グリップS










投稿者:WMパパ


GRIP-S ヨーロッパ ソフト 黒 MAX レビュー
 
使用ラケット:インナーフォースZLF(特殊素材)・アデリー(7枚合板)

パッケージ込み重量82g→カット前重量65g→カット後重量50g

第一印象 
シートは、通常のGRIP-Sと同様な感じで、微粘着でやや厚ぼったい感のあるシートに低めの粒です。スポンジについても、通常のGRIP-Sと同じような外観ですが、指押しすると、スポンジの食い込みが良く、通常品より扱いやすそうな感じがし、期待できます。
攻撃技術 総合評価・・・9

ドライブ・・・9
軽打したところ、ラケットとの相性もあるとは思いますが、フォア打ちをして段階で、シートにボールが引っ掛かり、スポンジにも食い込み、勝手に前進回転となり上にボールが行ってしまいました。また、音についても変わらず、バチバチといった音を出しています。ドライブですが、食い込ませたドライブは速いボールが相手コートライン際で沈み、ミートの仕方やスイングスピードによって、バウンド後、強烈に伸びたり、時にはナックル気味のボールが出たりと、ブロックをして頂いているパートナーがとても取りにくいと言っていました。また、シートで擦るドライブもソフトテンションとは異なり、下回転に対しても強く回転量が豊富で、弾道やボールの落とす場所などのコントロール性も高く、非常に扱いやすく豊富な球種のボールが打て、ここまでは10点満点中10点の評価だと感じました。しかし、中・後陣に下がり引き合いをすると、ボールのスピードが途中失速してしまい、反撃をされてしまいました。中・後陣に下がった時は、カーブロングなどの曲り幅が大きい為、有効に感じます。

スマッシュ・・・8
スポンジがGRIP-Sより柔らかい為、軽打でもスピードが出ます。特に良かった技術としては、角度打ちが一度シートでボールを持ってから弾き、ドライブ同様にライン際で沈み込み、非常に安定度も高く、しかも、ナックル気味の取りにくいボールが入っていました。ロビング打ちなどは、若干、失速しましたが、やや擦り気味に打つと失速することが少なく、曲がったり、伸びたり、沈んだりと良いボールを打つことが出来ました。

カウンター・・・8
テナジー05などに比べると思ったより、回転の影響を受けず、シートに張り付き、スポンジに食い込み強烈なスピードと回転量のカウンタードライブが打てました。また、カウンタースマッシュについても、通常のスポンジに比べソフトなため、軽打に近い打ち方でもスピードが出ます。しかし、ボールが直線的に飛び出すため、カウンタースマッシュについては、オーバーミスやネットミスが出やすいです。スマッシュの際は、多少打球点を高めにとる必要があります。

守備技術 総合評価・・・8

ブロック・・・8
カウンター同様に思ったより回転の影響を受けず、球離れも早い為、直線的なボールが安定して入りました。しかし、スピードについては5Qのような強烈なカウンターボールにはなりません。自分のミートの加減により弾いたり、止めたり、サイドスピンを掛けたりと操作性は良いと感じます。

ツッツキ・・・9
ソフトスポンジでも浮くことがなく、狂豹やテナジー05などと同等の回転量の鋭いツッツキが打て、高い打球点から押し込んだツッツキをドライブで持ち上げるのはかなり困難だと思います。また、多少のサイドスピンなら強引にツッツキで返球できました。たぶん中学生の地区大会レベルなら、ツッツキだけ練習すれば、十分に試合を有利に進めさせ勝利につながるように思える切れ味です。

ロビング・フィッシュ・・・6
やはり、後ろに下がるとボールに強さがない為、防戦一方になりがちです。サイドスピンやトップスピンを入れ、回転を掛けていく必要性があります。参考までにですが、私の下手なカット技術でお恥ずかしいのですが、カットがやりやすく、切ったり・ナックルにしたり、曲げたりが良く入りました。

サービス・レシーブ 総合評価・・・8

サービス・・・9
回転量は狂豹などと同様で十分な回転量です。しかし、ソフトなスポンジの為か多少ハーフロングやショートサービスが長くなってしまいました。ロングサービスは逆に通常のGRIP-Sと比較するとスピード出るようになりました。若干のコントロール難がありますが、回転量・スピードと及第点で、サービスでの得点や、アドバンテージを取ってからの3球目攻撃など試合を進めていく中で、かなり先手を取っていけると感じました。

レシーブ・・・7
相手の回転にぶつかってしまうと回転の影響を受けますが、ストップは短く切れ・チキータは曲り幅が大きく有効です。弾くフリックやプッシュ系の弾く系の技術はスピードがやや不足に感じます。試合を有効に進めるのであれば、回転性能を活かした技術からの攻撃がお奨めです。

総合評価・・・9
GRIP-Sの良い所を残しつつ扱いやすさをアップさせたラバーになり、通常品より多くのユーザーが使用できるようになったのではないかと感じました。スポンジ硬度については好みが分かれるところだと思いますが、ソフトと記入されていますが、個人的には柔らかいとは感じず、程よい固さで、バック・フォア両方で高いレベルでのプレーを可能にしてくれるように思えました。重量については、最近の回転系のラバーでは標準くらいの重量になると思いますが、やはり重めに感じますので、レディースやジュニアには向かず、お奨めのプレイヤーとしては、中級以上の男性ではないかと思います。また、通常のGRIP-Sよりはスイングスピードがなくても性能を活かせると思います。ラケットとの相性としては、薄めでしなりの出るラケットなら特殊素材でも、7枚でもラバーの性能を引き出すことが出来ると思います。(まだ、検証していませんが次回は5枚合板で試してみます)