388C-1












投稿者:ぐらたす


388C-1(1.5mm) [DAWEI]

■使用環境・自己紹介
卓球歴:23年
戦型:右シェークオールラウンド型
戦績(特になし)
前陣カウンターの精度を高めたい40代後半
タイプ:裏裏両ハンドドライブ型
F面:省Break-Pro
B面:MAZE-PRO H52

本レビュー使用ラケット:ティモボルW7

■はじめに
変化表・・半粒・・変化少ない・・中途半端・・勝ちにくい・・・。
私が「変化表」に対して勝手に思い込んでいるイメージ。
私が理想とする「変化表」を表現してみると
1.フラット強打では、スピードで打ちぬける威力
2.ブロックでは、しっかり止まる。
3.ナックルボールに対して、単調にならない。
もともと粒高ユーザーの私が、粒高への不満を、変化表に期待するとこうなる。
残念ながら、この理想を叶えてくれたラバーはこれまでない。
これまでのランキングNo.1は「C7」(粒高ですが・・・。)
388C-1は、果たして・・・。

■ざっくり表現してしまうと
「前陣ブロックで相手を翻弄することができるバック専用ラバー」
「チャンスボールには、コンパクトスマッシュからの連打が可能」
「単調にならないように、フェイク技術は必須」

■ラバー重量
パッケージ込み:67g 
カット前:41g 、カット後:37g
(テイモボルW7 :ブレードサイズ:157mm×150mm)
粒は明らかに硬い。過去、こんなに硬い表ソフトを使ったことはない。
横目である。硬い変化表で・・・。横目・・・。これまでの常識は通用しない仕様か。
612と比較すると粒が若干小さく、粒間隔は狭い。硬さがまったく違う。硬い。粒が寝ない。
(品質は・・・。よくある中国製表ソフト(悪くはない。) 

■守備的技術
×ツッツキ 
◎レシーブ
ツッツキは、くい込まない。持たない。球離れが速い。速すぎる。
慣れないと直線的に上に飛ぶ。
慣れるまで大変である。ラケット面をかなりたてて、相手コートに切るように。軌道を直線的にする感覚を掴むと、安定してくる。切れる感じがつかめてくると、そこそこ切れる・・・。、が、このラバーはツッツキをするラバーではない。レシーブからコンパクトに攻めるラバーである。
ラケットを立て気味に使い、意識的にラケットの右側で打球して、右にも左にも打ち分ける。(逆をつくように)ラケットの左側でも、同様に左右に打ち分ける。これだけで、対戦相手をかなり翻弄できる。球離れが抜群に速いだけで、こんなに効果があるとは・・・。相手にコースが読まれにくい。次で決めるイメージが創り易く戦術的にチャンスメイクしやすい。
ただ、普通の、裏ソフトとは打ち方がまったく違う。左右への振り具合や長短の感覚なんかも違うし、粒高とも違うので、慣れるまでは時間はかかる。
「スピードで左右に振るイメージ」で、変化も「ナックル系」「失速系」と不規則。
性能は面白い。バック使用で、先手を取り易い感じだ。
攻撃的な左右への払いがやりやすいので、たまにチョイ切れのツッツキやストップなんかすると、効く感じ。レシーブは多彩だ。

◎ブロック
粒高のように柔らかく球威を吸収してくれるラバーではない。
反転能力も期待できるラバーではない。なぜなら、硬いから。
ラバーではなく、繊維状のもので打球しているような感覚。
球威を殺したり、逃がしたりする技術は必要なラバーである。
硬いが、表ソフトとしては、ブロックしやすい部類だと思う。ボールの当てる場所で球質を変える感じで使いこなせれば、悪くない。ナックルの強弱変化は大きな武器だ。
相手にとって、体感スピードが速く感じさせる球質で、相手に余裕を与えないようなブロックになる。テンポの速い卓球が得意な方々には、お奨めできる。
初心者が使ってすぐ効果がでるようなものではない。強打に対して、しっかり返球できるレベルでないと無理。初心者にありがちな媚薬的効果を期待する方にとっては、期待外れに終わるラバーである。(勝利への近道的ラバーでは絶対ない。)
粒高経験の長い前陣型ならブロック主戦でいけそうな感じ。左右に振って、最後は強打で決めるような卓球を目指す方に合いそうである。

■攻撃的技術
◎強打(快速連打・スマッシュ)
強打に関しては、表ソフトらしいスピード攻撃ができる。変化表ではない感じで打てます・・・。が、打球点を下げないことが、条件になります。
硬いので、頂点を過ぎたボールは打てない感じ。
前陣の快速連打で得点を上げたい。まあ、オールラウンド向きではないと思います。
使う側に、素質が必要です。前陣限定ならフォア面でもいける。かなり。
◎カウンター
  強打だと安定しませんが、コンパクトに弾く打ち方だと安定したカウンターになります。強ドライブに対しても、ラケット上側で小さく弾くだけで威力はあります。
  圧倒的な球威ではなく、スピード優先のタイミングの速いカウンターがgoodです。
  バックのカウンターから、フォア強打に繋げる感じで。 

×ドライブ
無理です。打球点を下げたら、上がりません。
フラットぎみに擦るような打ち方はできますが、ドライブにはなりませんね。
 
■その他
○サービス
普通の打ち方では切れません。ナックルしか出せません。
ただ、ロングナックルは、スピードがあり「相手が打球する直前でナックル」になり、得点になりやすいと思います。
(参考)
今はほとんど使っている選手を見ませんが・・・。
その昔(大昔)、表ソフトラバーの端っこの、粒の角(カド)を真横にぶつけてサーブを出す方がおりました。
その方曰く、「裏ソフトより切れるぜえ〜」なんて言ってました。
当時、私も伝授して頂きました。
抜群に硬い388C-1。鋭くぶつけるように出したところ、切れます。(難易度:高ですが)
曲者の表ソフト年配じいちゃんが近くにいたら、一度話してみてはいかがでしょうか。
昔は流行っていたと聞きましたので・・・。新たな発見があるかも・・・。

×カット
無駄です。
打球点に関係なく。切れない。変化しない。安定しない。
カットには向きません。

■388C-1をバック面で使った戦術
・レシーブからフェイクを使って、ナックルで払うイメージ。常に左右を意識して。
・コースをついたブロック後は、必ず攻撃に転じる意識で、揺さぶり&スピードで相手の気持ちを折るような戦術。
・ストップとコース(前後)で相手を崩す意識
・常に相手の逆をつく。浮いたらコンパクトに快速連打。連打。一度引いたら、すぐまた連打。

■まとめ
変化表というジャンルとしては今までにない、硬くて・変化の少ないラバーですので、攻撃意識の高い選手以外はたぶん使いこなせないラバーだと思います。
前陣で攻守するプレースタイルで、速い打球点の快速連打・ナックル変化で相手を翻弄・ボールの威力ではなく、変化とスピードで勝負するタイプの方が使うべきラバーだと思います。
今回、硬めの7枚合板ラケットの使用でしたが、相性は良い感じでした。王道04にも貼ってみましたが、弾み過ぎる感があり、ラケットは特殊素材よりも合板が良いかも。

さて、私の変化攻撃部門過去ランキングNo.1の「C7」と比較すると
 △スマッシュの威力   C7(10) > 388c-1(7)
 ◎快速連打       C7(10) < 388C-1(13)
 ◎左右の揺さぶり    C710)  < 388C-1(13)
 ◎フリックスピード   C710)  < 388C-1(12)
 △ナックル変化     C710)  > 388C-1(9)
 ×落としブロック効果   C7(10) > 388C-1(7)
 △ブロック扱い易さ   C710)  > 388C-1(8)
 △守備全般の扱い易さ   C7(10) > 388C-1(8)
 ◎ナックルに対して(単調になりにくさ)
             C710) < 388C-1(12)

【総合評価】 
・使いこなしたら388C-1が上 
・とりあえず勝ちやすいのはC7

今現在、使用している選手が少ないとのことでWRMが奨めているラバーではありますが、使用できるユーザーが限定されるかもしれません。
ただ、「徹底した変化攻撃」を目指すなら可能性は十分秘めていると感じました。
長年B面表ソフトで生きてきた方が、
「積極的・攻撃的イメチェン」+「チョイ変化プラス」を本気で求めるなら・・・。
フェイク技術をしっかり付加出来れば、卓球人生が変わるかもしれないラバーです。