エボリューションMX-P


















投稿者:WMパパ


エボリューションMX-P 赤 2.1弌.譽咼紂
 
使用ラケット:水谷隼(特殊素材)・テンプテックOFF(5枚合板)

パッケージ込み重量115g→カット前重量76g→カット後重量51g

第一印象 
パッケージから取り出し手に取ったところずっしりとした重量感がります。シートはかなり引っ掛かりが良く、粒は小さ目で高く密度はかなり高くなっています。スポンジは色も気泡の感じもかなりスプリングスポンジに似ています。硬度はスポンジ・シート共にかなり硬めです。印象としてはかなりのグリップ力・回転力に期待度大です。
攻撃技術 総合評価・・・7

ドライブ・・・8
ボールを持つ感覚が非常に強くテナジー05以上に球離れが遅く感じます。擦り気味のドライブはシートのグリップ力が非常に高く特に下回転を持ち上げるループドライブは粘着系とは若干異なった打感ですが、強烈な回転量のドライブが打てます。通常ならループで一球持ち上げてから、連続の攻撃になる展開が多いと思いますが、打った感覚以上の回転量が出るため、相手のブロックオーバーミスが頻繁に出ていました。また、ボールを持っている時間が長い為コントロール性も良く浅く深く・高く低くなどの打ち分けも容易でバウンド後の伸びが跳ねるように感じました。食い込ませたドライブは、直線的ですが、弧線を作り出し安定性の高さを感じましたが、五枚合板だとスピードについては若干物足りなさを感じました。特殊素材ではスピードは十分ですがオーバーミスが目立ちます。中・後陣に下がった場合についてですが、ボールに回転掛け押し込み気味に運びだすと、飛距離も十分に出せバウンド後の伸びも強く押し出していました。また、カーブドライブの曲り幅が非常に大きく予測した地点より更に離れていくように飛んで行っていました。感触的にはVEGA JAPANを更に回転性能を高くしたようなラバーでした。私個人の感覚では5枚合板のラケットが安定感も強く回転量も豊富な為MX-Pにはマッチするように思えました。

スマッシュ・・・6
角度打ちでのスマッシュなどは勝手にドライブ回転が掛かり弧線を作るため、安定度は高いのですがスピード感がありません。また、ドライブ回転が出るためナックル気味の癖球が出ないため、決定率も低くなってしまっています。効果的なスマッシュはロビング打ちですが、ボールを擦り気味にトップスピンやサイドスピンを掛けスマッシュを打つとバウンド後に変則的にボールが伸びたり曲がったりが大きく決定打になりました。

カウンター・・・8
回転の影響は受けますが、相手の回転を利用しカウンタードライブを放つと驚異的なボールの伸びで相手コートに突き刺さっていきます。また、多少ミートが厚くなってもほんの少しラケット面を前面に倒せばカウンタードライブになり、多少のミスならグリップ力がカバーしてくれカウンタードライブになります。カウンターのスマッシュについてもドライブ回転になり、スマッシュ同様にスピードの物足りなさはありますが、安定して入ります。

守備技術 総合評価・・・8

ブロック・・・9
シート・スポンジ共に硬めな為、強打にも押し負けることなく安定度は高いです。5Qなどを代表とするドイツ系テンションに多くある当てただけで飛び出すようなボールではなく、自分のミートに対し素直な返球ができるため、タッチを弱めれば止まるボールが打て、押し出せば強烈なスピードは出ませんが弾き飛ばすボールが打て自在性に優れています。サイドスピンを入れたブロックが特に良く相手のコートに入ってから大きく鋭く曲がり、ポイントにつながりました。バックのプッシュで早いボールを送り出したいプレイヤーには不向きですが、回転やタッチでのバック系技術を豊富に取り入れているプレイヤーには大きな武器になると思います。

ツッツキ・・・7
押し出し気味に強くミートして切っても、ボールの下を切りに行っても浮くことがなくオーバーもしません。回転の影響を受けやすい為、強い下回転を出されるとネットミスが出てしまうので、ボールタッチは多少シビアになります。回転力は申し分なくシートの強いグリップ力でテナジーや狂豹NEOほどではありませんが、ツッツキでもポイントが取れるくらい切れました。コントロールについては、相手の回転に左右されますが、長短を思い通りコントロールが可能です。

ロビング・フィッシュ・・・8
回転を掛ける凌ぎ系技術はバウンド後の伸び・曲りが大きい為、反転攻撃につながりやすいです。当てただけではスピードが出にくい為防戦一方になってしまいます。距離はぶっ飛びでもなく飛ばないわけでもないため安定性は高いです。

サービス・レシーブ 総合評価・・・7

サービス・・・8
思い切り、切りに行っても弾きださないため、ハーフロングのブツ切れサービスが楽に出せます。ロングサービスについても単純なドライブ回転のロングサービスはやはりスピード不足を感じますが、サイドスピンを入れたロングはサイドを切り込むように鋭く曲がり入るため効果的です。サービスについては1球目攻撃が可能です。

レシーブ・・・6
チキータやフリックなど自分から回転やスピードを出していく技術のレシーブは◎です。特にチキータはバウンド後大きく弾むように曲り4球目のコースを限定させることが出来るためお奨めです。しかし、シートのグリップ力が強い為、回転の影響を強く受けるためボールタッチが必要となる技術はタッチ能力が必要とされます。タッチ能力の低いプレイヤーは自分から相手の回転をパワーやテクニックで返していく必要があるでしょう。

総合評価・・・7.5
最近の流行なのでしょうか、今回試したMX-PやVEGA JAPANなどスイング・ミートの方法により回転やスピードを自分の力加減や技量で操作できるようになっていて感覚としては超高性能高弾性ラバーのような感じです。MX-PですがTOTAL評価としては回転力◎・スピード○・コントロール性○といった感じです。また、フォア・バック両方で、使用するラケットの特徴により、前陣・後陣のいずれでも性能を発揮できるオールラウンドラバーだと思います。おすすめのプレイヤーとしてはラケット重量をあまり気にしないパワーのあるプレイヤーで攻守の切り替えやメリハリをつけらる中上級者の方。残念ながら重量が重い為、女性やジュニアの方にはお奨めしません。ラケットとの相性としては、特殊素材系では不足しているスピードを補いつつ回転力を保ち・木材5枚ではMX-Pの特徴である回転力・安定感を引き出せるため、プレースタイルこそ異なりますがいずれも性能を引き出してくれます。前中陣でプレーする方なら5枚合板・中後陣でプレーするなら特殊素材が良いと思います。

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