ブースターHP



















投稿者:ノースピン



◆モニター環境

ブースターHP(中1.8mm)


使用用具

ラケット:インナーフォースAL

ラバー: フォア ファスタークGー1厚

     バック ブースターHP中


◆第一印象

ミズノのブースターシリーズの第三弾「ブースターHP」です。粒は円柱+台形、配列はEVと同じ縦目です。スポンジは柔らかくバタフライだと30°〜34°くらいの硬度です。ラバーの右下にホコリのようなものが付いていました。粒と粒の間隔はSAのように狭く詰まっているので、回転が掛かりやすそうです。外観だけでもSAとEVの中間性能ということが予測できました。


※基本的にはバック表ですがフォア面でも使いました。


《軽打》

スピード系表特有の直線的な弾道でスピードのあるボールになります。また、粒が詰まっているので縦目のラバーにしては自然に回転が掛かりやすく、安定感があります。フラット打ち程度ではネットミスは少なく打っていて安心感がありました。


《ドライブ》

強くインパクトするとスポンジが柔らかいためか、落ちてしまうことがありました。また下回転打ちでも丁寧に打たなければ落ちてしまいますし、逆に飛ばそうとしてもテンションがかかっているのでオーバーミスをすることがありました。ドライブではフラット打ちで感じたスピード感のあるボールは出しにくいので、ドライブには向かないと思います。


《スマッシュ》

これは好感触でした。表ソフト特有のバシッとしたスマッシュになります。微妙に回転が掛かってしまいナックルになりにくく相手の取り辛いボールは出しにくいですが、スピードがあるのでコースの突き方しだいでノータッチで抜けます。やはり表ソフトの特徴であるフラット打ちの良さは変わっていませんでした。


《ブロック》

当てるだけでちょうど良いボールが出ます。プッシュ気味に押すとナックル+スピードの嫌なカウンターブロックになりますが、オーバーミスしてしまうことが多いので使うにはある程度の技術が必要です。元々回転の掛かりが良いのでサイドスピンブロックはスッと横に抜けていく感じで非常に好感触でした。しかし、カット性ブロックはほとんどバックスピンが掛からず粒高の落としブロックのようなブロックになってしまいました。

このためカットには向かないラバーだと思います。 


《台上技術》

ツッツキは自分から切ろうせず、ナックルを押し込むようにすると相手の取り辛いボールが出ました。ストップはラバーの厚さが中であるためかポーンと飛んでいかず短く止まりました。また、ラバーが滑りにくく回転の影響も受けにくいので流しのレシーブもかなりやり易かったです。全体的に台上に強いラバーだと思います。


《サーブ》

粒の配列が縦目ということもあり、やはりサーブは難しいです。ここはSAの方が勝っているでしょう。なのでナックルサーブを主体とした組み立てにすると良いと思います。


◆まとめ

一言で言うと「スポンジを柔らかくして回転性能を上げたEV」です。SAとEVの中間性能というよりEVよりのラバーです。またスポンジの柔らかさ、滑りにくさにより台上に非常に強いラバーになっています。台上を大事にするシェークバック表の方にはおすすめできますし、軽量なラバーなので中ペンの裏面に軽めのラバーを貼りたい方にもおすすめできます。しかし、フォア面で使うには難しいのでシェークフォア表の方やペン表の方にはおすすめできません。合わせるラケットとしてはカーボン系の硬めの特殊素材ラケットが良いとでしょう。ガンガン打っていくタイプにはアウター、安定感を求めるならインナーが良いと思います。台上が強いラバーなので細かい技術を大切にする方や台上が苦手な方に使ってもらいたい一枚です。