とは真逆といっても過言ではないような気が・・・。今まで回転を意識して、擦って打っていた硬いラバーのユーザーの人たちには向かないかもしれません。攻撃面については弾いていくとスマッシュのスピードはとても速いです。上手くコースをついていって弾いていけばかなり有利になれると思います。
守備技術全般
特にブロックが特徴的でした。攻撃では弾むのですが、ブロックすると球威をほとんどなくしてかえるイメージで、とてもゆっくりとかえりました。弾むというイメージもあまり無く、何もせずに当てるだけでゆったりと相手のコートに入る感じです。球威がなくなるので、相手は一から威力をつけなければならないので練習相手はとても疲れていました。守り抜いて守り抜いて、相手を揺さぶる、ということは出来そうです。あと、試してはいないので分かりませんが、カットには向いていないと思います。
サーブ・レシーブ・台上技術など
サーブの回転の強弱やコースは自由自在に感じました。弾きやすいのでナックルも出しやすく、正直言ってちょっと楽しかったです。レシーブは対下回転はすこし弱い気がしました。強い下回転のときは頑張らないと持ち上がってくれません。これはラリー中でもいえると思います。横回転系に強いと思います。横下は食い込ませて台上強打する意識でフリックすると、スパーンと入ってくれて気持ちいです。台上は粒も大きいし、食い込ませて弾くと容易に入ります。でも、弱い下回転の時は持ち上げようとすると真上に飛んでってしまうしまうのでそこは気をつけて打たないといけません。これらの技術は比較的やり易いほうかな、と思いました。
■おすすめなプレーヤー
打ち方が食い込ませる選手や、ミーと技術を多用する選手に向いていると思います。どちらかというと攻撃的な選手があっています。
■まとめ
簡単に言うと、弾みます。とても弾みます。しかし、ボールが速いのはいいのですが、軽いボールしか出ません。威力というよりスピードが出る感じです。ドライブでも弾くイメージでいくと速いボールが出ます。防御では主にブロックでしょう。軟らかいのでコントロール性能が抜群にいいのですが、ガチガチのラケットと合わせると安定感が無くなってしまうので軟らかい特殊素材か、５枚合板あたりに合わせると適していると思います。ミート重視の選手にはぜひ使って欲しいです。
