rising
























投稿者:ヨーロピアン


 翔龍 黒トクアツ
ラケット:アコースティック

ヤサカの粘着というと、ニューイアラがすぐに思い浮かんだのですが、このラバー、グルーを使うとシートが浮くわ、剥がれるわしてなかなか品質面で問題があり、しかも3枚に1枚くらいの確率でスポンジ面に汚れや焦げ、靴跡のような模様があり、
性能が良いのに安定感のないラバーでした。この頃から品質が悪い中国ラバーというイメージが強く日本市場に印象つけられたと思います。
特により良い品質のラバー(俗にいうプロ仕様、国家隊仕様など)という枠組みは逆を言えばそうでないラバーは品質が良くないと言っているようなものです。
ISO9001などの品質を保つ仕組みのある会社は中国には少なく、作ったら作った分はすべて売る、というのが考えが普通でした。日本やドイツは検査や改善活動、ドイツだとマイスターというのでしょうが、個々人の努力と企業の努力が品質を高めてきました。

今の時代、翔龍は第二のニューイアラになってしまわないか、不安でしたが、使ってみたら非常に安定感のあるラバーでした。

試打:スポンジは黒(汚れが目立たない・・・)なので汚れは無く、シートも綺麗でした。
剥離もなく、品質は良いと思います。2枚使ったのですが、剥がれや短寿命ということもなく、非常に良い品質だと感じました。
ドライブは粘着らしさは小さく、粘着テンションというより、テンション微粘着シートという感じです。粘着要素は下回転打ち以外、感じませんでした。
フォアで使いましたが、回転、スピード、飛距離では不満は感じず、むしろ高性能な部類だと感じました。
ただ、打球感がよくわからず、硬い気もするし、粘着としては柔らかい・・・非常に独特な打球感で慣れは必要です。
下回転はテンションよりもガッツリ回転をかけてドライブできます。これは非常に大きなメリットで、これだけのために変える価値があると言っても良いと思います。

ラバーとしては弾きが良いので、女子選手にも良いと思いますが、できればパワフルなドライブが信条の男子選手に使っていただきたいです。
中途半端なドライブだとスピンテンションよりも回転がかからないので、しっかり振りきれる基本ができた人におすすめです。

台上やサーブは悪く無いです。粘着らしく無理やりストップしても浮きにくく、サーブを抑えようとすれば短く切れたサーブも出せます。

しかし突出した性能があるわけではないです。
ただ、粘着としては弾けるタイプなので、フリックで弾いて攻めるのはやりやすく、チキータよりも角度を合わせてフラットに打つ選手には良いと思いました。

飛距離が出るため、引き合いなどの大きなラリーではテンションに負けず、下回転は粘着同様に自分のスイングが速ければ速いほどボールにスピードと回転が加わる感覚があり、癖になります。
総合して不満が少ないのですが、残念ながら大きな弱点が2つあります。
それは湿気に弱いこと、スポンジの硬さが色によって違うことです。
ここが許せる方にはコストパフォーマンス抜群で良いラバーだと思います。