キングプロ












投稿者: バルサミコ
[自己紹介]
  手違い?でレビュー界の馬龍である「ザーシー」さん不在の前回レビューで初めて1位を取らせて頂きました。投票して下さった皆様ありがとうございます。
  今後とも打倒ザーシーさんを掲げ独自路線のレビューを書いていきたいと思います。
[レビューする商品名]
  King pro
[使用環境]
  R 和の極み煉
  F King pro
  B  エボELS
[はじめに]
  そろそろレビューするラバーのネタが減ってきたと思っていた矢先、久しぶりにみたKing Proの紹介動画。
  以前もバックで使用したことがあり、久しぶりに使いたいと思い知り合いから譲り受け、新たにプラボール環境でレビューします。フォアでの使用です。

[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  プラボールにマッチした球持ちがあり、ボールをグッと持つ。動画紹介にあるような高い弧線弾道もあるため安定したドライブを打つことができた。
  ボールスピードはそこまで出ないが、早いボールを早いまま返すことができ後ろに下がってもさほど違和感はない。
  遅いボールに対して強くいくのが難しいがしっかり弾くことができればカバー可能である。
  上記の特長からボールをしっかり持ち、受けたボールをそのままの威力として返すことが可能であるため、小スイングでのカウンターがしやすい。相手の球威によって自分のボールが変わる為常時ボールスピードの確保できないが、軽くかけ返してカウンターをすることが容易で充分に戦術に組み込める。一方で強く無いボールに対しぶち抜き系のカウンターがどこかやり辛く、ワンチャンを狙った勝負がし辛いのは低評価。一発性能が低いという面で「単体での」攻撃力は少ないが、安定感を持った連続攻撃を主とするならば攻撃力は担保できるだろう。
  回転をかけるにしてもかけやすさ、安定感は共に高いのだが、どうしても最大回転量が落ちる。ループでブロックミスを狙うのはこのラバーで狙うのはナンセンスであり、このラバーでそうした攻めができる選手ならば他のラバーを使った方がベターだろう。
  攻撃性能の面でみるならば県大会出場を目標とするレベルの選手が無難に勝てるよう繋ぎを上手くする、しかけを上手くする為に使用するのがいい適応と考えられる。
  このラバーで基礎を学び、メイスプロシリーズにステップアップしていくのが理想的だろう。

[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  ブロックは普通にやりやすい程度。かけたり伸ばしたりもやりやすい。
  ツッツキのしやすさがこのラバーの特長で、独特の球持ちにより小スイングで強いタッチが出しやすいため回転を強くかけることが容易である。
  その一方で更に強いタッチとなると持ちすぎて逆にやり辛く、最大回転量としてはそこまで高くない。キョウヒョウとかのほうがよく回転がかかる。
  総じて守備技術にしても攻撃技術と同様にやりやすさと安定感が売りである。

[サーブ・レシーブ・台上技術]
  どれもそつなくこなせるが、前述した通りレシーブでの上書きツッツキはしやすい。
  引き付けることを意識すれば飛距離を抑えることが容易だった。上系であれば相手のボールの球威に応じて出せるボールスピードに制限があったが、下をかけることに関しては長短・速度共に制御自由だった。ツッツキだからというのが一番の理由かもしれないがレシーブに自信がないならばまず使用してみてもいいのではないだろうか。しかし、最大回転量の担保はできない。あくまでツッツキで点数を取るというよりかは、効果的なレシーブをする目的での使用は推奨できる性能。
  他台上技術ストップ、ツッツキは飛ばない為にやりやすい。

[おすすめな方]
  セル時代に使用した際にも感じたが飛ばず自分でかける感覚が無いと入らないラバーという印象は強い。しかし逆を返せば自分でかける感覚を養わなければいけないという修行用としての性能は十分にある。
  前回レビューしたラザンターシリーズはあまりに飛距離がある為に小さいフォームで強いボールを打つ為の「当たり判定の狭い」修行用ラバー。
  今回のKingproは飛距離が出ない為に、大きなフォームでも小さなフォームでもかけて「入る基準が広い」という意味で「当たり判定の広い」修行用ラバー。強いボールというよりかはドライブのかかったボール、下回転のかかっているボールでまず入れるスキルを身に付ける為の練習用ラバーとして適していると考えられる。
  Maze proシリーズも私は修行用ラバーとして、Kingproと同系の意味合いがあると評価しているが、飛距離が出ず、自分から強いボールを出せないという意味でMaze proよりも「安定性」や「続けること」を学ぶためには優れていると考えられる。
  かける感覚としてWRM社としてボンバード等ゴクウス系ラバーを推奨しているが、ゴクウス系ラバーであれば「かける」、「弾く」のメリハリがある為、どちらも学ぶことに長けている。その一方で中陣からのラリーとなると難度が増すという特性がある。
  ゴクウスと比較してKing proの方が立ち位置を選ばず、弾く感覚よりもかけることに特化したラバーであるため、幅広い位置から安定したドライブを打つ、盛り返すことを覚えることが容易である。加えてツッツキもやりやすいとくれば、一通り基礎は学んだが試合で連打できない、レシーブでぴょこぴょこしたり繋ぎが上手くいかない初級者なんかに修行用ラバーとしてオススメできると思う。
  繋ぎができて一発が打てるようなレベルの選手であれば、KingproよりもむしろMazeproシリーズの方が適していると考える。

[まとめ]
  安定性を求める人や、安定感が欲しい人向けの修行用ラバー。
  一発の威力はないが、それを補えるしかし下回転のかけやすさ、台上のやりやすさがあり、初級者の駆け込み寺として使われるべきラバーの一つと考える。このラバーを使いこなし安定感が生まれたら、Maze pro や Break pro、アレス等にステップアップしていけるのではないか。
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