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投稿者:ぐらたす


L.S.D 1.0mm 【der-materialspezialist】

1.ざくっとレビュー
・スポンジ有りでもかなりの低弾性
・カットの軌道はかなり下向きで、低く抑えられる感じ
・カットの軌道と距離感を掴むまで苦労するが、
慣れれば「幻覚級の変化」と「安定的低空カット」が大きな武器に
・ゆれる変化と反転能力は、グラスと同等か それ以上
・ブロック系技術の相手のミス誘発率も、それ以上かも


2.第一印象
 L.S.D・・・普通、こんな商品名は使わない・いや、使ってはいけない。
 日本メーカーなら絶対付けない・・・・考えられない・・・。なんて思いましたが。
Long Super Defense との表記を確認して・・・まあ納得しました。
粒先端に布目(ギザギザ加工)がないタイプ
粒の大きさはグラスより小さく、高さはかなり長い、そして、かなり軟らかい。
スポンジはサーモン色で、品質的には問題なさそうです。

パッケージ重量52g ラバー単体重量36g
使用ラケット Nittaku ファインタッチ(廃盤)他
 守備用(カット用)ラケで カット後重量30g
 攻撃用ラケで       カット後重量28g

3.守備技術全般
(最初に)
 グラスのようなテンション粒になれている選手が、初めてL.S.Dを使ったら、カットがネットまで届かないと思います。軌道が下・・・というよりは上方向にいかない感じです。
次に、ネットを超える角度調整が難しいと感じるはず。
それにプラスして、独特のボールを持つ感覚があるので、カットの飛距離を出すために前方への押しだす感覚が必要です。そのくらいグラスとは違います。
慣れるには、時間が必要かと思います。
私が所有しているカット用ラケットすべてで試しました。結果して、弾みの強いラケットでないと私の感覚では使えませんでした。最終的に攻撃用ラケットで落ち着いた感じでした。そのくらい低弾性で、軌道と球持ちに、特徴のあるラバーです。
 ですが、変化については、グラスと同等。特にゆれる変化はグラスを超えている感があります。使ってすぐに諦めそうな気の短い選手は、慣れるまで少し待った方が良いと思います。(以下ある程度慣れてからのレビューです。)

(1)カット
 嵳匹譴詈儔宗廚蓮■廝劭佑鈴陲な原腓匹りMAX級だと思います。相手の回転により「曲がる」と「止まる」が付加されますので、相手のミスを誘発する幻惑度はかなり高いと思います。変化での得点能力は高いレベルです。
強ドライブに対する反転能力もグラスレベルです。当てただけで勝手に切れる訳ではありませんが、下方向のスイングが僅かでもあると反転するし、下方向に強いスイングだとしっかり切れ、「ぶちぎり」レベルはかなり高いと思います。
5案擦下向き。感覚的に打球点が高いカットであれば、ネットスレスレの低空カットがやり易く、回転用の差が軌道に出ない感じなので、ミスを誘えると思います。
打球点を落としてしまっても、ジャジャウマ感はなく安定します。相手がチャンスボールを狙って、超ループやナックルドライブを混ぜてきても、低空カットで返球できると思います。(距離感と角度を掴んでからになりますが)
ぅ淵奪ルボールに弱いということもなく安定的です。強ドライブに対してもオーバーミスは少ないラバーだと思います。
サ綮ちがかなり特殊で長い時間掴んでいる感じなので、「押す」というか「運ぶ」という意識と感覚がなければ、距離調整が難しいと感じますが、慣れると調整代が十分あるのでどんなボールにも対応できる感じがします。
ζ馘世魑鵑欧襪箸垢譴弌∩蠎蠅琉厠呂里△襯棔璽襪紡个靴討蓮快速で攻撃的カットになりますが、軽打に対してはかなりの低弾性のため、ネットミスしやすい傾向があります。
グラスのような上にも下にもジャジャウマ感がある訳ではないので、落とさないよう注意するような感覚でプレーする必要がある感じ。
(参考)
 多くの粒高ラバーは、相手の強ドライブに対して、引きつけてほぼ真下方向にスイングして、ブチ切るイメージだと思いますが、このL.S.Dでそれをすると飛距離が出ません。
かなり前方(膝方向ではなく、相手コート方向)へのスイングが必要です。特筆すできは相手の強打・軽打共通して、前方向のスイングで処理できることです。相手のボールに対して細かい調整がいらない感じがします。なれるとかなりいけそうな気がします。

カットの評価は、変化:9点、安定性:8.5点、

(2)ブロック
強打に対するブロックは完璧に球威を殺してくれます。かなりの安定感です。
 しかも、低弾道で、短く止まるブロックになります。
揺れるような変化も良く、横回転・上回転に対する変化(反転能力)も十分。グラスと同等の変化量です。グラスとの違いは、「伸びて揺れるグラス」と「失速系の止まって落ちるL.S.D」というイメージです。
軽打に対しては若干を使います。低弾性なので。落としやすいと思います。
 しっかりと押す感じ、落とし気味のプッシュ系とか特殊な打ち方になりそうですが、
 ペン異質型には合いそうです。

 プラボール移行時代を考慮すると、相手にとって嫌なブロックはLSDだと思います。
 ブロックの評価は、9点以上つけても良い感じです。

(3)ツッツキ
 ツッツキはまったく切れません。自分から切りにいくことは不可能です。
変化でチャンスメイクするような感覚でツッツキしたい・・・かな。
揺れる変化を活かして、プッシュぎみに伸ばすとか、鋭いスイングをしてドナックルツッツキとか、ストップぎみに止める感じとか、バリエーションを増やしたい。
回転の変化は自分から作れませんが、軌道の変化を活かしたい感じです。
安定感はあると思います。

ツッツキの評価としては、粒高ラバーとして「まあまあ」の:7点という感じです。


4.台上技術・サーブレシーブ全般
[台上技術]
台上で小さく払うとか、弾くような小技系技術はできなくもないですが、スピード感がないナックル攻撃という感じで、単調な感じがします。プラボールになって台上のナックルに対してミスしてくれないので、台上は少し厳しい気がします。
独特の球持ちがあるので、掴んで投げるような感覚で、相手コートへもっていかなければならないのですが、感覚を掴むと、いやらしい変化攻撃になります。
スピードがなく直接的得点は期待できないので、チャンスメイクの意識で。
[レシーブ]
 低弾性が好みの選手は安定感に満足できると思います。
スピード系サーブには、当てれば入るような感覚があります。思い切ってボールにぶつけるように打球しても、ネットさえ越えれば相手コートに納まります。
上下・横の変化にも強いと思います。回転系サーブに対して圧倒的な「幻覚級」の変化が創りだせます。
 弱点としては、やはりナックル系のゆっくりサーブでしょうか。まあ、粒高ラバー全般的にナックルは苦手だと思いますが、L.S.Dは低弾性プラス下向きの軌道なので、それが合わない選手は多くいそうな気がします。
グラス等テンション粒に慣れてしまった選手も、厳しい感じがします。
ただ、変化度MAX級なので、いままでの技術をリセットして「プラボール時代の変化プレー」を目指すならチャレンジしても良い気がします。
[サービス]
省略します。スピードのないナックルしか出せません。

台上技術の評価は 6点
レシーブの評価は 7点(意見は分かれると思います。守備&変化主体のペン粒選手なら8点をつけても良いかと思います。)

5.攻撃技術全般
 「攻撃もやり易い」ことでしたが・・・。
確かに低弾性で、球持ちを活かして「掴んで投げるような変化攻撃」は可能だと思います。
意表をつくようなナックル攻撃にはなりますが、スピード・威力共にそれほど良い感じはしません。ドライブ風の打ち方もできますが、それほどでもない気がします。

 グラスはプッシュ系攻撃が良いイメージがありましたが、L.S.Dは攻撃面の得点力は低いと思います。チャンスメイクに特化した変化攻撃が得意というイメージです。

攻撃技術全般としては、6点という感じです。



6.お奨めラケット・どんな人に
 カットマンなら、かなり弾むラケットが良いと思います。ある程度硬いラケットのほうが変化や切れ味の差が出せそうな感じです。柔らかく弾まない守備用ラケットは離れた時の距離感が難しいと思います。
フォア面攻撃を積極的にするカットマンで、カット用ラケットの攻撃力に満足していない選手であれば、攻撃用ラケットのバック面にL.S.Dを張って、「バック面はカット」「フォア面は攻撃」という超攻撃的変化型というのもありかな・・・。と思います。

 ペン粒・バック粒の攻守選手にも合うと思います。スポンジ有でかなりの低弾性なので、相手を前後に揺さぶることが得意な印象です。当然ながら、スピードはではなく、変化重視・ミス誘発的プレーになります。

7.総評

・GRASS.D.Tecs
・No.1
  の粒高2強時代に、割って入ってきたドイツからの刺客・・・
  という印象です。

「極端な低弾性」と「変化幅MAX級」で特徴的なプレーを目指す選手に進めてみたい感じです。(これからプラスチックボール時代の変化プレーにマッチしていくような可能性を感じます。)

カットの変化と切れ味は、グラスと特徴は違いますが、揺れる変化は大きく、ブチギレとナックルの差が大きく、安定する。この特徴は守備型選手には確実にあうと思います。
攻撃力はそれほどでもないのですが、ブロック力は高く、相手の連続攻撃を抑制できる能力は十分あります。前陣異質攻守型にも合うと思います。

総合評価として点を付けるのは難しい感じですが、カットマンがホントに使いこなしたらセルロイド時代のグラス級の能力があると思います。
テンションの弾みによる、ジャジャ馬「GRASS.D.Tecs」に対し
極端な低弾性と柔らかさによるプチジャジャ馬「L.S.D」という感じなので
点数は付けられません。タイプは違いますが、変化による得点能力「同等」だと思いました。

(移行検討を考えてしまった選手の方へ)
カットマンの方は「極端な低弾性」「特殊な球持ち」「軌道方向」「スイング方向」「距離感」・・・。これらに慣れて、感覚を掴むまで、かなり時間がかかること十分考慮して、移行したほうが良いことを付け加えておきます。
前陣の粒攻守型は、比較的移行しやすい気がします。

いずれにしても。簡単なラバーではありませんが
「変化幅MAX級」を本気で活かし
「ミス誘発率」を「大幅UP」したい選手にお奨めしたい感じです。

以上