ラザントパワーグリップ



















投稿者:どっくま


ラザントパワーグリップ
<モニター紹介>
卓球歴…総計約9年程
ブロックやカウンターを持ち味とするドライブ主戦型。
今回は主にフォア面で使用。

使用ラケット
リピンキテックス(インナー仕様テクサリウム)
メイス(アウターALC)
キネティックスプリームOFF+、バイオリン(5枚合板)
バック面は全て1Qを使用。

普段は基本的に特殊素材が入っていないのラケットが主ラケです。


<はじめに>
春に発売した商品。WRMで売り出した頃にすぐ購入したのですが使うタイミングがなく最近やっと使用開始。
今までのandro商品は「パワースポンジ」のようにパワーが付いたら柔らかいラバーだったのに今回はパワーグリップの方が硬いというややこしいことになってます。
カット後の重量は家庭用はかりで約52gとかなり重いです。カット用ラケットみたいにブレードが大きいラケットに貼ったらとんでもない重量になりそうですね。
硬度は50度ということでかなり硬く感じます。近年割りと「硬めのシート+柔らかいスポンジ」という組み合わせが目立っていたように感じましたがラザントパワーグリップ(以下RPGと略)はスポンジも割りと硬めになっているようで、前作のラザントターボは硬度の割にぐにゃぐにゃと感じましたがRPGはそのような感覚はありません。
品質は相変わらず非常によく、かなり引っ掛かりがいいシートで弾みはそこそこ強いですがぶっ飛びという程ではありません。スポンジは勿論今回もかなり気泡が荒いタイプ。
ターボのぐにゃっとした打球感からノーマルラザントの硬めの打球感にやや戻った印象。


<攻撃全般>
ドライブ...
ターボよりは若干弾みは控えめのようです。打球感はややハードで、ターボや1Qなどのラバーとは一線を介したものと感じました。
中途半端なスイングでは球に回転がかからず、ドライブの基礎が固まっていない人にとっては回転のかからないラバーとなってしまうと思います。
ターボは振れば割りとオートマチックに回転がかかり食い込ますにしても擦るにしてもいい球を打てる感触だったのに対し、RPGはそのハードさ故か粘着ラバーのように圧倒的に擦るように打つことが必要なラバーのようです。
しっかりと打てば対下回転に対しても強く、孤線も高めで(速度はびっくりする程速く打てる訳ではありませんが)安定した回転量の多い球が打てます。カーブドライブもよく曲がり打ち合いではかなり主導権を握れそうです。


スマッシュ...
硬さを生かし非常に打ちやすいと思います。しっかりと弾き出せている印象が強いです。


台上全般...
フリックは思ったほど持ち上がりませんでした。相手の回転の影響をけっこう受けるようで何でもかんでも払いにいけるようではないようです。
ただこのラバーは回転がオートマチックではない分自分でしっかりと回転を掛けられるので角度を合わせもっていくというより擦って持ち上げることで安定するようです。その分やや筋力が求められるか。
また弾み過ぎずツッツキやストップも自分で回転をかけていくタイプの人にはやりやすい(=相手の回転を利用し角度を合わせて打つ人にはやや向かないか)と思いました。


サービス...
回転量はドイツ系テンションラバーの中でも上位だと思います。最近発売されるラバーは1Qにしろターゲットにしろよく切れるラバーが多いので甲乙つけがたいというのはありますがこれらに負けているという風には感じられません。
ラバーが硬い分回転量とは別にドイツのズース選手のようにスピードロングサービスをよく使う人にとってもかなり魅力的だと思います。


<守備全般>
ブロック...
ブロックは特に優れているとは感じませんでした。回転の影響が大きく相手のドライブに当てるだけではオーバーが多くループドライブなどの対応にはやや気を配る必要がありそうです。
硬さのおかげで球に押されるということはあまりないのは非常にいいと思いますが少し扱いに注意が必要かと思います。 


カウンター...
これに関しても突出した点はあまり感じられませんでした。
ただ来た球を振り抜くだけではオーバーだったりネットに直撃などがあり、ブロック同様相手の球質によって気を配る必要がありそうです。
カウンターが入った時は非常に鋭く入るのですが、相手が打ち合い主体ならいいのですが、ループドライブ等回転量の変化などで押してくるタイプの人であるならややカウンターは苦戦しそうです。



<まとめ>
自分からバンバン攻めにいくタイプの人には申し分ないラバーだと思います。下手に小細工をせず純粋にしっかりと振り抜けばかなり質のいいドライブが打て、中陣での打ち合いでもかなりの強さを求めることが出来るものであると同時に台上技術も跳ね過ぎず安定します。 
ただ私のようなブロックやカウンターを多用するやや攻めに消極的な戦型にとっては若干扱いづらさを感じてしまいます。
このラバーは簡潔に言うと中国ラバーみたいに擦る打ち方が主体で、自分から積極的に攻めていくガンガンのドライブ主戦型にとっては非常に大きな力となるラバーのようです。万人が使いやすさを感じるわけではなく、私のようなブロックやカウンター主体のタイプには使えないとまでは言わないですが率先して使用する程ではないように思いました。
ラバー自体の総合ポテンシャルは高いようですが十分に使えるかどうかは戦型で区分されるように感じました。
ラケットとの相性に関しては硬いアウター素材のラケットよりインナー仕様のラケットに貼った方がかなり扱いやすさが増すよう感じました。
ただはじめに述べたように重量がかなり気になります。私はTARGET ULTIM50からRPGに貼り変えたのですがそれでラケットの重さが4g程度変わりました。今まで使ったラバーの中でも1番重いとも言えるほどのものですので重量が気になる方、重いラケットは辛いという方はバック面のラバーやラケット自体の重量にも気をつけてください。


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