プラクソン350


























投稿者:ぬりかべ


andro社「プラクソン350(赤,1.8mm)」レビュー
 ※Nittaku社バイオリン中国式(※表面はQing黒・OX)の裏面で使用しました。

1.ざくっとレビュー
 プラクソン400の「回転への鈍感さ」を保ちつつ、弾みを抑え、操作性をアップさせたバックおよびペンの裏面向きテンションラバー。

2.第一印象
 重量は、中国式の根元まで貼って39g。MAXを貼ると42〜43gぐらいでしょうか。テンション系の中ではかなり軽い部類でしょう。シートはプラクソン400(以降"400”と記述)と同様につやのないタイプで、スポンジは気泡が小さい(無い)タイプ。つまんでみるとかなり軟らかめですね。
 ボールをついてみると「グッ」とラバーに食い込む感じがありましたが、反発力は400に比べて抑え気味であるように思いました。

3.攻撃技術
 ドライブ 7点
 スマッシュ 6点
 攻撃全般に関して言うと、400と比べて強打した時の威力が出ないように感じました。しかし、400と同様に相手の回転の影響を受けにくいこともあり、ドライブの安定感は抜群です。また、小さい力で打ってもボールがラバーに食い込んでくれるため、小さいスイングでのドライブの威力は400と差が無いように思いました。一発で打ち抜くには威力が不足していますが、連打で決めるタイプにはうってつけですね。カット打ちをしたときには小さめの力でも簡単に持ち上がり、ボールの横をとらえるとかなりボールが曲がってくれるので、たいへんやりやすく感じました。
 スマッシュは、ボールの食い込みが良すぎて球持ちが長くなり、慣れるまではオーバーミスを連発しましたが、かぶせるように打つと適度な前進回転がかかり、安定して入ってくれました。威力は今一つであったように思います。

4.守備技術寸評
 ブロック 9点
 カウンター 8点
ツッツキ 6点
 ツッツキに関しては、安定感とコントロールはなかなか良く、長短の変化もつけやすいため、操作性は400よりも高いと感じました。しかし、自分が「切れた」と思うボールを相手にあっさりと叩かれてしまうことがあり、切れに関しては今一つであると感じました。
 ブロックに関しては、400と比べボールの発射角が高いように思いましたが、自然と前進回転がかかって返るため、「当てる」ではなく「かぶせる」意識で打てば特に問題はないかと思います。回転の影響を受けにくく、スポンジの軟らかさが「食い込みをよくする」というよりも「威力を吸収する」ように影響しており、400よりもさらにブロックの安定感が高いように感じました。カウンターもかなりやりやすく、特にドライブ気味に返した時の安定感は素晴らしいものがあります。しかし、フラット気味に当てると「ボトッ」と落ちてしまうこともあり、少し注意が必要です。

5.台上技術・サーブ・レシーブ全般
 台上技術 7点
サーブ 6.5点
レシーブ 7.5点
 レシーブに関しては、400と比べて横回転の影響は若干受けやすいように感じました。とは言え回転系テンションと比べて回転の影響を受けにくく、下回転を持ち上げることは400と同じぐらいやりやすいですね。回転に鈍感なため、フリックや台上ドライブの安定感はやはり高め。威力は400とさほど変わらないと感じました。ストップは切ることは難しいものの、短く低く止めるのは400よりもやりやすいですね。
 サーブの切れに関しては、400と同程度で「まずまず」という感じです。ロングサーブのスピードが400よりも若干落ちますが、そのぶん下回転を切りやすくなり、ショートサーブの高さを抑えやすいので、使いやすと感じました。

6.お勧め構成
 ラバーが軽いことと、ブロック力が高いこと、一発強打よりも連打に向くことを考えると、F面に重めの回転系(or粘着)テンションを貼っている選手のB面に最適かと思います。操作性の良さを感じつつも、威力の点では物足りなさを感じたので、ラケットはハードウッド系か特殊素材系の方がよさそうです。
 シェークでもペンでも
特殊素orハードウッド系ラケット+F面:回転系(or粘着)テンション+B面:350
がお勧めです。

7.どんな人にお勧めか
 400と同様に、相手の回転に鈍感なので、バックのレシーブやブロックで悩んでいる選手にはうってつけですね。重量がかなり軽めなので、ペンの裏面にも良いでしょう。かなり非力な私でも「フォアにはちょっと物足りない」と感じたので、完全にバック向きかと思います。
 400と同様に「卓球を始めて1年ぐらい」の選手がステップアップのために貼るのに適したラバーですが、操作性がアップしていることを考えれば、ちょっと成長の速い選手であれば「2枚目のラバー」としても良いかと思います。

8.総合評価
 高弾性ラバーの良さ(操作性の高さ・軽さ)と軟らかいテンションラバーの良さ(小さい力でも威力を出しやすい)を併せ持ったラバーであると思いました。攻撃の威力という点では秀でた性能はないものの、安定感や守備力(ブロック力)が抜群に高いので、シェークのバック面に安定感を求めて貼るのであれば、7.5〜8点をつけて良いラバーだと思います。威力を求めてフォアに貼るには6点前後、粒ペンの裏面に貼るにはサーブの回転量がちょっと不足するので6.5〜7点と言ったところでしょうか。コストパフォーマンスは400と同様抜群に高く、中学生にも安心して薦められます。

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