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投稿者:ぐらたす


Grass D.TecS(0.9mm)[TIBHAR]

1.ざくっとレビュー
・じゃじゃ馬感が少し抑制されて扱いやすさはちょっとアップ
・揺れる変化・反転能力は変わらずにMAX級
1.2mmスポンジより弾みは控えめ。でも他粒高スポンジよりはかなり弾む
ゆれる変化・反転能力は1.2mmと同等で、弾みが若干抑えられた感じ。
その昔、弾み過ぎで、グラスを諦めた選手には合いそう。

でも、このラバー・・・。
プラボ移行後は、評価を見直す必要があるかも。


2.第一印象
 スポンジも処方を変えたと説明されていますが、従来品と変わらないように見えます。
GDT_0.9mパッケージ重量60g ラバー単体32g

使用ラケット Nittaku ファインタッチ(廃盤)
       銀河 LQ−1

 守備(カット用)ラケでの重量比較
   GDT_0.9mm カット前32g → カット後28g
   GDT_1.2mm カット前36g → カット後31g
   GDT_1.6mm カット前45g → カット後38g
(参考)
   No.1 _0.6mm カット前30g → カット後22g
   No.1 _1.0mm カット前37g → カット後31g

3.守備技術全般
(主にカットマン目線です。)
(点数評価はなし)
私自身、弾む1.2mmスポンジでも特段問題なくカットできていたので、0.9mmスポンジになり若干弾まなくなったことによる性能の変化について書きます。
(1)カット
〕匹譴襦Χ覆る・・・変化幅は相変わらずの幻惑度だが、スピード感が減少したと感じる。スポンジが薄くなったので当然なのだが、持ち味の「スピード&変化」のトータル値は落ちたような印象がありますが、変化での得点能力は相変わらず高いレベルだと思います。
扱いやすさは、かなりアップしています。フルスイングしても台におさまる感じ。当てただけでも、オーバーしにくい。安定感がアップしています。
6ドライブに対する切れ味(反転能力)や予測不能的な変化は健在。代名詞「デスカット」も出やすいが、スポンジが薄くなったことで、変化が軌道に出てしまい、相手にとって分かりやすいか。
強ドライブに対しては「切れて」、軽打に対しては「ナックル」に。この単調な回転差が打球音にまで出てる感じがします。
純粋な反転能力は、スポンジが薄くなったことにより、確実に上がっているのですが変化は分かりやすい。「回転反転能力Max」だけど「予測されやすい」・・・・。そんな気がします。
(この点は、プラスチックボールになると更に・・・。)
(2)ブロック
ゞ打に対するブロックはしっかり止まり、安定感が格段に上がりました。
⇒匹譴襪茲Δ癖儔修睥匹、横回転・上回転に対する変化(反転能力)もgood
スピード感が若干少なくなりましたが、相手のミスは誘いやすいでしょう。
特に、ネット際に止まるような失速的ブロックは得点に繋がりますね。
スポンジが薄くなったことにより、ブロックが低く・小さく・安定するのに、変化はそのまま「大」なので、ブロックマンには良い感じ。
テンション粒なので伸びるようなブロックもできるのですが、相手にとって打ちやすいボールになっちゃいます。使うならコースを突く感じでしょうか。

(3)ツッツキ
私は、グラスのツッツキは「プッシュ」だと考えています。
普通のツッツキではほとんど切れない。相手の回転があれば利用してかける(かかる)感じなので。「自分から切りにいく」ことが難しい。言いかえれば、変化は相手の回転任せなので、普通にツッツキするくらいなら、ツッツキ風のプッシュをするという意味です。
そのくらい特殊な超軟らかいラバーなので・・・。
[海鮟峇崚に寝せるような「プッシュ系」のツッツキはかなりやり易くなったと思います。1.2mmスポンジより、オーバーミスを恐れなくても良い感じ。思い切っていけそうですが。
下回転に対するプッシュは、決定球になりやすいと思いますが、ナックルに対しては1.2mmより気を使う感じがしました。若干押す感じが必要になったので、浮きやすい、落ちやすい、安定せずミスしやすい感じ。それでも、あてる角度とプッシュの方向感覚を掴んで、瞬間的に強めに押し出すようにすると安定感はあがります。まあ、単純に慣れです。
スポンジが薄くなったことにより一長一短ありますが、私は弾む1.2mmの攻撃的スピードプッシュ(ツッツキ)が好きです。
意見が分かれるところだと思いますが、スポンジの弾みだけでプッシュできた1.2mmと若干自分の力で押す必要がある0.9mmという感じです。
もはや、ツッツキのレビューではなくなってますね(笑)
グラスのツッツキは攻撃技術のプッシュですから。

4.台上技術・サーブレシーブ全般
[台上技術]
台上は、スポンジが薄くなってもあまり変わりません。
グラスの台上技術で良いのは、フリック系でしょう。小さいサービスやストップに対して、弾くようなフリックはスピード感があって良いと思います。相手の強烈な回転がある時に威力を発揮しそうです。しかし、ナックル系のショートサービスに対してはバリエーションが少なく単調になってしまいそう。
 ストップなども単調なナックルになっちゃいますので、相手を大きく動かすようなフリックやプッシュを混ぜたい感じ。
スポンジが薄くなって変わる点は
|討い討皀ーバーしにくく、相手コートにしっかり入ってくれるような感じがあり、初速は速いが失速してエンド付近に入るような、タイミングの取りにくいボールになりやすいことだと思います。
[サービス] 省略します。

5.攻撃技術全般
 浮いたボールに対するフラット系強打は1.2mmスポンジ同様に威力十分ですが、スピード自体は若干落ちていると思います。もうひとつの攻撃技術「変化プッシュ」の安定感は上がっているので、攻撃のバリエーションとバランスを考慮としては0.9mmスポンジも良いと思います。ただ、攻撃力に大きな差はありません。
当然ながら、グラスはチャンスメイクがメインで、攻撃的フィニッシュは攻撃用ラバーで確実に決めるイメージをもって、グラスを使いこなしましょう。

6.お奨めラケット・どんな人に
 カットマン用で比較的弾むラケットが良いと思います。
 積極的に攻撃するタイプのカットマンなら、軟らかい攻撃ラケットでも良いと思います。
 変化カットで威力を発揮するラバーなので、守備・攻撃がバランスよくできる選手に向くと思います。カットだけでなく、プッシュ・粒高強打・フォアハンド攻撃を駆使し、多彩な攻撃ができる選手に使ってほしい感じです。

バック粒の攻撃型にも良いと思います。
0.9mmスポンジの変化の大きいブロックは大きな武器になると思います。
(ここまでが、セルボールでのレビューです。)


7.その他
(ひとりごと)
プラスチックボール本格移行後のカットマンとグラスの相性について
私の居住する地域は、4月以降、社会人公式大会がプラスチックボールに移行することになりました。最近はプラボメインで練習していますので、粒高ラバーとの相性について少し触れたいと思います。
これまで、カットマンにとって、グラスは、変化と反転能力では最強粒高ラバーでした。プラボ移行後も、変化幅は最上位だと思われます。ただ、今後プラボ移行により、ボールの回転量が減って反転効果が活かせないばかりか、ナックルボールに対するミスが激減することにより、グラスを含む変化粒高が勝ちやすいラバーであるか・・・。この問いかけには YES とは言いにくい。たぶん、勝ちにくいと思います。
グラスなど軟らかい粒高は、自分から切りに行くことができないことも、カット的戦術幅を少なくしている理由でもあります。キビシイ。
たぶんですが、今後、カットマンが軟らかい変化粒高を使わなくなるのではないかと思っています。
表ソフトや表ソフトに近い硬い粒高のほうがカットは「切れる」し、「ミスを誘いやすい」との意見を周囲のカットマンからよく聞きます。私もそう思っています。
セル時代にグラスの代名詞であった「デスカット」という言葉は、他のラバーに盗まれてしまうかもしれません。グラス愛用者からは「違う」と言われそうですが、私は、そう考えています。
今回グラスの試打で、久しぶりにセルボールを打ってみて、あらためてグラス0.9mmの反転能力や変化幅、そして何より「相手のミス誘発率」が物凄く、まさにカットマン用最強粒高ラバーだと再認識しました。
しかし、プラスチックボールでこの性能が活かせない。納得できるカットができない・切れない、変化攻撃もできない。いや、変化が効かない。単調になる。勝てない。
私には使いこなせない。(泣)
粒高から離れる決意をするカットマンも増えています。
(今、粒高カットマンは、みんな悩んでいます。)

8.総評
(セルロイドボールでは)
変化カット&攻撃を得意とするカットマンにとって
「最強粒高ラバー」である。
・変化幅・反転能力は現有粒高でMAX
・今回の0.9mmスポンジの登場で、扱いやすさも大幅アップ

ただし、プラスチックボール移行後は、この最高評価を見直す必要があるかもしれません。
まだ、なんとも言えません。新たな、技術が必要なのかもしれませんし、プラボに適した使い方があるのかもしれません。もう少し、検証が必要です。

プラボでは、ブロックが抜群に良いので、今後は、バック粒の変化攻撃や前陣攻守の粒高など、攻撃選手にマッチしていくのかもしれません。

(ひとりごと)
0.9mm・0.5mmスポンジのリリースがあと2年早かったら・・・・。
セル時代に戻ってカット用として使えるなら・・・。とホントに思ってしまいます。
なんか残念です。