スペクトル

















投稿者:ズッキー



スペクトル【TSP】レビュー
<自己紹介>
卓球歴3年
前陣速攻型
主な戦績
地区大会3位
使用用具
ラケット:SK7-FL
 フォア:スペクトル(厚)
 バック:ボンバード極薄
 
<はじめに>
表ソフトの代名詞と呼ばれる超ロングセラーラバーであるスペクトル。
しかし近年ではテンション系裏ソフトラバーが主流になり表ソフト使用者が減少傾向にあります。
裏ソフトでテンションラバーが主流になるにつれ、表ソフトでもほとんどがテンションラバーになっています。
テンション系表ソフトが開発されていき、高弾性表ソフトであるスペクトルも今ではあまり使用されなくなりました。
ネットのレビューをみても、本格的なレビューが少なく、スペクトルがどんなラバーか伝わりずらくなってきています。
そこで、スペクトルをもっと詳しく知ってもらうべく、このレビューを書くに至りました。
主にシェークのフォアでのレビューとなります

<軽打>
打ってみるとテンションラバーのような金属音でなく、パコパコと木で打っているような音がします。
打つ感覚が手に伝わりやすいので、イメージ通りの打球になり、コントロールもしやすいです。

<角度打ち・ミート打ち>
打ちやすいです。やはり表ソフト+七枚合板の組み合わせは弾きやすいですね。
コントロールしやすくスピードも出るので三球目もやりやすいです。
特に対下回転ではミスする気配がありません。
球離れがはやいのでナックルになり相手のブロックを落とすこともありました。
横回転を角度打ちすると若干横回転が残っているので揺れるような変化が出ました。
はじめのうちは角度調節がシビアですが慣れたら楽ですので頑張ってください。

<スマッシュ>
角度打ち同様打ちやすいです。
弾道は直線的で弧を描きませんが安定しないわけではありません。
表ソフトの弾きやすさが生かされて爽快なスマッシュが繰り出せます。
ジャストミートするとノータッチで抜けます。
直線的な弾道とナックル気味の球質は慣れてない相手にはかなり効きました。
また打つ時にラケットを左へスライドさせるとシュート系のスマッシュが打てます。
これらのスマッシュの打ち分けも効果的ですね。

<ドライブ>
落ちます。
当然ですがドライブはやりずらいです。
表ソフトはボールとの接触面積が少ないので回転もかかりずらいです。
スリップしてうまく引っかからないのでドライブは難しいですね。 

<ブロック>
ブロック時はあまり弾まないのであてるだけだと短く収まります。
ですがたまにネットを越えない時があったので注意が必要です。
ループドライブなどゆっくりと回転のかかった打球はスポンジに食い込まないため回転の影響を受けやすいと感じました。
当てるだけではなく、少しスイングしてスポンジに食い込ませると安定して返せました。
スマッシュなどのフラット系打法をブロックするとネットを超えなかったり
オーバーしたり安定しません。
ですがぶつけ気味にナックルブロックをするとコントロールできました。

<カット>
回転はかかるのですが相手にとってちょうどいい打ちごろのボールになってしまいます。
あと球威に押されやすく、ナックルも出にくいのでカットマンの方にはオススメできません。

<カウンター>
カウンターは相手の球質に合わせて打ち方を変えないといけません。
スピードドライブやスマッシュなど球威のある打球はボールの威力を利用しつつコンパクトに振ると
鋭くはやい球が出ます。
ループドライブに対してはバックスイングを取ってバウンドの直後にスイングすると回転に負けずに打てます。

<サービス>
最初は切れません。
ですがコツをつかむと切れます。裏ソフトに劣らないくらいの回転量はあります。
下回転サービスはネットミスを誘えます。ナックルサービスも混ぜると効果的です。
横回転サービスはスピードがはやく、伸びるような変化がありました。
ジャイロ回転も出しやすく、裏ソフトとはまた違う《変化》がありました。
裏ソフトのジャイロとスペクトルのジャイロで相手を翻弄させましょう!
ナックルロングサービスはかなりの高確率でネットミスを誘えます。返ってきても甘いので3球目も打ちやすいです。
ですが相手に慣れられるとこのようにいかなくなるので出しすぎないようにするといいでしょう。

<レシーブ>
当てるだけのレシーブは裏ソフトほどではないですが回転の影響を受けやすく感じました。
球離れの速さを生かして弾く系のレシーブや、回転の影響をあまり受けないので回転の軸を外したレシーブなどの
小技がやりやすく安定しました。 

<フリック>
速いです。その一言に尽きます。
台上でのレシーブではフリックで先手がとれます。
ツッツキやストップレシーブに対しても効果的です。
【短めのサービス→相手のレシーブ→フリック】
という3球目パターンでかなりポイントが稼げました!
サービスをバックハンドサービスにすると戻りがはやく、次に備えやすいです。

<ツッツキ>
球離れがはやく、ボールとの接触面積が少ないので回転はあまりかかりません。
ですがそれを補うほどの能力があります。
それは『スピードと球質』です。
球離れがはやいので球質がナックルになりやすく、相手の回転に影響されません。
しかもツッツキにスピードがあります。
相手のツッツキのバウンド直後をライジングで素早くツッツキをすると、
ナックル性の速い直線的なツッツキを繰り出せます。
これを2.3回繰り返すと相手のネットミスを誘えます。
またナックル性のツッツキに回転をかけようとラケットを開いているので浮きあがったボールを強打することも可能です。

<おすすめの選手>
・裏ソフトから表ソフトに変えようとしている方
・表ソフト初心者の方
・ペン表の方
・現在表ソフトを使っている方
・他の選手とは違うプレーをしたい方
・テンション系表ソフトでは弾みが強すぎる、扱いが難しい、という方 など

<まとめ>
とても扱いやすく、自在性がかなり高いラバーです。
テンション系ラバーのように勝手に回転がかからないのでナックルも出しやすいです。
基本的にはどんな技術もこなせますが、回転をかけることが難しいです。
慣れたら回転をそれなりにかけることは可能ですが、慣れるまでがとても大変です。
ドライブでは、自分の技術ではかけることができませんでしたが、出来なくもないようです。
それとあたりまえですが、下がったら不利になります。
これはスペクトル含む高弾性ラバーの弱点で、下がったら相手に届くころにはスピードが落ちて相手がとりやすくなってしまいます。
下がっても威力を出したい人はテンション系表ソフトを使ったほうがいいです。
台上では先手を取りやすく、打ち合いでは表ソフトならではの球で勝負ですね。
裏ソフトラバー、ドライブマンが流行ってる今だからこそ、使用者が少ない表ソフトでのプレーがよく効きます。
ほとんど裏ソフトで表ソフト使用者が少ない現代だからこそ、自分で新しいプレーを切り開いて唯一無二の戦型をめざしましょう!