20150313_0a00cd




























投稿者:ぬりかべ


der-materialspezialist社 L.S.D.(黒・OX)
 ※E4中国式(裏面はキョウヒョウ鏡屐η)および極守尭鍛軛羚饉亜蔑¬未Bombard極薄)に貼りました。

1.ざくっとレビュー
 軟らかめかつ低弾性ながら相手の回転の影響を受けづらく、さらにスピン反転能力・弾道の変化を両立した、守備選手向き高性能粒高ラバー。

2.第一印象
 性能とは全く関係ありませんが…パッケージと「L.S.D.」という名前から、何となく不穏な雰囲気を感じます…。der-materialspezialist社のラバーでは「ナイトメア」という名前のアンチラバーを使ったことがあるのですが、禍々しい名前のラバーが多いですね。
 ラバーの重さは、中国式の根元まで貼って14g。シートは薄く「赤のOXだったら確実に透けるな」という感じです。球突きをしたところ、打球感は軟らかく弾みはかなり低め。粒はやや細いように見えます。

※以下の点数は、すべて「粒高として」の点数です。
3.攻撃技術
 プッシュ 6点
 スマッシュ 7点
ドライブ  7点
 プッシュに関しては、粒が軟らかいわりに「ポーン」と飛んでしまうことがなく、長短の変化もつけやすく、コントロール性能は高めですね。ただし、スピードは出ません。ちょっと甘く入るとカウンターを食いやすいですね。変化の大きさやコントロール性能を生かし、前後に揺さぶったり、ラケットを横にスライドさせて揺らせたりして球質の変化をつける必要がありますね。
 スマッシュもあまりスピードは出ないのですが、そのぶん安定感があります。流し打ちをするとボールが横揺れしてかなりいやらしい球質になり、球質の変化によって点を取りやすいと感じました。
ドライブは、あまり回転がかからないため弧線にはなりにくいですね。頂点前後をとらえると安定して入るものの、頂点以降をとらえるとドライブを入れるのが難しいかと思います。しかし、弾道が直線的で比較的相手コートに深く入るため、決定力はなかなか高めです。球質はほぼナックルになり、練習相手(県強化指定選手)も「早くないけどとりにくい」と言いながら、ブロックを幾度もネットにかけていました。

4.守備技術
 ブロック 9点
 ツッツキ 5点
ブロックの止まり具合は、今までにつかった粒高の中では癸韻任垢諭ドライブに対してはもちろん、フラット系の打法でもピタッと止まります。L.S.D.はあまり相手の回転量の影響を受けず、安定感は抜群ですね。また、スピンの反転力も大きく、バウンド直後をとらえればかなり下回転がかかります。GrassDtecsのように粒を倒してかけるというよりも、アンチ系粒高のように粒の表面でボールを滑らせるようにとらえたほうがよく切れるように思いました。ラケットを横にスライドさせればボールが横揺れし、軽く押せばナックル性ブロックを出せるので、球質の変化もつけやすいですね。弾道も低めなので、ブロックに関しては申し分ありません。
 ツッツキは…まったく切れませんでした。完全なナックルになるので、プッシュとの緩急をつける分には使えると思いますが。

5.台上技術・サーブ・レシーブ全般
 台上技術点 7点
サーブ点 5点
レシーブ点 8点
 レシーブ時も、相手の回転の影響を受けにくいという特徴は発揮されますね。ナックル性のサーブにも強く、弾道も低いので安定感は抜群です。また、横回転系のサーブに対してラケットを横にスライドさせると、ボールが横揺れしながら曲がり落ちるなど、アンチ系の粒高に似た変化をしますね。ブロックのところでも触れましたが、ラバー表面でボールをスリップするようにとらえるとかなり大きめの変化を出すことができます。
 サーブはスピード、回転ともに×。弾道が低いので裏ソフトのサーブと組み合わせれば1試合で1〜2本は使えるとは思いますが。
 台上技術では、フリックがかなり好感触でした。ボールに回転がかかるわけではありませんが、球持ちが良いぶん安定感・コントロールともによく、そこそこスピードのあるナックルボールが出るため、相手はかなりやりづらそうにしていました。

6.お勧め構成
 打つ前は「軟らかいラバー×弾まないラケットでは、球持ちがよくなりすぎて相手の回転の影響を受けやすくなるのでは」と考えていましたが、思いのほかこのラバーは回転の影響を受けないため、バイオリン中国式よりも極守尭鍛蹐里曚Δラバーの特性を引き出せる気がしました。とは言え、ラバー自体がかなりの低弾性なので、攻撃用ブレードに貼ってもブロックやレシーブは特に問題なくできるかと思います。ほかの粒高ラバーに比べて貼るラケットを選ばない、と言って良いでしょう。また、L.S.D.はほかの粒高以上に相手の回転を生かした変化を出しやすいので、合わせる裏ソフトは粘着ラバーか回転系テンションにして、自分のサーブはガッツリ切るようにしたいところです。

7.どんな人にお勧めか
 攻撃の安定感もある粒高ですが、真価はブロック力とレシーブ力にあるので、ぜひ守備重視の粒ペンに使ってほしいですね。ブロックもレシーブも「滑らせる」ようにするとかなり大きい変化が出るので、ラバーの真価を発揮するには中〜上級者が使う方が良いでしょう。とは言え攻守ともに安定感は抜きんでていますので、初級者が使うことも十分に可能だと思います。
 シェークバック粒の選手が使うのであれば、粒で積極的に攻める選手よりも、粒の変化でチャンスをつくってスマッシュで決めるタイプ、あるいは粒で粘り抜くタイプに向いているかと思います。

8.総合評価
 私のような守備重視の粒高ペンが使うには8〜8.5点をつけて良いラバーかと思います。攻撃の安定感はあるものの、威力には欠けるので、攻撃を多用するタイプには7〜7.5点といったところでしょうか。