ブレイクブルーjpg






















投稿者:ぐらたす
BreakProブルー【SWORD社】

1.ざくっとレビュー
Breakシリーズの破壊力・決定力を継承しつつ、扱いやすさを大幅に向上させている。
特殊素材ラケットでも十分いける。
フルスイングできないような「つなぎ」・「しのぎ」的プレーでも威力を出せる。
超攻撃的でありながら、オールラウンドプレーも得意な印象のドライブ攻撃型微粘着ラバー

2.第一印象
たぶん 初期ロッドで検品したもののようで、通常の袋とは違った状態でしたが
シートはこれまでと同じ感じでした。
※若干シートとスポンジの接着の濃淡が表面から見えてしまうような見た目の品質的不安を感じましたが、使用には問題ありませんでした。(初期ロッド限定の事案かも)
(重量)パッケージ重量69g ラバー単体61g
カット後47g(攻撃用ラケット)
使用ラケット:プリモラッツカーボン・神威他

3.攻撃技術全般
(はじめに・・・)
最近の粘着テンションは「スピード」と「回転」と「扱いやすさ」のバランスを重視した商品が多い感じがしています。
今回のBreakProブルーもその傾向で、「威力」はしっかりキープしながら万人に受け入れやすい方向に調整したような印象です。それでいて、粘着の特徴である強回転とナックルのいわゆる「くせ球」的要素というか、相手に「やりにくさ」を微妙にプラスしている感じがします。硬すぎず、軟らかすぎずの中間的硬度46度が創り出す、「テンション」でも「粘着」でもない、絶妙な「威力ある扱いやすさ」を実現していると思います。

(1)ドライブ
スピード系ドライブは、弾道が若干高くなった感じですがBreakシリーズの特徴である直線的なスピードドライブは健在です。後で書きますがスマッシュとかフラット強打系の威力も十分あるラバーでありながら、ドライブ回転量と扱いやすさがしっかり確保されている感じです。
台上ドライブなど上から持っていくような打ち方が得意な印象です。台上で力を抜いて軽くスイングする感じでも、威力と回転は出しやすいラバーだと思います。
打球点を下げたループドライブも回転力は十分あります。食い込みやすいスポンジなので、かなり使いやすいと思います。
逆を突かれたときなど、しのぎ・つなぎプレーでも威力を乗せられる感じがします。
粘着の特徴であるコスリ打法の強回転系ドライブ、食い込ませると伸びるドライブ系と、打ち分けがしやすいのも、GOODなポイントです。

(2)フラット系
フラット強打は圧倒的に良いです。スマッシュの決定力はかなり高いと思います。
ナックル的強打もいいのですが、ドライブ的強打も好印象です。扱いやすくなったことにより、意識的に球質を変えられる感じがします。
スポンジが扱いやすくなった分軽打はそれほどでもないのですが、強打時の威力は十分です。

(3)カウンター
粘着なので相手回転の影響は若干受けやすいのですが、微粘着が相手回転を一旦打ち消して、その後に自分の回転を上書きしてしまう感じで、強打系とかドライブ系の打ち方だとかなり制御しやすい感じがします。カウンター技術でもその特徴を活かして威力あるカウンターができます。かけ返すような回転系やナックル系カウンターが得意な印象です。テンションラバーのような回転を残すようなカウンターには向きませんが、前陣でピッチの早いナックルカウンター攻撃はかなりいけると思います。

各技術の評価は次のとおり
ドライブ (9.2点)
スマッシュ(9.2点)
カウンター(9.2点)

4.守備技術全般
ツッツキがガッチリ切れるというわけではありませんが、回転量は適度で制御もしやすいと思います。守備的技術で特別なにか良いという感じはないのですが、バランスよくなんでもできる感じです。守備的な細かい技術全般としては、有名テンションラバーよりは遥かに使いやすいと思います。

各技術の評価は次のとおり
ツッツキ(7.5点)
ストップ (7.8点)
ブロック(8.0点)


5.台上技術・サーブレシーブ全般
たぶん、粘着力を活かした回転の掛けやすさは抜群でサービス力はかなり高いと思います。(私自身、万人受けするスポンジ硬度で満足したことはないのですが。かなり良いです。)
台上技術も小さく止めやすく、思ったところにボールを置いてくるような感覚でプレーできます。かなり弾む攻撃型ラバーでありながら、この扱いやすさは、かなりうれしい「隠れた性能」かもしれません。

(1) サービス
回転系サーブは得意な印象です。回転量も豊富で「長・短」、「上・下」、「伸ばす・曲げる」・・・万能です。ショートもロングも穴はないと思います。
  MAXに切れるというわけではありませんが、回転量と扱いやすさにかなり満足できる感じです。


(2) 台上
台上ドライブやチキータなども、しっかりと食い込ませて一気に持っていけるテンションラバーっぽい打法でイケル感じがします。上書き的回転系なので自分でしっかり掛ける意識は必要だと思います。曲がりは少ない感じはします。

(3) レシーブ
レシーブも回転を残す系ではなく、上書き系が得意な印象です。
相手の回転系サービスに対して、ドライブ系の上書き・ツッツキ系の上書きなど、自分の回転に持っていく戦術に向くと思います。
粘着で受け止めて、掛け直す「上書き」は、レシーブ技術でも特徴的です。

各技術の評価は次のとおり
サービス(9.8点)
台上(9.0点)
レシーブ(9.0点)

6.お奨めラケット・どんな人に
今回、特殊素材(アウター)ラケットで試打したのですが、相性はかなり良いと感じました。弾むインナー系「神威」とも合わせてみましたが、これまた相性バッチリです。前陣フラット系主戦の戦術ならアウター、中陣ドライブ系の戦術なら「神威」で良いと思います。神威独特の球持ちに確実にハマル粘着テンション登場!という感じでしょうか。

お奨めしたい選手としては
『テンションラバーユーザーで、粘着的な特徴・戦術でプレーに幅を求めたい選手』
『粘着テンションユーザーで、硬めの硬度が好きだがプレーに限界を感じている選手』

7.総評
私自身、プラボール時代に入ってからBreakシリーズは敬遠していました。
理由は、以下2点
‖羮絅疋薀ぅ屬ネットにかかりやすい。(落としやすい。)
▲札觧代のようなドライブ強回転が掛からない。

BreakProブルーは、今更ながらプラボールにアジャストさせた新商品になると思います。SWORD社というかWRMが、MAZEのリリースを優先したため、後回しにしていたものの、思いのほか良い出来になったような感じでしょうか。

「硬い粘着ラバーが好き」とか
「威力ある強回転ドライブをかけたい」とか・・・
理想はありながら、代替ラバーが見つからず、とりあえず「テンションラバーに浮気してる」とか、「粘着テンションに満足できない」とか、そういう選手で、もう一癖『威力系』アビリティを追加したい感覚をもっている方に試してほしいラバーです。

使用する選手の硬度の好みが評価を分かれるラバーだと思います。
WRMの売り文句通りで、MAZEブルー48度が硬すぎて、MAZEブルー46度がちょっと柔らかいと感じる選手にジャストフィットするイメージです。

評価としては、私の中では確実に9点は超えます。
腕力とスイングスピードが十分にあるスーパーサイヤ人には、少し物足りないかもしれません。
※私は、硬めの粘着ラバーが好みですが、しばらくBreakProブルーに固定したいと思います。そのくらい粘着ユーザーに魅力あるラバーだと思います。私は。
以上