キョウヒョウ3-50


















投稿者:バルサミコ

キョウヒョウ3-50 37度
【自己紹介】
WRM歴4年目の粘着ユーザー.
これまで使った粘着ラバーはNEOキョウヒョウ3 ,キョウヒョウNEO3, キョウヒョウPRO3, 天極NEO3, 水星2WRM特注37・39度, メイスプロ48・52度など
最強レビュワーザーシーさん越えを目指し, レビュー投稿を続けるも厚い壁を感じる昨今である.
 
【現在使用用具】
R ティモボルスピリット
F キョウヒョウ3-50
B テナジー64
 
【レビュー時】
上記組み合わせに加えてBにブライスハイスピード, オメガVアジア, メイスプロ48度,エボELSで使用した
 
【おおまかなイメージ】
大衆向けNEO3. 中国のトップ選手のような食い込ませ打ちやミート打ちが簡単にできる. 
練習をしていなくても気軽に使えるキョウヒョウ.
 
【詳細レビュー】
キョウヒョウと聞くと誰もが思い浮べるのは最強中国の誇る回転量溢れるドライブ…鉄板のように固いキョウヒョウにグル―や補助剤を塗りこみ柔らかくチューニングして使うなんてイメージがはびこっているのではないだろうか. 一昔前と比べて品質が良くなり, WRM等のネットショップも増えて安く購入するのが簡単になり, さらには粘着テンションがより普及してきている経緯もあって一度手に取ったことがある方も多いと思う. そんな中で最強中国をリスペクトし, 「特殊素材にNEO3」にチャレンジするも待ち受けるは食い込まない鉄板ラバーの宿命.
・棒玉しかいかない
・しかも遅い
・カウンターするにも振りきれずにオーバーミスを連発
・引き合いはネットを越えない
・前では吹っ飛び下がれば飛ばないって何なのよ
・唯一キョウヒョウの良さを理解できたのは下回転サーブとツッツキだった
 
使いこなせずに上記のようなひどい目にあったキョウヒョウユーザーは後を絶たない. 自分のしたい卓球を中国卓球のような前陣速攻にしようとすれば、キョウヒョウを使う限り逆に不可能となる. 使いこむうちにいきつくはループドライブをメインとした「かけ続ける卓球」に落ち着く, これが一般キョウヒョウユーザーの落としどころではないだろうか.
 
私自身メイスプロからキョウヒョウNEO3に変え使い込んでいくうちに早いボールの出し方, カウンター方法を覚えていったが, それができるのは練習できている時のみ…週1〜2回程度しか練習できなくなってくるとキョウヒョウを振り切るスイングスピードが出ずに使いづらくなっていった. しかしてキョウヒョウは癖玉が出るし, 最大回転量も高いし, フルスイングできた時のスピードはテナジー以上, そしてカウンターも気持ちいい. 卓球が楽しくなるようなラバーであるため手放すのが惜しい. 練習せずとも使いこなせるようなキョウヒョウは無いのか…そうして出会ったのがこの「キョウヒョウ3-50」である. 
 
弾きの感覚, 打球感に関してキョウヒョウのトップシートに似ているものはそうそうない. キョウヒョウだからこその高速フリック, キョウヒョウだからこそのカウンター, 前述したキョウヒョウの攻撃技術の高さに加え, 弾きの感覚はキョウヒョウに慣れてしまうと他のラバーは全て物足りなくなるのだ.
3-50に関してはシートはそのままスポンジを高反発なものに変えているため, シートの感覚に依存するような技術に関してはNEOキョウそのままの感覚でできる.

飛ばさない技術, 弾く技術に関してはシートを意識して使えば無難に使うことが可能である. ドライブ等の飛ばす技術に関してはキョウヒョウの感覚でやった場合弾みすぎると感じるかもしれない. キョウヒョウユーザーが従来のキョウヒョウで飛ばそうとしたとき, あまりに飛ばない為擦り飛ばす打ち方をするものだが, スピードがでず深いループドライブになる. だが, このラバーの場合擦り飛ばした場合一撃性のあるボールへと豹変する. 十分な回転量とスピードが乗ったボールを出すことができるのだ. 粘着ユーザーでフォアストレートに低弾道のぶち抜きフォアドライブを打てる人間がどれだけいるだろうか.

上級者以上でなければできないと思われるその一撃はこのラバーなら簡単に可能とする. これまでの振りで十分に飛距離を出すことできる為にこれまで難儀した一撃系の技術の大体はレベルアップするであろう. それだけにとどまらず軽打中打においても軽くかけるだけで悠々とネットを越えスピード感あるボールを出すことができる. これは全て食い込みやすい弾むスポンジによるものと考えられ, キョウヒョウの癖にスピードボールを楽に出すことができるというキョウヒョウの持つ課題を克服したと言っていい. 前述したキョウヒョウの課題は飛距離が出るとした一言でほぼ解決する. ただ当てるだけにならず, これまでの振りで自分からエネルギーを乗せる事が簡単になったというだけで自在性が増した. ブロック等の守備的な技術においてもスポンジに食い込ませれば簡単に止まり, かけ返しても簡単にできる. 基本的にできない技術はほぼなく万能感あるキョウヒョウとなっている.
 
ただこのラバーの特性として賛否がわかれる点がある. それはボールの弾道が低いことだ. 低いといっても一般のテンションラバーより高く, 他のキョウヒョウと比べたら低いという意味で, ぐっちぃ氏のやるような超ループドライブなどの高弾道のドライブはやりにくく, やろうとしても放物線の頂点が飛距離が出るために遠くなり, オーバーミスをしやすくなる. またスポンジに食い込ませてぶち切るようなツッツキもスポンジの食い込みが良いため難しくなる. スポンジに食い込ませる程度を意図的に浅くしなければならず, 感覚練習を必要とする. 
 
【提言】
このラバーキョウヒョウの上位互換にほかならず, 飛距離も十分なのだが, 前述したようなツッツキの幅が案外出しにくく感じた. このラバーの硬度として35, 37度があるがどちらもNEOキョウヒョウよりもやわらかい. スポンジも気泡が大きく弾むものであるのかもしれないが, NEOキョウヒョウの37度, 35度があるとして、その弾みを知って比較検討しない限りはキョウヒョウ3-50の本当の性能はわかることができない. 是非WRMさんにはNEOキョウヒョウの37度, もしくはキョウヒョウ3-50の39度の製造依頼, 販売をして頂きたい. こうした使いやすいであろうラバーの需要は一般の粘着ユーザーの中に根強くあると考えられる. 
 
【まとめ】
以上からキョウヒョウの細かい技術を生かしたままスピードを求めたい方にお勧めする. また, テンション系で食い込ませ打ちの方でキョウヒョウを試したい方にもキョウヒョウの始めの一枚としてなら3-50をお勧めする。
キョウヒョウの自在性を高めに高めたキョウヒョウ3-50. 憧れの粘着使いの卓球を再現したい方には是非使っていただきたい一枚である.
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