ヴェガヨーロッパ
















投稿者:ユーマ

今回はXIOMのVEGA EUROPEをレビューさせて頂きます。
R:ハッドロウVK
F:VEGA EUROPE 2.0
B:Grass-D-Tecs OX
でやって行きます。

・自己紹介
本職シェークバック粒。オープン大会2〜3回戦レベルの擦るのが苦手な攻撃型。

・製品について
韓国のChampion社のブランドであるXIOMから発売されたのがこのVEGAシリーズです。
VEGAは廉価で性能が良くバリエーション豊富という事で人気を博していますが、EUROPEはその中でも特に人気が高い様です。やはり中学生のフォア面からミート重視のドライブマンのバック面迄広い層で使用出来るのが理由でしょうか。

・第一印象
まず目に入って来たのはスポンジ。何やら「カーボスポンジ」と言うらしく兎に角真っ黒なスポンジです。EUROPEに使用されているのは軟らかめのスポンジという事で気泡は大きめで良く食い込みそうな感じです。
シートは少し曇っている感じで引っ掛かりはまずまずといった所です。粒はちょっと細めで食い込みが良さそうです。これだけ見ると大分コントロール重視ですが果たして。

・基本技術
フォア打ちでは、引っ掛かりはそこまでありませんが軌道は高めでコントロールしやすいですね。多少のミスは修正が効いてくれます。これぐらいのインパクトではあまり食い込まずに弾いている感じが強いです。
バック打ちは割愛。(ほぼ同じです)

・攻撃技術
ドライブはシートで擦るか食い込ませて打つかでかなり違いが出ますね。擦っても回転量はあまり変わりませんでしたが、スピード遅めの弧線ドライブが出ました。ちょっと高弾性ラバーに近い様な球筋でした。
食い込ませた方がスピード・スピンの総合値は高いので硬めのラバーから移行する時は打ち方を変える必要がありそうです。
元々スピン系では無いので、回転を求めるのは少し違うかもしれませんが今流行りのラバーに比べると少し弱いですねー。威力もやはり出ないですが、コースを狙った連打がとてもやりやすく、そこから崩して行けば十分戦えそうです。
ループは低めにする様意識すれば狙い打たれる事は少ないですが回転量が少し心許無い所です。
フリックはとてもやりやすく、スピードもまあまあ出るのでノータッチも狙えます。シートが回転の影響を受けずらいので練習用に使えるかもしれません。
ロビング打ちは飛距離が少し出ないので気持ち奥目に打つといい様です。
全体的にコントロール重視な特性が出ましたね。

・守備技術
当てるだけのブロックでは抑えが効きやすく吹っ飛ばす様な事は少ないですが、直ぐ食い込むので何かラケットが押される様に感じました。
伸ばしたり止めたりといったブロックでは食い込まない様に少し調整が必要ですが、元々が飛ばないので割と簡単ではあります。
ナックル・サイドスピンブロックはシートが軟らかい為やりずらさを感じました。
カットはとても抑えやすく、切れ味はありませんが深く入れやすいのでバック粒のカットマンが繋ぎで使うのに適していると感じました。

・サーブ&レシーブ
サーブは切れ味・短さ共に可もなく不可もなくと言った所で、ブチギレサーブは出せませんがナックルが出しやすいので変化を付けて相手を崩して行きやすいです。
フリックはとてもやりやすく、スピードもまあまあ出るのでノータッチも狙えます。シートが回転の影響を受けずらいので練習用に使えるかもしれません。
ツッツキも切れ味があまり無いので短さ重視で自分から打って行く様に仕向けた方が良いと思います。
回転性能の微妙さが出てしまった結果となった…のかな?

・その他
寿命は流石VEGAシリーズというべきですか、週6日2時間程の練習で2ヵ月半持ちました。
後はラバーを変える際少し丁寧に剥がした方が良いかもしれません。(スポンジの剥離)

◯他ラバーとの比較
VEGAシリーズのバリエーションが豊富という事で、
・シートの同じVEGA ASIA (以下ASIA)
・更に軟らかいVEGA ELITE (以下ELITE)
・回転重視のVEGA EUROPE DF (以下DF)
との簡単な比較をしたいと思います。

・スピード(弱めタッチ)
ELITE>ASIA=EUROPE≧DF

・スピード(強打時)
ASIA>EUROPE≧DF>ELITE

・回転性能(擦り打ち)
DF>ASIA>EUROPE>ELITE

・回転性能(食い込ませ)
DF≧ASIA>EUROPE>ELITE

・回転性能(台上)
ASIA≧DF>EUROPE>ELITE

・コントロールのしやすさ(擦り打ち)
ASIA>DF≧EUROPE≧ELITE

・コントロールのしやすさ(食い込ませ)
ELITE>EUROPE>DF>ASIA

・コントロールのしやすさ(台上)
ASIA>EUROPE>ELITE>DF


・まとめ
回転性能やスピードなど、目立った性能は無いもののバランスが取れていてその中で全ての性能が高水準で保たれていました。
この優等生的性能とそのコスパの良さが人気の要因なのだろうと頷けるラバーでした。