V42








投稿者:ザーシー
[自己紹介]
  ・卓球歴 約10年
  ・戦型 普段はペンドラ+粒高ですが時々シェークも使います。
[レビューする商品名]
  ラザンターV42(andro)
[使用環境]
  ・使用ラバー
  ラザンターV42 ULTRAMAX 赤

  ・使用ラケット
  吉田海偉
  ワラック-CH
  ガレイディアリボルバーR
  和の極-蒼-ST
  ティモボルALC-ST
  松下浩二-ST
[はじめに]
  ラザンターV42はandroから発売されている裏ソフトラバーです。
  以前書かせて頂いたラザンターR47などのレビューにラザンターシリーズについての特徴などを書かせて頂いたのでそちらも読んで頂けますと幸いです。
  R47と同様にV42も「UMテンションラバー」です。
  ルール規定ギリギリの厚さ2.3mmまでスポンジを厚くした「ULTRAMAX」という新しいスポンジの厚さ表記に加え、トップシートのグリップ力を強化しシートを薄く設計することでよりボールが食い込むようになりました。
  スポンジは厚くシートは薄くグリップ力はより強く、ラザンターシリーズは高速化する現代卓球により適した形に進化しています。
  またラザンターのトップシートは粒が太くてその粒と粒との間隔が狭いスピン特化のRタイプシート、粒が細くてその粒と粒との間隔が広いスピード特化のVタイプシートの2種類に分類されます。
  今回試打したラザンターV42はスピード特化のVタイプシートにミディアムな硬さの42°のスポンジを組み合わせています。
  スピード特化のVタイプはV47とV42の2種類がラインナップされています。
  V47と比較して弾みの強さや安定性、R42と比較してスピンとスピードの具合の違いなどを意識しながら試打をしてきました。
[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  ・基本打ち
  弾むシートに軟らかいスポンジの組み合わせによって軽い力でインパクトしてもボールがよく飛んでいきます。
  後陣からの打球でも飛距離が出しやすくラリーを続けることができます。
  ジュニア、レディース、シニアの方が使用しても問題なくプレーできるほど弾みが強くコントロール性能が高いです。

  ・ドライブ
  ラバー全体が軟らかいのでボールが食い込みやすく回転がかけやすいです。
  練習相手が打ったドライブを受けてみると、スピン特化のRタイプやよりハードなV47の方が回転量が多い印象を受けますが、ありますがそれでも強力な回転がかかるので、V42もさすがラザンターシリーズの1枚といったところだと思いました。
  またR42と比較するとV42は直線的な弾道に感じますが、ただネットまで真っすぐに突き刺さるのではなく緩やかな山なりの弾道を描き狙った位置で相手コートで沈みます。
  ドライブが山なりの弾道を描くのはラザンターシリーズ全体に共通した特徴で、その中でもRタイプとVタイプを比較するとRタイプのドライブの方がより山なりの曲線を描き、Vタイプのドライブの方が直線的であるといった具合です。
  ソフトで弾むラバーを使いたくても、ドライブでの直線的な弾道である故にネットに引っかかってしまう感覚が苦手な方にはV42はぜひ試して頂きたいです。

  ・スマッシュ
  弾みが強く相手コートに猛スピードで突き刺さるようなスマッシュになります。
  ラバーが軟らかくボールがぐいっと食い込むので、その反動で一気に飛び出していくようなイメージの弾道になります。
  R50やV47などよりハードなラバーでの弾くようなスマッシュに比べると、V42は食い込ませてから飛ばすようなスマッシュなのでスピードは劣ります。
  しかしハードなラバーでのスマッシュは当たり所や角度を少し誤るとボトッとボールを落としてしまうことがありますが、V42はスイートスポットが広いのである程度の角度や位置であれば安定たスピードのスマッシュが打てます。
  スマッシュを練習している方にはまずV42を試して頂いて、それからV47やR50にステップアップする方法が良いと思います。
[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  ・ブロック
  ボールが食い込みやすくかなり弾むのでら当てるだけのブロックはインパクト後にあらぬ方向に吹っ飛んでいくような印象を受けました。
  RタイプやV47と比較すると角度調節がよりシビアですが、ブロックが得意な方にとっては相手ボールの勢いを
  そのまま利用して返球することが可能なので、打点の速いブロックで相手を崩して得点することも可能です。

  ・ツッツキ、ストップ
  シートの引っかかりが強くボールがよく食い込むので強い下回転がかかったツッツキを打つことが可能です。
  しかしR47やV47などのハードなバリエーションでのツッツキと比較すると食い込みが強すぎるのか、前後や左右の調節がやや難しいです。
  回転がかけやすいのでツッツキの切る感覚を練習するには良いですが前後左右のコントロールは硬いバリエーションのラザンターの方がやりやすいと感じました。
  またストップは軟らかさが良い具合に相手ボールの勢いを殺してくれるので、よく止まります。

  ・カット
  相手のボールをラバーにぐいっと食い込ませて強い下回転で返球することが可能です。
  ツッツキと同様にカットでの下回転ではラバーの食い込みの良さと強い引っかかりが上手く作用して非常に強力なカットボールを打つことができます。
  また飛距離が出しやすいので前後左右に振られても相手コートにボールを沈めることができます。
  ブチ切った時のカットの回転量は今のところR47が1番多い印象を受けましたが、相手にコースを振られたり後陣から何本も粘る展開に持っていかれやすい初〜中級者のカットマンにはV42のカットのやりやすさは心強い味方になると思います。
[サーブ・レシーブ・台上技術]
  ・台上技術(プッシュ、フリック、チキータ)
  ボールがよく食い込むのでやりやすく、相手ボールの勢いの反動を利用した強力なプッシュを打つことができます。
  フリックはボールがやや上方向に飛びやすいですが球持ちがよいのでネット前で落とすことなく安定した打球をすることが可能です。
  またV42は回転がかけやすいのでチキータは強い回転がかかり打ちやすいです。
  しかしボールがやや深めに伸びることがあるのでネットよりもオーバーに気を付ける必要があると思います

  ・サーブ
  回転量ではRタイプのバリエーションには劣るものの、ボールがよく食い込んで回転がかけやすいのでスピン系サーブは全般的に得意です。
  またスピードロングでは想像よりもややボールがオーバーしやすいので注意が必要です。

  ・レシーブ
  台上問わず回転がかけやすいので相手サーブの返球はやりやすいと感じました。
  しかし返球後のボールが台の外に想像以上に飛んでしまうことが多いのでレシーブでのオーバーミスが課題だと思いました。

  ・カウンター
  ボールがよく食い込むので相手のボールを勢いを利用してその反動で打ち返すようなカウンターを打つことが可能です。
  相手の強い回転をこちらのより強い回転をかけ返して打つRタイプのようなカウンターは難しいですが、相手のボールスピードをより強い弾みで打ち返すスピード重視のカウンターを打つことができます。

  ・ロビング
  飛距離が出しやすく弱い力でも弾むので、後陣からロビングで粘る展開が特異なプレーヤーに適していると思います。
  現代卓球ではお互いに大きく下がった位置からのドライブの引き合いや、フェンスを超えた位置からのロビングでの返球などの場面も多いのでV42の飛距離の出しやすさも非常に優れた特徴だと思います。
[おすすめな方]
  回転をかけることが苦手な方や、力が弱くボールにスピードを出すことが苦手な方に適していると思います。
  食い込みがよく弾みよく回転がかかるので様々な技術の習得におすすめだと思います。
  また前後左右に大きく動き回ってどこからでも返球する粘るプレースタイルの方にもおすすめです。
  飛距離が出しやすいので大きく下げられたり左右に振られたりした場面でも相手コートにボールを打ち返すことが可能です。
  しかし飛距離が出しやすい故にネットミスよりもオーバーミスが多くなりやすい点は注意が必要です。
[まとめ]
  これまでのソフトで弾むラバーの印象は直線的な弾道でネットに引っかかる、飛距離が出るのでオーバーミスに繋がりやすい、といった特徴から力が弱い初心者用といったイメージが強かったです。
  しかしV42は弾むことに加えて引っかかりもよく強い回転がかかるので飛距離や弾みを活かしたプレースタイルの方に安心して使って頂ける性能のラバーだと思います。
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