エボリューションMX-P


















投稿者:book


エボリューションMX-P(TIBHAR) レビュー
使用ラケット:インナーフォースZLC-FL
使用ラバー:(フォア) エボリューションMX-P 2.1mm、(バック)ファスタークC-1 厚
卓球歴:12年、右利き、全日本学生、全日本社会人出場程度

○今回のテーマ
「テナジー05との比較」
「対表ソフト、湿気の多い日での感触」

○第一印象〜試打
※主にフォア面でのテナジー05との比較を行っていきます。
・シート、スポンジの硬さ
硬い エボリューションMX-P > テナジー05 柔らかい
・スポンジの気泡の粗さ
粗い エボリューションMX-P > テナジー05 細かい

第一印象はこんな感じです。ラバーの重さは計っていませんが、この後試打してみたところエボリューションMX-Pの方が明らかに重かったです。また、エボリューションシリーズはどれもそうなのでしょうか。スポンジ表面に接着剤のようなものが塗られてあり、光沢があります。それ自身に接着効果があるのかは確認していません。ですのでラバーとラケット両方にファインジップを塗りました。エボリューションMX-Pは気泡が粗いため、接着層を剥がすのが大変でした。
 次に試打です。全体的にテナジー05より硬くて重いため、ミート打ちの段階ではエボリューションMX-Pの方が良く飛びますテナジー05はボールに当てただけで勝手に回転がかかる感覚がありますが、エボリューションMX-Pも少しその感覚があります。他のドイツ製ラバーと比べてかなりテナジー寄りのラバーなのだと感じました。
・ラバー重量
重い エボリューションMX-P > テナジー05 軽い
・ミート打ちの弾み
弾む エボリューションMX-P > テナジー05 弾まない

○攻撃系技術全般
次にドライブをしてみました。
・擦ったドライブの回転量
多い テナジー05 > エボリューションMX-P 少ない
・食い込ませたドライブの回転量
多い エボリューションMX-P ≧ テナジー05 少ない

擦ったドライブの回転量はテナジー05の方が多かったですが食い込ませてドライブするとエボリューションMX-Pの方が良い感触で、かなり回転もかかりました。相手コートについてからの球の伸びも良かったです。しかし、テナジー05よりは球持ちが悪いため、ドライブの安定感はテナジー05の方があります。
 次に表ソフトのブロックに対して何本もドライブを打ってみました。レビュー動画の中でxiaさんは「表ソフトは全然苦じゃない」と言っていましたが、まさにその通りでした。ナックル性のボールに対して、テナジー05の時よりミスが減りました。これはテナジー05より回転の影響を受けなくなったのと、テナジー05より弾みがUPしたことがうまく組み合わさったからだと思います。これは対表ソフトだけでなく、湿気が多い日にも同じことが言えます。湿気の多い日はナックル性のボールが多くなりますが、苦にならなかったです。
スマッシュは文句なしでエボリューションMX-Pの方がやりやすく、速い球が出ました。これはエボリューションMX-Pの方が球離れが速いからだと思います。
・球離れ
早い エボリューションMX-P > テナジー05 遅い

以上、攻撃系技術について述べましたが、テナジー05より硬くて重くなった分、ある程度のスイングスピードが必要です。ドライブを多用する女性や、力の無い方にはあまりお勧めできません。 

○守備系技術全般
・ブロック・カウンターのやりやすさ
やりやすい エボリューションMX-P > テナジー05 やりにくい

これは球離れと関係してくるかと思います。テナジー05だとどうしても回転の影響を受けやすくなるため、ブロックがやりにくいですが、エボリューションMX-Pは非常にブロックがやりやすかったです。また、カウンターについても同様です。球離れが速い分、軽くこするだけで入ります。
・ブロック・カウンターのやりやすさ
やりやすい エボリューションMX-P > テナジー05 やりにくい
・つっつき、ストップの回転量
多い テナジー05 > エボリューションMX-P 少ない
やはり「回転量」ではテナジー05には劣るため、ブツ切れのつっつきやストップはあまり向いていませんが、回転の影響を受けにくいエボリューションMX-Pはストップがやりやすかったです。レシーブもエボリューションMX-Pの方がやりやすいです。バックでブロック用として使用するのなら、女性の方にもおススメできます。

○メリット、デメリット
メリットは、ドイツラバーの中では湿気や対表ソフトに強いということと、テナジー05に比べて守備系技術がやりやすくなったということです。テナジー05より全体的に扱いやすくなったと言えるでしょう。
デメリットは、テナジー05に比べて回転量が落ちることと、重量があるということです。そこまでデメリットはありません。強いて言うなら、ラバー表面に書いてある「スピード、スピン、パワー」という文字が気に食わないくらいです(笑)

○総評、こんな人におススメ
「球離れが早くなったテナジー05」という表現が一番だと思います。
打って良し、守って良し。ヨーロッパ系のラバーの中ではかなり高性能な部類です。
フォア面で使用するなら中・上級者、バック面でなら初心者や女性の方にもおススメできます。今回は使用してまだ2週間程度なので、「ラバーの寿命」に関しては検証できませんでした。