ラザンターR50
















投稿者:ぬりかべ
andro社「RASANTER R50(赤,1.7mm)」レビュー
 ※幻守L中国式(※表面はラザントカオス)の裏面で使用しました。
 ※その後、王道01中国式に貼りました。

1.ざくっとレビュー
 安定して強い回転をかけることができ、攻撃時だけでなくブロックやカウンターでも高い安定感及び威力を発揮する、中〜上級者向き万能型テンションラバー。

2.第一印象
 重量は パッケージ込み98g→カット前67g→カット後47g(中国式の根元から1.5cmあけています) となっています。王道01に貼ったときは44gでした。同じ厚さのラザントパワーグリップ(以下PGと表記)と比べると2〜3g程度軽いようです。
 球突きをすると、1.7mmスポンジとは思えないほど弾みます。スポンジ硬度ほどの硬さは感じず、ボールの食い込みが良いように思いました。

3.攻撃技術
 ドライブ 9.5点
 スマッシュ 8.5点
 攻撃で良かったのは、何といってもドライブ(裏面やシェーク持ちでも使用しました)。スポンジ硬度が高いわりにボールが食い込み、かなり前進回転をかけやすくなっています。MAXの回転量はPGと同じかわずかに劣る程度かと思いますが、安定して回転量の多いボールを打つことができるので、扱いやすさと安定感はPGを凌ぐように思います。硬さと食い込みのバランスが良いためカーブドライブもシュートドライブも打ちやすく、自在性が高く弾道の変化もつけやすいと感じました。
 スマッシュも、適度な硬さ+食い込みの影響で、初速・飛距離ともに十分に出ます。ちょっとかぶせて打つと自然と前進回転がかかるので、安定感もかなり高めです。

4.守備技術寸評
 ブロック 9点
 カウンター 9.5点
 ツッツキ 8点
 ブロックに限ったことではありませんが、R50は相手の上回転に対して鈍感であるように感じました。そのため、ブロック時にラケットが押される感じが少なく、少し上回転をかけて返せばほとんどのボールが入るように感じました。また、バウンド後の伸びが大きく、練習相手も「連打できない」とこぼしていました。粒ペンの選手が、表面粒ブロックと裏面のブロックを使い分ければ、球質に大きな変化が出て、かなりの武器になるかと思います。カウンターも自然と回転がかかり、ちょっとオーバーしそうな当て方をしても弧線を描いて入ってくれます。テンション系らしいスピードもあり、安定感・威力・変化(伸び)ともにレベルが高いと感じました。
ツッツキでは、相手の下回転の量にあまり影響されず、切れたツッツキもナックル性のツッツキも、あまりラケット角度を気にせずに返球できるように思いました。弾みが良いぶん短く止めるのは難しいと感じましたが、強く切ってもツッツキが浮かないので、回転の強弱の変化はつけやすいかと思います。ただ、下回転の影響は受けにくいのですが、横回転の影響を受けやすく、横回転を入れたツッツキには横へのオーバーミスが多く出ました。

5.台上技術・サーブ・レシーブ全般
 台上技術点 8点
サーブ点 8.5点
 レシーブ点 7.5点
 台上技術に関しては、ボールを食い込ませやすいため、フリックや台上ドライブがやりやすく、威力も高いように思います。また、自分から前進回転をかけに行くと相手の回転の影響を受けにくく、安定感も高いように思いました。ストップに関しては、短く抑えるのが難しいように思いました。
 サーブに関しては、シートの引っ掛かりが良いため、回転量はPGと変わらないように感じました。テンション系の中では間違いなくトップクラスでしょう。弾みが良いぶん下回転サーブを短く抑えるのがPGより難しいと感じましたが、ロングサーブの威力はボールの食い込みが良いぶんPGよりあるように思います。
 レシーブに関しては、フリックや台上ドライブでは回転の上書きがしやすく安定感があるのですが、フラットに当てると相手の回転の影響を受けやすく、弾みもいいぶんコントロールが難しいと感じました。守備技術のところでも述べたように、対下回転では相手の回転量にあまり影響されずに切ったツッツキを出せるのですが、横回転の影響を受けやすいので注意が必要です。ツッツキや角度を合わせるレシーブを中心とする選手にはレシーブは難しいかもしれません。とは言え、回転のかけやすさ+攻撃の安定感+威力の出しやすさがあるので、レシーブから攻撃する選手や回転の読みが上手な選手には、むしろ扱いやすいかと思います。

6.お勧め構成
 弾みが良いので木材5枚合板でも威力が高く(もちろん回転性能は抜群)、自然と前進回転がかかるので特殊素材のアウター系に貼っても安定感・回転性能ともに高く(もちろんスピードは抜群)、と貼るラケットを選ばないように感じました。
 個人的な好みでは、カウンターやブロックのしやすさを生かすために、和の極み-煉-と組み合わせると良いように思います。

7.どんな人にお勧めか
 スピード・回転量ともに優れているので、粒高やアンチラバー・変化系表を使う異質型にはピッタリですね。シェーク裏裏の選手が使うのであれば、レシーブにある程度の技術が必要なことを考えると、中〜上級者向きかと思います。
技術力が高いことが前提ですが、ツッツキが切りやすく、ブロックやカウンターがしやすいことを考えると、片面のみを使うペンドラの選手に最適ではないでしょうか。
基本的にはハードヒッター向きかと思うのですが、PGと比べるとボールを食い込ませやすいので、「PGは固くて扱いきれなかった」という選手にも安心して勧めることができます。

8.総合評価
 PGと同程度の回転量を持ちながらも重さを若干軽減したことを考えると、裏ソフトはサーブのみという粒ペンであっても8〜8.5点をつけて良いかと思います。安定して前進回転をかけやすいことを考えると、粒ペンの中でも裏面打法や反転攻撃を多用する選手やシェークの異質型が使うに9点以上というところでしょうか。
 中〜上級者のドライブマンが使うぶんにもまず9点以上つけて良いかと思いますが、ロングサーブからの展開やブロック・カウンターを得意とする選手なら9.5点をつけて良いかと思います。

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