plaxon525























投稿者:ぐらたす



PLAXON 525  【andro】  ぐらたす

1.ざくっとレビュー
ブロック・カウンターが得意な選手に、更なるスピードと威力をプラスしてくれる前陣向けスピード系テンションラバー
相手回転の影響は受けにくく、強打に対して確実に威力ある返球が可能
自分から回転をかけることには不向きであるが、反撃的威力はかなり高い。

2.第一印象
シートはRASANT系、ちょっと曇った感じ
粒は大きく間隔は広い。いかにもスピード系な雰囲気
スポンジはアイボリーとベージュの中間的色で、気泡はない。
玉突きの段階でかなり弾む。打球感はかなり硬い。

(重量・使用ラケット)
パッケージ重量 max 112g
       2.0m 107g
ラバー単体   max  77g
       2.0mm 73g
カット後    max  54g(攻撃用ラケット)
       2.0mm 51g(〃)
      ※かなり重量級
使用ラケット:かなり弾むインナー特殊素材(日本製廃盤)
     神威(WRM新作ラケ)

3.攻撃技術全般
このラバーでドライブをかけようとは思わないが、回転がかからない訳ではない。
しっかりとハードに強く激しく擦れるならドライブはかかる。くい込ませることができる選手ならなんとかできる。回転量は多くない。
スポンジがある意味「鉄板級」なのと、くい込みにくいのでスピード攻撃に特化されている感じ。
自分でかける回転はそこそこ。でも、相手回転の影響は受けにくい。
「鉄板級の硬さ」と「回転に対する鈍感力」特徴はこの2点につきる。
これを活かして、相手の強打や強ドライブに対して、圧倒的に強い返球ができる。
前陣カウンター向きの性能である。
フォア・バックともにイケル気がする。
ブロック主戦からのカウンター攻撃が得意な印象です。
浮いたチャンスボールに対するスマッシュは、弾く感じの超スピード的攻撃力です。

各技術の評価は次のとおり
ドライブ (5.0点)
スマッシュ(9.0点)
カウンター(9.5点)


4.守備技術全般
強打に対するブロックは、過去感じたことのないような威力と安定感があります。
硬い裏ソフトラバーは、強回転に対してブッ飛ばされそうなイメージですが、PLAXON 525は、強ドライブに対する鈍感力でかなり安定します。安定だけじゃなく弧線の低いスピードのある返球が対戦相手に時間的余裕を与えません。強打に対してはナックル系ブロック、強ドライブに対しては回転が残って伸びるような感じで、前陣のラリーはかなり強いと思います。
ツッツキの操作性は良いのですが、切れ味とか変化は期待できません。強いミートでチョイ下回転とナックルを混ぜる程度で単調になると思います。
カットもしてみましたが守備向きではありません。

各技術の評価は次のとおり
ブロック(9.5点)
ツッツキ(4.0点)
カット  (対象外)

5.台上技術・サーブ・レシーブ全般
台上で良いのはストップくらい。弾むのにしっかり止まる感じがします。
台上の回転系技術は難しいと思いますが、フリック系はかなりいけそうな感覚があります。多少の下回転なら、「弾みと鈍感力」で持っていけますし、アップ系のサービスなんかにはいきなりカウンターできそうな・・・。いきなり2球目攻撃できそうなそんな性能だと思います。
サービスでは、回転系サービスは不得意。スピード系サービスなんか強いミートができるならチョイ上・チョイ下で使える気はしますが、そんなに良くはないと思います。
レシーブはかなり好印象です。
「鈍感力」で回転に負けることなく、安定した返球が可能だと思います。
まあ、回転系のレシーブはできませんので。意表を突くスピード系レシーブがしやすい感じです。

台上(6.0点)
サーブ(4.5点)
レシーブ(5.0点)

6.お奨めラケット・どんな人に
回転技術よりはスピード系技術が得意な選手向けラバーなので、弾むラケットを選択すれば威力が出せそうです。インナー系が無難な気がしますが、PLAXON 525に限っては更にぶっとぶアウター系も有りだと思います。
神威になら、フォア面に回転系テンション、バック面にPLAXON 525(スピード系テンション)と性能に差をつけてみるのも面白いと思います。(フォア強ドライブ、バック超スピード型・・・。かなりの攻撃力です。)
回転メインの選手が多くなっている現状を考えると、新たな戦型を生み出してくれそうなラバーだと思います。(前陣攻撃型限定になると思いますが)



7.総評
回転技術だけが卓球ではないことを再考させてくれる超スピード系テンションラバーです。
バック面でスピードカウンターが得意な選手にはフィットしそうな感じです。
現代卓球を考えた時、回転系技術とスピード系技術・・・どちらもできるラバーを探すことが多い中で、スピード系性能の最高峰を感じさせてくれる鉄板級ラバーです。
スピード性能は満点級、安定感も満点級・・・。
回転系の性能だけは「並み」ですが、かなり特徴的で私は好きです。
けして、回転が掛らない訳ではありません。筋力に乏しい選手だと回転性能に物足りなさを感じるので、反転技術を駆使し球質の差を活かす「裏裏異質型(ドライブ・スピード異質型)」の可能性を感じさせてくれる素敵なラバーでした。

総合評価は、スピード性能は「9点以上」 回転性能は「並み」です。
性能的にバランスの良いラバーとは言えないので、一方しか評価できない感じです。

相手の強ドライブがブロックできず悩んでいる選手には一度試す価値があるラバーだと思います。
バック面表ソフト使用選手で裏ソフト移行を考えている選手にも合うと思います。
重量が重めなので、ラケット総重量の調整(計算)が必要かもしれません。
振り切れる範囲で調整することをお奨めします。

8.その他
プラクソンシリーズは相手強回転に対してスピードで対抗するラバーだと考えます。
強回転に対して苦手感のある中級者から、強ドライブに対してスピード面で個性を発揮したい上級者まで、対象範囲が広いラバーだと思います。
硬度バリエーションが豊富なのも、レベルに合わせて選択できるので私は良いと思います。
私の知り合いの中学生がPLAXON 450に転向後に一気に結果が出るようになりました。
回転に対して臆することなく、スピード攻撃できるようになったからだと思います。
フォア・バック面どちらかに、回転的ウィークポイントを持っている選手に奨めてみたい「不思議な鈍感力がある超攻撃的ラバー」です。
以上