投稿者:新しいラバーに変える勇気


■モニター環境・自己紹介
・卓球歴:10年(現在大学生)
・戦型:ペン前陣異質攻守型
・使用用具  R:ディフェンスプラス [TIBHAR] (反転式) + サイドバランサー [Nittaku] 4.0g  
        F:APOLLO 2  (黒 1.8mm 35度)  B:612  (赤 1.5mm) / 388C-1  (赤 1.0mm)  

 ■第一印象
<見た目と質感>


▼612  
トップシート
粒はタテ目。円柱形で太くて高い。また、間隔が広く粒が柔らかいので太いのに倒れやすい。  

スポンジ
やや柔らかめだが、弾力性がある硬さ。色はかなり薄いピンク(オレンジ)色。
全体的に柔らかく作られていて、
テンションもかかっているので回転をかけやすそうな印象を受けた。

▼388C-1  
トップシート
粒はヨコ目。円柱形で細くてやや高い。また、間隔が狭く密集していて粒が硬いので倒れにくい。  

スポンジ
やや硬い。色は白っぽいクリーム色。
全体的に硬めに作られていて、球離れが早そうな印象を受けた。

<重さ>
(612 / 388C-1)  
パッケージ込み:92.9g / 61.2g
(612の方には「GIANT DRAGON」の商品紹介のパンフレットが入っていた)
カット前:37.8g / 40.8g 、カット後:30.2g / 30.3g
(ブレードサイズ:157mm×157mm・グリップの根元から離さずに貼付け)  

表ラバーとしてはやや重い感じ。比べるとほぼ同じ重さだが、
スポンジの厚い612の方がラケットに張った状態では少し重く感じた。


■試打
<ドライブ>
▼612  
粒が倒れやすいので、特に意識しなくてもドライブが打ちやすかった。
回転量はスピード系表よりはあり、回転系表よりやや少なく感じた。  

▼388C-1  
当てぎみに擦れば打てないことはないが、球離れが良いのでドライブは打ちにくかった。


<スマッシュ> 
▼612  
テンション効果もありスピードはでるが、粒が倒れやすくコントロールが難しと感じた。
388C-1に比べて飛距離が出しやすいので中陣からでもスマッシュ(ミート打ち)が打てる。

▼388C-1  
相手の回転に影響を受けにくいのでとても打ちやすかった。
飛距離はでないが球離れが良いので、前陣で打点の早さを生かしたプレーが良かった。

<ツッツキ>

▼612  
スポンジが1.5mmあるので、食い込ませて打つツッツキが打ちやすく安定した。
台上技術の所でも書くが、
プッシュと同じフォームから切れたツッツキが打てるので得点に結びつけやすかった。 

▼388C-1  
回転量が少なく、ツッツキでは得点にならない。しかし薄くとらえることができれば、
差し込むような早いツッツキになるのでコースをつけば甘い球が返って来ることが多かった。

<ブロック>
▼612  
当てるだけでも変化が出やすく、打つにくい球がでやすかった。
下回転ブロックは長くなってしまうことが多かったが、
横回転を加えたブロックはとても打ちやすかった。  

▼388C-1  
相手の球威に押されにくく、ナックル性の早いカウンターブロックがとても良かった。
しかし回転を加えたブロックは難しく、回転量も多く無かった。

<カウンター>
▼612  
カウンタースマッシュとカウンターブロックは食い込む感じが強く、個人的には打ちにくく感じた。
逆に持つ感じが少しあるのでカウンタードライブは打ちやすく感じた。  

▼388C-1  
フォア,バックともに打点の早いカウンターが非常に打ちやすかった。
また押されにくく、左右に打つ分けやすかった。

<サーブ>
▼612  
粒を倒すように強めに当てると良い球がでた。
回転量は少なめなので、コースをつくなど緩急を付ける必要がある。

▼388C-1  
612以上に回転が掛けにくい。しかし球離れが良いのでナックル性ロングサーブがだしやすく、
左右に打ち分けることで試合でも使えるレベルのサーブになる。

<台上技術>
▼612  
ツッツキのフォームからプッシュや流し打ちが打ちやすく、
ツッツキも切れるため相手は判断に戸惑っていた。
また、弾むわりにストップも止めやすく、台上が強いと思った。

▼388C-1  
ストップは回転はあまり掛らないが短く止めやすい。
フリックは弾く感じで打つとやりやすく、左右への打ち分けもしやすかった。

<カット>
▼612  
山なりのフワッとしたカットで、回転量は普通だが変化を付けやすかった。
また、横回転を加えたカットが打ちやすかった。

▼388C-1  
直線的なカットであまり回転が掛らなかった。
当たった瞬間前にでる感じで、自分の技術では安定してカットすることができなかった。


■お奨めするプレイヤー
▼612  
攻守のバランスが良いので、シェーク前陣攻守のバック面にお奨め。
また、ペン前陣攻守で粒高を使っていて、
もっとレシーブのバリエーションを増やしたい人にもお奨め。

▼388C-1  
相手より先に攻めたい人にお奨め。
レシーブ時は相当切れている下回転以外には強打からはいれ、
相手に打たれてもカウンターブロックから反撃しやすい。  
サーブの回転の少なさを補う必要はあるが、
スピード系表を使っていて先手を取りたいペン,シェーク前陣速攻型の人にもお奨め。  
1.0mmではかなり弾まないので、攻撃メインで使うのなら1.5mm以上の厚さがお奨め。


■相性が良いと思うラケット
▼612  
オールラウンド用の5枚合板〜やや弾まない攻撃用5枚合板が合うと思う。
攻撃を重視するなら、板厚の薄いインナー系や柔らかめの特殊素材ラケットも合うと思う。

▼388C-1  
打球感が硬めのため硬い特殊素材とは合わないと思った。
7枚合板やインナー系,上板が硬い乾燥させたラケットが合うと思う。



■まとめ
▼612  
このラバーを一言で表すと『なんでもできる万能変化系表ラバー』  
トップシートを見た時は何をコンセプトに作られたか良く分からなかったが、
非常にバランスが良いラバーだと感じた。  
ややコントロールに難があるがバリエーションの多い攻守で相手に予測させづらくさせ、
チャンスボールを作ることができる万能ラバーだと思う。

▼388C-1  
このラバーを一言で表すと『先手必勝、攻撃特化型変化系表ラバー 
回転の影響を受けずらいのでとにかく先手を取りやすかった。
下がらなければブロックしやすいラバーなので打たれても当てて
ナックルで返球するだけで得点に結びつくことが良くあった。
また扱いやすくコントロールもしやすいので
他の変化系表が使いずらかった人は一度試してみると良いと思う。


・最後に  
同じ変化系表ラバーという分類だが、まったく個性の違うラバーだった。
612は粒高に近く388C-1はスピード系表に近いと感じた。  
両ラバーにいえることだがメリハリを付けないと中途半端になってしまうので注意が必要。
逆にいえば色々なことができるので戦術を広げたい人は
変化系表を一度使ってみると新しい発見があるかもしれない。

612【GIANT DRAGON】の詳細はこちら 

388C-1【DAWEI】の詳細はこちら