PREDATOR



























投稿者:ぐらたす

PREDATOR(赤・1.0mm)
 1. ざくっとレビュー
・攻撃時の威力・決定力はハイレベル
・球質はナックル主体ではあるが、守備粒とは違う直線的球筋
・扱いやすく、連続攻撃が得意な印象、
・シェーク選手でフォア粒でも、いけるかも

2. 第一印象
 パッケージ重量59g
 ラバー単体34g
 カット後重量(攻撃用シェーク)26g

 ・粒間隔は広めでグラスに近い。粒自体はグラスより小さく固め。
 ・SUPERWALLより粒は軟らかい。でもスポンジはかなり弾む感じ。
 ・粒でMAXに硬いと思われるC7よりは、軟らかめ。
 ・攻撃粒なのに横目で、シートは「鮮やかな血のような赤」
  商品名「捕食者」喰われてしまいそうな第一印象

3. 攻撃技術全般
(最初に)
普通、攻撃粒高は独特なスイングで打球すると思います。相手ボールに合わせるように落としたり、引いたり、ずらしたり。このPREDATORも同様なのですが、今回試打したスポンジ有り(1.0mm)は、かなり表ソフトに近い感覚で打てる部類だと思います。
それでいて、粒高の直線的な揺れるナックル攻撃は、かなりの威力というか、球質のレベルというか、決定力というか、とにかく攻撃粒選手か楽しくなるようなボールが打てるラバーです。

スマッシュ 9点
プッシュ 8点
ドライブ 7点
カウンター8点

浮いたボールに対するスマッシュ・プッシュはかなりやり易く、攻撃的なボールになります。特にスマッシュに関しては、表ソフトに近い快速スピード。それでいて、相手の手元で完璧なナックルになりやすく、決定力はかなり高いと思います。スマッシュが速いので、プッシュで緩急をつけるような戦術に確実に向きます。相手の繋ぎループに対しては、スポンジ性能を活かしてカウンター攻撃も可能。前陣に張り付いての連続攻守に威力を発揮すると思います。(攻撃粒高ラバーで、弾みが丁度いいと感じたのは初めてです。)
 変化については、L.S.D.やグラスほどありませんが、攻撃粒としては十分な「いやらしい系アビリティ」を備えていると思います。
 スポンジ有りなのでドライブ系の打ち方もできますが、当然、前進回転はかかりません。
でも、スピードドライブ風ナックルと繋ぎドライブ風ナックルの変化が相手のミスを誘発してくれそうです。

4.守備技術全般
カット(対象外)
ブロック 9点
ツッツキ 6点

とりあえずカットしてみました。安定感はありますが、変化・切れ味ともに少なくカット用としては使えないと思われます。前陣攻守用と断言できます。

ブロックは止まるというよりは、直線的にネットを超えて失速する感じです。球足は選手側で調整するような感じになると思います。言い替えると、単調にならないようにするには使う側の技術が必要だと思います。L.S.D.やグラスとは違い勝手に変化がでるようなラバーではありません。なんか変化が少ないような表現になっちゃいましたが、「変化」ではなく、相手にとっと取りにくい「いやなボール」を自分の技術でつくりやすいラバーなんだと思います。
今回、試打に付き合ってくれたペンドラ選手も
「嫌われますよ。このブロックは!!!」と
粒高ユーザーには、うれしい、最高のコメントを吐いていただきました。
ブロックはgoodです。

ツッツキは、まあまあな的な安定感はありますが、切れません。
試合序盤は、ナックルの長短の差が効くかもしれませんが、単調な感じになります。
スポンジ有りでこの切れ味なので、ツッツキが得意なラバーではないと思います。弾みを活かして、レシーブからプッシュ系・払い系で良い気がします。

5. 台上技術全般
トータル8点
台上技術で、やりにくいという感覚はありません。
かなり扱いやすいと思います。スポンジ有りなのに、ジャジャウマ感がありません。
相手の横回転系のサービスに対して、横系の反転が大きい感じがします。
上下系の反転性能もありますが、横系の回転をいじるほうが、いやらしいボールがでます。

 払う系の技術も効果的です。切れた下回転でもシートで掴んでスポンジで持っていけるような感覚があります。
ネットを直線的に超えると、相手ラケットに当たってすぐ落ちるような「ナックル系ボール」になるのですが、この払う系も使う側の技術によって、調整できる代が大きいと思います。
たぶん、スピードを出しちゃうと相手にとって取り易かったりするので、ボールの低さをキープしながら、スピード緩急と球足の長短を変える技術があれば、更なる「台上のいやらしさ」を発揮できそうです。

6. お奨めラケット・どんな人に
 今回の試打では、「攻撃用アウター」・「攻撃用インナー」・「硬い7枚合板」と3種類使ってみましたが、攻撃用アウターが良い気がしました。
弾まないラケットだと球質の変化が出にくいばかりか、このラバーの圧倒的攻撃力を活かせないと思います。
攻撃力を確保しナックル変化を活かすことを考えると、表板の硬い攻撃用ラケットが良いと思います。

バック粒のシェーク攻守型には確実に合うと思います。
攻撃粒のなかでもかなり扱い易いラバーで攻撃力も十分高いので、粒高面の攻撃力アップを図りたい選手にはお奨めです。
今、私の心の中には、フォア面にPREDATORの攻撃選手を育ててみたい・・・。
という野望が湧いています。

7. その他
(ひとりごと)
最近の大会を見ていて
プラスチックボール移行後、過去強かった粒高選手が勝っていないなあって思います。
変化が効かない。確かに対戦しても粒高の怖さが少なくなった気がしています。

最近、SUPERWALLの出現で、守備系粒高の本命を実感していたのですが
今回のPREDATORは、今後、攻撃粒の本命になっていく気がします。
前陣攻守でPREDATORを攻撃的に使いこなしたら・・・・。
これまでバック粒とは異なる戦型ができるような気がします。

8. 総評
 これまでも攻撃粒高と言われるラバーをいろいろ使ってきました。
 ほとんどが、一長一短というか・・・。
・制御不能(ジャジャ馬+弾みすぎ)
・変化と弾みのバランスが悪い。
・安定感がない。
・攻撃にスピード感が無い。(爽快感がない)などなど。

 このPREDATOR(1.0mm)を表現するなら
「丁度いい攻撃的弾み」と「安定感」と「ナックル変化」のバランスがとれていることです。
・いやらしいナックルボール
・快速連打(変化系)
・爽快感のあるスピード攻撃
経験豊富な攻撃粒高ユーザーなら十分満足できる攻撃用ラバーだと思います。
(8.5点)

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