ラザンターR47ラザンターR50








投稿者:ぐらたす
RASANTER R50とR47【andro】※共にULTRAMAX  

1.ざくっとレビュー
「段違いの扱いやすさ」と「ドライブの落差と伸び」がセールスポイント
相手回転の影響を受けにくく、攻撃では扱いやすい。
ドライブの食い込ませる感覚をつかめば「強回転」で威力を発揮する。
R50でも硬く感じないし、かなり食い込む。R47が万人向け

2.第一印象
R50 パッケージ重量 102g、単体70g、カット後重量 47g(攻撃ラケ)
※R50を3枚購入したが、ほぼ同重量でした。
R47 パッケージ重量 100g、単体67g、カット後重量 45g(攻撃ラケ)
※R47は若干軽い感じだと思います。

重量は旧作RASANTパワグリより若干軽くなった程度
シートは旧作よりちょっとだけ薄くなったと感じる程度
シート表面だけではR50・R47の差は分からない。同じに見える。
スポンジも旧作と同様の気泡のあるライトグリーンでカラーは継承している。
見た目の進化はあまり感じない。
ラバー下部の中心位置に「・マーク」が付いたので貼るときに便利


3.攻撃技術全般
(はじめに・・・)
私は普段、粘着テンションをメインに使用しています。
R50を試打ターゲットにし、R47などと比較しながらレビューします。
R50でも硬さを感じないというか、かなり食い込みやすい印象です。
RASANTパワグリはスポンジの硬さで威力が出る感じでしたが、R50は全くの別物で食い込みやすく、逆に食い込ませないと威力が出ないというか制御しにくい感じです。
擦る系のチップドライブはできなくはないですが・・・落ちやすいか。
粘着ユーザーよりは、テンションユーザーが好みそうな打球感だと思います。

(1)ドライブ
ドライブに関しては、しっかり食い込ませることができれば、十分な威力と回転量が出せると思います。慣れるまで、かなり飛距離が出てしまいますが、慣れると弧線が作りやすくなっていきます。一気に持っていくようなスイングで、伸びて深く入るパワードライブが得意な印象です。「ボールの落差と伸び」が特徴だと思います。
確実に向上した点は「扱いやすさ」だと思います。ほかのレビュアーの方も触れていますが、回転がかけやすくなり、コントロール性が格段に上がった感じがします。
ループドライブは、粘着テンションのような擦る系のチップドライブは難しく、若干食い込ませる感覚が必要だと思います。シートで擦るのではなく、シートで掴んでスポンジでかけるようなイメージになるでしょうか。
回転量だけを評価すると期待以上というほどではありませんでしたが、十分確保されていると思います。ボールの伸びと回転量の総合した威力がある感じだと思います。
【R50とR47の違い】
粘着ユーザーならR50でも軟らかいような感覚をもつ選手もいると思います。
R50が回転をかける性能は上で、回転の影響は若干受けやすい感じです。
硬度が違っても、操作性は良いので、ドライブに関しては単純に硬度の好みの問題だと思います。ラリーの中で食い込ませて威力を出したいレベルの選手であればR50、それができないのであれば、R47が無難だと思います。
(※硬度の差は、守備面でかなり違ってきます。後で)

(2)フラット系
フラット系のスマッシュ・角度打ちは良いと思います。
食い込ませてのフラット強打は、スピード・決定力ともに十分です。
合わせるだけの強打もスピードが速く、ラリー戦でのスピード勝負でも強いと思います。ドライブスマッシュ気味に打ちに行くと、食い込む感に慣れるまでちょっと飛距離が合わないかもしれません。スマッシュ・ドライブのメリハリをしっかりさせたい感じです。
【R50とR47の違い】
 スイングスピードがない選手はR47のほうがスピードを出しやすいと思います。
 ラリー戦で、当てただけでスピードが出るのがR47です。

(3)カウンター
カウンターで特徴的なのは「ボールの伸び」です。
相手強打・強回転の影響を受けにくく、回転を残す感じでカウンターすると、相手を確実に詰まらせることができそうです。「伸ばすカウンター」がgoodです。
弾く感じでカウンターに行くと、食い込んじゃうのでオーバーしやすく若干難しいかもしれません。
【R50とR47の違い】
カウンターではR50が若干相手回転の影響を受けやすいと思います。
弾くより、伸ばすカウンターが得意な感じです。

各技術の評価は次のとおり
ドライブ (9.3点)
スマッシュ(9.0点)
カウンター(9.2点)

4.守備技術全般
守備的プレーではR50・R47の差が大きくなる感じがしました。
R50は攻撃面では扱いやすく威力を出せるのですが、守備面では難しさがアップしてしまいます。
ツッツキでは、R50は相手回転の影響を受けやすく、切れたツッツキを落としやすくなる感じがします。自分からガッチリかけに行く意識が必要だと思います。
ストップは逆に浮きやすく、慣れるまで苦労しました。
扱いやすさではR47が良いと思いますが、守備的な回転量はR50が圧倒的に多いので・・・。慣れるまでは、守備的な細かいプレーで気を使います。
強打に対するブロックは自在にできるのですが。小技がムズカシイ。

各技術の評価は次のとおり
ツッツキ(R50 扱いやすさ7.0点)(R50回転量 8.5点)
    (R47扱いやすさ8.4点)(R47回転量 7.8点)
ストップ (R50 7.8点) (R47 8.2点)
ブロック(8.0点)

5.台上技術・サーブレシーブ全般
粘着テンションとは使い方が違いますね。
擦るよりは、食い込ませるようなサーブが得意だと思います。
テンションラバー使用者は問題なく使いこなせるようです。
粘着ユーザーの私は、サービス・レシーブの感覚がかなり違い、慣れるまでかなりの時間を要しましたが、回転をかける性能は十分高いと感じました。
台上の攻撃的なプレーやレシーブは良いと思いますが、R50の守備的な難しさを若干感じます。

(1)サービス
回転系サーブは得意な印象ですが、弾みが強いので短く(小さく)出すサービスが若干難しいと感じました。
ロングサービスは好印象で、ナックル・アップ系共にスピードが速く、変化も大きいのでかなり有効だと思います。
R50は回転量MAX級で切れ味は十分ですが、食い込ませて切る技術とか短く出す感覚が必要です。

(2)台上
しっかりと食い込ませて一気に持っていくチキータ・ドライブなどはやりやすく威力もあると思います。
回転量を出そうとするとR50になりますが、台上で食い込みやすいR47の方が当然扱いやすいです。

(3)レシーブ
積極的に上回転をかけていくレシーブなら、自在性があり次の攻撃につなげるようなプレーになると思います。
守備的レシーブをするなら若干の扱いにくさを許容して、回転に特化するのも有りだとは思います。がっちり切ったツッツキなんかはヤバイくらい切れるので。
 ・回転特化ならR50で
 ・自在性優先ならR47 になると思います。

各技術の評価は次のとおり
サービス(9.4点)
台上(8.8点)
レシーブ(8.0点)

6.お奨めラケット・どんな人に
今回、特殊素材(アウター)ラケットと弾むインナー(神威)で試打しました。
R50はスポンジが硬いとのことですが、アウターに貼ってもそれほど硬く感じません。攻撃の威力は出しやすく、硬くて弾むラケットとの相性はかなり良いと感じました。
回転系テンションでありながら、アウターで威力が出せるし、ドライブもやすいと思います。
弾むインナー系「神威」とも合わせてみました。当初、弾みと球持ちが予想以上で「衝撃的感覚麻痺」に陥りましたが、ものすごい回転量です。慣れは必要ですが、ドライブの回転勝負なら球持ちの良いラケットが良いと思います。多分、ラケットの弾みを落としていけば軽打でも回転量が増えていく傾向になると思います。
十分な弾みと回転量はRASANTER:Rシリーズが性能として持っているので、選手のやりたいプレーをラケット側で合わせるような感覚が必要なのかも。今後は。

お奨めしたい選手としては
『テンションラバーユーザーの全選手』でしょうか。一度は試して損はないと思います。
一般的にはR47が良いと思います。
粘着テンションユーザーが使用するには若干慣れが必要です。でも、この「ドライブの落差と伸び」を知ってしまうと、逆戻りできないかもしれません。粘着ユーザーにはR50をお勧めします。

7.総評
RASANTシリーズ全てを廃盤にして勝負をかけてきたandro社の新商品
「ULTRAMAX」という言葉の響きが新たな時代突入を感じさせてくれます。
個人的には、期待通りの高性能でした。
「スピード」&「回転」の時代に「伸び」と「操作性」をプラスして「総合的威力」を上げてきた感じですね。
テンションラバーユーザーにRASANTERを軽く打たせてみると、最初、微妙な表情をするのですが、徐々に感覚がつかめてくると「良いかも!」「すげえ!」のコメントが出てきます。最後はボールの伸びに納得する感じです。
否定的な意見を言う人もいましたが。
回転「量」自体はそれほど一気に進化していないと思いますが、私は十分な総合的威力向上だと思います。
総合評価としては、これまでのテンション最高点をつけても良いと思います。
(点数はやめておきます。)
これからも各メーカーから新たなテンションラバーは開発されてくると思いますが、しばらくは、RASANTERはテンションラバー界の一角をキープすると思います。

(ひとりごと)
粘着ユーザー向けにR50より硬いバージョンがあっても良いと思います。

なんか、また、粘着テンションラバーが技術的に離されていく感じがします。
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