新Mopha










投稿者:くろぽる


■モニター環境・自己紹介
卓球暦
・中学〜現在(高3)の約6年間
・中学時代から中国ラバーを中心にいろんなラバーを使用(最近はテンション系重視)
現使用用具
R チャイニーズAL(バタフライ・中ペン)
表 ヘキサー(赤・2.1m)
裏 月(黒・36度・2.2m)
過去に使っていたラバー
ヘキサー、スピンアート、月、テナジー05・05FX・25、ウェガPRO・ヨーロッパ、
新狂3、天極2、酔龍、焦点1・2など

今回の比較ラバー
今回は前回レビューしたヘキサーと、テナジー05FX、ウェガPROで比較していきます。


■第一印象
スポンジはクリーム色で気泡は大きくなく、見た目は焦点のスポンジに近いです。
硬度は36〜40°で気泡は小さめですが、触った感じではヘキサーよりも若干軟らかい感じでした。
シートは粒配列はテナジー05FXによく似ていて、表面は中国製にしてはとても綺麗でした。


■試打
『純木5枚合板・フォア面粘着ラバーを使っている方にはバック面、
特殊素材・フォア・バック両面ハイテンションラバーを使っているヨーロピアンスタイルの方には
両面いけます!』という商品説明があったので、今回はフォアに加えて、
バックで使ったレビューも途中でまとめて書こうと思います(中ペンですけどね...)。


攻撃技術全般
実際に打ってみると軽打はいたって普通にこなせました。
打球感はテナジー05FX、ウェガPROより硬く、ヘキサーより少し軟らかいといった感じでした。
弾みも特殊素材に貼ったにしては弾みすぎることもなく使いやすかったです。
この時点では、比較対象の3つより回転がちょっと弱いと感じるくらいでした。
次に食い込ませるドライブなんですが、思ったより回転がかからない。
テナジー05FX、ヘキサーよりは勿論ですが、ウェガPROよりもかかってなかったです。
直線的で球も軽かったので、自分、相手共にとにかくミスが多かったです。
次に擦るドライブですが、こっちの方が酷かった。引っ掛かりがほとんどなく、
滑ってそのまま落ちたり、オーバーしたりばかりで、入っても回転が全然かかってなかったです。
他のラバーとの比較は以下の通りです。

・当てるドライブ(スピード)
テナジー05FX≧ヘキサー>新Mopha≧ウェガPRO

・当てるドライブ(回転)
テナジー05FX≧ヘキサー>ウェガPRO>新Mopha

・擦るドライブ(スピード)
ヘキサー≧テナジー05FX≧ウェガPRO≧新Mopha

・擦るドライブ(回転)
ヘキサー≧テナジー05FX>ウェガPRO>新Mopha

・スマッシュ
ヘキサー>新Mopha≧テナジー05FX≧ウェガPRO

・攻撃技術の安定性
テナジー05FX>ウェガPRO>新Mopha≧ヘキサー

4つで比較しているので大分見にくくなってしまっています。
新Mophaは、近年発売されている回転系テンションと比べると回転性能で非常に劣っています。
今回は2.0mのものを使っているので何ともいえない感じなんですが、
弾みはぶっ飛ぶといった感じではなく、比較的使いやすい弾みだと思います。
しかし、回転が少なく、球が直線的になることを考えると、安定性があるとも言えないですね。
後陣での引き合いは、回転不足であまり伸びません。相手も思ったより伸びないので、
打ちにくそうでした。ロビングも変化がつけにくいので、相手のミスを誘いにくいです。
良い意味でも、悪い意味でもバック用のラバーと割り切った方がいいと思いました。


サーブ・レシーブ・台上技術など
サーブ
サーブもやはり回転がかかりません。頑張ればなんとかギリギリ台上で止まるサーブは出せますが、
安定して出せるわけでもなくあまり実用的ではないですね。
サーブに強い回転を求めない人ならいたって普通に使えると思いますが、
サーブで思い切り回転をかけたい人には向いてないですね。

レシーブ関連
回転の影響を受けにくいことが功を奏し、ストップはやりやすく、
ただ返すだけならレシーブミスはほぼなくなりました。ツッツキは回転が弱いので、コースを狙って、
そこからラリーに持っていくのが主となりそうです。フリックも回転がかからなく
威力もそれほど強くないので、コース重視ということになりそうです。

ブロック
当たれば入るというような安心感はないものの、やりやすい方だと思います。
弾く攻撃的なブロックがやりやすかったです。
伸ばしたり、変化を付けたりというのはやりにくかったですね。

バックでの使用感
商品説明にて、バックで使うといい的な説明がしてあったので、
バックでの使用感を別枠で設けました。
特に細かい見出しに分けず、ズラズラ書いていこうと思います。
上記にもありますが、回転も強くなく、よく弾むわけでもないので、
バック向きのラバーであるといえます。
実際に使ってみて、確かに弾みもちょうどいい感じでした。
回転がかかりにくいので、バックを使うのが、
プッシュやブロックが主な選手には使いやすいラバーだと思います。
しかし、最近はバックでも大きく振って、フォアと遜色無いドライブを打つ選手も増えてきています。
そういった場合、やはり回転がかかりにくいというのがネックとなるのであまりオススメできません。
台上では、バックといえば最近はチキータが人気ですが、
回転の影響を受けにくいので非常にやりやすかったです。
引っ掛かりのいいラバーでは自分から回転をかける感じで飛ばす感じですが、
新Mophaはラケットを垂直に立てて斜め上に擦り上げることで結構曲げることができました。
前へ進む力が弱い分、それほど強くない回転でも大きく曲げることができました。
他に目立ったところもなかったのでここでまとめると、

・プッシュなどの弾く技術がやりやすい。
・台上技術は全体的に安定する。
・特にチキータではいやらしい球になる。
という感じです。


■おすすめするプレイヤー
あまり回転を重視しない方、特に弾く技術を多用する方、
前陣でのラリー重視の方にはフォア面にオススメです。次にバックでプッシュやブロックが主な方
台上処理を安定させたい方にはバック面にオススメです。ドライブでゴリゴリ攻めるような方、
バックでもフォアのようなドライブを打つ方にはあまりオススメできません。
また、後陣でプレーする方にも、思ったように引き合いできないのと、
ロビングで変化が出しにくいのとであまりオススメできません。

■まとめ
一つ程前の世代のテンションラバー、といった感じですね。
最近見かける回転系テンションではまずないですね。
今回は、特殊素材ラケット、ラバー厚2.0mでのレビューでしたが、2.2mもあるので、
そちらだともう少しスピードも出せて、ラバーの特徴も出たのかなと思いました。
値段はWRM価格で2,205円 (税込)です。この価格帯のテンションラバーといえば、
ウェガシリーズやコントロール系テンションがあげられますが、
ちょうどウェガシリーズとコントロール系テンションの中間といえるラバーですかね。
まぁ回転系テンションと普通のテンションというので、ウェガシリーズとは
ちょっと土俵が違う気がしなくもないですけどね。
この価格帯のラバーを買うに当たって、ドライブでガンガン攻めたいならウェガシリーズ、
ラリーでつないでチャンスボールを狙い打つなら新Mopha、テンション初心者や、
とにかくコントロール重視ならコントロール系テンション、
といった感じの住み分けが必要だと思いました。今回のレビューはどうだったでしょうか。
次は、期待のWRM作のラケット「王道」(1か2かは決めかねてます)とNEOシリーズのどれか
(これもどれかは決めかねてます)を購入し、
レビューする予定なので、よかったら期待していて下さい。