和の極-碧-












投稿者:武者
和の極-碧- レビュー

自己紹介 
卓球歴 8年
戦型 シェーク裏粒カット
戦績 オープン戦数回入賞程度

使用用具 
和の極 碧 FL 86g (先端とグリップ近くに総計4枚の重り)
フォア V>15 extra 2.0
バック カールP-1 薄
接着にはTSPの接着剤ラテグルーを使用

比較ラケット
松下浩二
松下浩二ディフェンシブ

ざっくりレビュー
カットの安定性とドライブの伸びがピカイチ!安定したカットからの攻撃で点を取るインパクトが強めの中級者以上のカットマンにオススメのラケット。

第一印象
ブレードサイズは大きい方だと思います。実際松下浩二や松下浩二ディフェンシブなんかと比べても縦横ともに2mmずつ大きいです。FLのグリップは非常に細いです。手の小さい自分は握りやすいと感じました。ブレードとの境目の部分のグリップはゆるい傾斜があると思いますが、このラケットではその傾斜がとても急でこれによりぐっちいさんのブログにもありましたが、ツッツキの面が出しやすいと感じました。ラバーを貼って玉突きをしてみると打球感はとても柔らかいです。バックフォアともに固めのラバーを貼っているのですが、特にカールP-1の方はとても柔らかさを感じました。

攻撃系技術
フォア打ち、フォアドライブ
フォア打ちに関してはぽこぽこと弾まないラケット特有の音がなります。特に弾むわけでも弾まないわけでもないです。対上回転ドライブは驚きました。ドライブが走ります。回転も乗ってスピードも出ます。ただ不思議なことに飛距離は出ません…。ここはまだ慣れてないからなのかもしれませんが、いいドライブが行くのですが、やや手前に落ちてしまうせいかブロックされやすいなという印象でした。やはり芯があるということでブロックなどの球威が弱い球に対してはさらにしっかり強くミートして振り切れないといけないのかもしれません。中後陣からのドライブはカット用とは思えないほど飛距離が出ました。ドライブに関しては強いインパクトに答えてくれるラケットだと言えます。対下回転ドライブはとても打ちやすいです。柔らかめの打球感でありながら強いインパクトに答えてくれるラケットなので3球目を打つときでもカットをつっつかれたボールに対して打つときでも安定します。スピードも出しやすく回転もしっかり乗ります。

引き合い
引き合いをしてみると伸びとともに台についてからの弾みの強さを感じます。練習相手も「普段よりも球が伸びていて詰まったり、台についてから弾むからふちに当ててしまったりして満足できるように打てない」とのことでした。このラケットは後ろからがとても打ちやすいです。強いインパクトでボールを捉えたときに特に感じるのですが、一回吸収してその後グッと球が出て行く感覚があります。これが芯があるということなのでしょう。この感覚があるラケットは経験したことがないのでこの感覚にまず慣れるのが大変でした。カットを引いていてフォアにふられたときのかけ返しも同様に安定します。安定するけど弾んで伸びるので非常に武器になると思います。フォアドライブバックカットのカットマンが使っても満足できると思います。

スマッシュ
やはり一回吸収して出て行く感じがあります。柔らかさがあるのでスマッシュは打ちやすいのではないかと思います。しかしロビングを上げられた時はその柔らかさが仇となって慣れるまでは掴みすぎてオーバーということがありました。

バック
粒高でのバックは予想以上に打ちやすかったです。どうしてもP-1は硬くて打ちにくいという感じを自分は持っていたんですが、このラケットと合わせると非常に打球感がソフトになり、ロングサーブをちょっとドライブ気味に返したりとっさの時の粒高でのブロックが安定する気がしました。

守備系技術
ブロック
やや上への飛び出しが気になるのですが、スイートスポットが広く相手のドライブが強くても押されないのでブロックもやりやすく感じました。
 
カット
バックカットは素晴らしいの一言に尽きます。とても安定します。粒で擦るようなインパクトが薄いカットだとあまり実感できないと思うのですが、ぶつけ気味の強いインパクトのカットや強ドライブを受けた時は、ドライブのところでもお話ししたように一回吸収して押されずに低空飛行で安定して飛んでいく感覚でした。うたい文句通りドライブが強ければ強いほど安定するので本当にカットが上手くなったという錯覚に陥るほどでした。スイートスポットも広く本当に端に当たらない限り同じ飛距離で飛んでいくのでとっさにラケットを出したときでも安定してコートに収まってくれます。カットのキレに関してはそこまで特筆する感じではなかったです。というのも、カールP-1を合わせたのですが、打球感が非常に柔らかいので、まるでカールP-4を貼っているような感覚です。カールP-4の柔らかいスポンジはどうしても自分のような中級者には切りにくいのが現実なので、思ったようなキレを感じることができなかったのはそのせいかもしれません。しかし切れないといってもmaxの回転量がやや低いだけで、カットのキレに関して全く不満を感じない程度に切れますし、なにより安定性が他のラケットとは比べられないほど素晴らしい。
フォアカットは最初はちょっと難しいなという印象でした。これはラバーとの相性なのかもしれませんが、ぼてっと落ちてしまうことがありました。自分の癖としてフォアはやや横を捉えることが多いのでインパクトが薄くなってしまいがちなせいかもしれませんし、平屋選手の試打動画にあったようにラザントパワーグリップのようなもっと固いラバーを合わせる方が良いのかもしれません。慣れてくると普通にカットは切れて入ってくれました。やはり相手の威力に押されないのはいいですね。フォアカットはわりと無難な感じですね。

フィッシュ、ロビング
やりやすいです。相手の球威に押されないことスイートスポットが広いことなどがやはりいい働きをしていると思います。

台上技術
台上技術全般としてやりやすいです。ツッツキは前述の通り面が出しやすいです。飛距離も安定しますし、とってもやりやすいです。ストップに関しても同様でここでもスイートスポットが広くラケットがある程度はずむのでやりやすいです。

サーブレシーブ
サーブに関してはやや弾みが強いので、弾まないラケットに比べると飛び出してしまう感じがしたのですが気にするほどではなかったです。
レシーブはショートサーブはグリップの面のおかげでレシーブしやすくロングサーブに対するレシーブも相手の球威に押されにくいので低く返しやすいです。ロングサーブに対するレシーブもある程度強いインパクトで打球した方が芯を感じることができると思います。

まとめ
これまでは弾まないことで安心感が得られるラケットということで松下浩二ディフェンシブを使用してきましたが、やはり攻撃系の技術や強い球に押されてしまうことに不満を感じていましたが、今回素晴らしいラケットと出会うことができました。バックカットを中心にカットで安定して粘り、フォアに来たドライブにたいしてかけ返したり3球目やカットをストップされた球に対して積極的に打っていく自分のスタイルには非常に合っていると思い乗り換えを決断しました。今回和の極碧が素晴らしいと感じたことだけでなくこのラケットのレビューがあまり世の中にでていないことなどもあり久々にレビューを書かせていだきましたが、バックに粒を貼っていてなおかつインパクトが安定しているカットマンに自信を持ってオススメできるラケットです。カット用ラケットとしては手が出しにくい値段ですが、是非一度使ってみることをオススメします。
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