投稿者：はげしく
■モニター環境・自己紹介
卓球歴 ：11年（現役3年、復帰後8年）
ラケット：カルテットホールド（FL）
フォア ：ヴェガプロ（MAX）、マーク��HPS
バック ：ヴェガヨーロッパ（MAX）
使用歴 ：7P-2A、PCレガート7P-2A、スピード90、チタニウムターボ、
サーベリアン、フィルメア、ティモボルALC、ラティカ、その他
■合板の特徴
木材5枚合板＋特殊素材4枚（内：アラミド2枚、外：極薄カーボン2枚）、
板厚5.2mm、硬いわりにしなります。
■重量
ラケット単体で84〜88g±のものが出回っていることが確認されています。
ちなみに私の手元に届いたのは86gでした。
ブレードが一般的なサイズより5mm程短い設計のため、ラバー面積も小さくなり、
軽いラバー（厚さMAX）を両面に貼れば総重量170g±くらいに納まります。
テナジー（MAX）を両面だと180g±になりそうです。
■グリップ（FLの場合）
これは自分に合わせて削るものだと思っていますが、
デフォルトのままだと私にはちょっとだけグリップエンドの幅が太過ぎに感じました。
削ろうにも細過ぎるものもあるなかで助かります。
■弾み・スピード
スピードはティモボルZLFと同等かやや上くらい。
速い方ではありますが、ぶっ飛び系ではありません。
このあたりは薄い板厚と外材側に入っているカーボンが極薄であることも影響してるのでしょう。
ティモボルALCやフィルメアがハード過ぎた私には丁度いい感触です。
つなぐドライブがすっぽ抜けることなくグリップする一方で、
フラット気味にミートすれば特殊素材ラケット特有のスピードもそれなりに備えています。
レガートやサーベリアンのように、初速の遅さが気になることはありませんでした。
引き合いの際にフルスイングしてもパワーロスを感じることなく押し負けないので、
「あれ？予想してた以上にいいぞ！？」というのが正直な感想です。
回転
特殊素材入りラケットにしては回転のかけやすい部類に入ると思います。
■総評
若い子に人気だそうですが、おじさんも大変気に入りました。
今の潮流に合っている回転と扱いやすさのバランスを重視したラケットですね。
頭に描いたイメージとのずれが少ないのは用具にとってとても重要です。
一方で、極端に偏った性向ではないため、じゃじゃ馬ぶりを楽しみたい、
一発の威力重視のひとには向きません。いや〜なかなかいいラケットなんじゃないでしょうか。
これといった不満もないので、しばらく買い換えずに済みそうです。
この調子で裏ソフトラバーもVICTASから良いものを商品化して欲しいものです。
