アポロ5






















投稿者:ぐらたす
アポロ5 40度(黒,2.2mm)【銀河】レビュー  

1.ざくっとレビュー
粘着ユーザーの理想に寄り添う感じで
プラに合った強回転とプラに合った粘着的攻撃力を持たせたような
WRMっぽい硬め粘着ラバー
(最近の粘着テンションとは違う!!!)

2.第一印象
ゴールドパッケージから出してみると,黒シートに黒スポンジというスパルタンな印象である。ラバー自体かなり外に反っていて強いテンションがかけてあるのが分かる。ラバー表面の薄いビニルをはがすと、昔からのアポロの風貌だが・・・。ん。
品質面で大きく向上しているようだ。粘着シートの質感・ラバーカッティングなどかなり綺麗である。(その昔、アポロは品質面でガッカリの時代?があった。その頃の品質的な不安はクリアしているようだ。大丈夫そうだ。)
シートは強粘着ではない「中粘着」か,弾みはアレスほどではないが粘着ラバーとしては強い弾みだ。が、硬度40度ということで、くい込まない。普通のテンションユーザーなんかは鉄板級って思っちゃうかも。粘着硬め好きの私でも最初は硬いと感じました。

パッケージ重量88g ラバー単体79g カット後52g(攻撃用ラケット:神威)
(他に1枚使用したが同程度の重量でした。最近の粘着ラバーとしては重いか。)

3.攻撃技術全般
(はじめに・・・)
まず感じたのは ’潅紊蕕靴げ鹽招倭犧鄒 と 粘着の特性を出せそうな弾み
〆能蕕蝋鼎妓里鵬鹽召かけにくい印象でしたが、ある程度慣れてくると、自分から回転をかける能力がかなり高いと感じました。回転で先手を取りやすい・・・と。
(硬度40度は思ったより硬いとも感じました。)
弾みでは、アレスと比較してしまうと弾みませんし,WRM粘着商品のターゲットブルーやブレイクブルー・MAZEブルー48度よりも若干弾まない感じがします。
ですが,これが,硫鹽招倭犧鄒と硬さ40度と相まって粘着らしさを出せていると感じました。

(1)ドライブ
【ループドライブ】
アポロ5は、ループドライブの回転量と横系変化が特徴で大きな武器だと思います。多分,最近の粘着(テンション)の中では、一番のループ回転性能だと思います。
打球点を下げたループはものすごい回転量で,しかも、カーブ・シュートなど横回転系ドライブの変化が大きく,対戦相手にとってはかなり嫌がられる感じがします。

【スピード系ドライブ】
スピードドライブではアレスほどの威力は出せませんが、上から掛けに行くドライブに、カーブ・シュート系を盛り込んでいくと特徴的なプレーができそうです。
曲がりの大きなドライブで相手を動かすことになるため「癖が強いドライブ」で得点していく戦術に合いそうです。
スピードドライブの決定力はそれほど高くないと思いますが、フラット強打がナックルになるという「もう一癖」がありますので、アポロ5らしさを活かした攻撃技術を探して・・・というか磨いていけそうです。(セル時代の回転系ドライブの楽しさを思い出させてくれます。)

(2)フラット系
スポンジが硬いラバーなので叩くような強打はナックル系の威力が出ます。スピード面ではアレスにはかないませんが,アポロ5は球質のバリエーションがあり、フラット系強打・軽打(回転系ドライブ)で相手ミスを誘えそうです。昔っからの粘着ユーザーが好みそうなフラット系技術だと思います。

(3)カウンター
硬い粘着なので相手回転の影響は受けやすいと思います。しかし、硬さを逆手にとってフラットカウンターはできると思います。ドライブに対しては、つぶしにいくようなカウンターが良いと思います。
ただ、テンションラバーみたいに相手回転に合わせて伸ばすようなカウンターにはなりません。(食い込まないので当然ですが)

各技術の評価は次のとおり
ループドライブ (9.6点)
スピードドライブ (7.5点)
スマッシュ(8.5点)
カウンター(8.0点)

4.守備技術全般
ただ当てるだけでは,相手回転の影響は受けやすいですね。
自分から、回転を制御する意識と技術をもってプレーするなら、この回転性能は確実に武器になります。
ツッツキをガッチリ切りに行く(下回転)とか、レシーブを曲げに行く(横回転)とか,自分から仕掛ける回転系プレー性能は間違いありませんし、自在性も高いと思います。ツッツキなんかは、相手にツッツキ返球されて自分が困るくらいの回転量です。
ストップも回転の影響は受けるものの,硬くても小さく止めやすい感じがします。
回転もナチュラルに残るし,いい感じです。
ブロックは,カウンターと同じイメージのナックルブロックでミスを誘いたいか。
(いずれも回転と癖を制御できる技術があってこそ。粘着初心者は40度は無理)

各技術の評価は次のとおり
ツッツキ(9.5点)
ストップ (8.5点)
ブロック(7.5点)


5.台上技術・サーブレシーブ全般
(1)サービス
粘着なので当然擦るサーブが得意なのですが,回転量は過去最強レベルです。硬くて,摩擦力があるので当然といえば当然なのですが、すごい回転量です。
しかも,球質の変化がサーブの軌道に出にくいので、相手を騙しやすいと思います。
元々,強回転サーブが得意な私ですが、アポロ5デビューしてすぐに対戦相手より、いつもより回転がスゴイとのコメントをいただきました。回転性能は間違いなく本物だと確信しています。(硬度40度なので、くい込ませるサーブはできませんが)

(2)台上
台上ドライブは、硬い打球感のわりに扱いやすいと思います。一気に強回転をかけるようなプレーで先手をとれる感じです。フリックも回転に特化したプレーになると思います。台上ドライブやチキータなど食い込ませてプレーする選手には向かないと思います。

(3)レシーブ
レシーブも、台上技術と同様の印象です。回転系の自在性は高いと思います。
フラット系のナックルレシーブ(台上含む)も思わぬミスを誘ってくれます。

各技術の評価は次のとおり
サービス(9.8点)
台上(8.5点)
レシーブ(8.5点)

6.お奨めラケット・どんな人に
今回、インナー特殊素材・アウター特殊素材の弾む2ラケットで試打しました。
アウター特殊素材の場合は,回転性能が活かせないと思いました。前陣ドライブ攻撃型としては,粘着ラバー以外を選択するべきだと思います。(予想通りではありましたが)

インナー殊素材(神威)とアポロ5は好印象でした。
神威は、球持ちが良いインナーなので,威力と強回転を両立したいプレースタイルに確実に合うと思います。
先日まで、アレスを貼っていました。スピードならアレス,強回転ならアポロ5という感じでどちらも高評価です。

今回、5枚・7枚合板では試打していませんが、たぶん回転特化型でプレーするなら合板でゴリゴリ回転をかけるのも良いと思います。

お奨めしたい選手としては、片面で強烈回転をかけるようプレーを意識したドライブ攻撃型にお奨めしたいラバーです。
その他、回転特化プレーで生きている選手や、異質反転型で反転して回転をいじるプレーを目指す選手にも良いと思います。

7.総評
先日,最新粘着テンションとして「超スピード系粘着:アレス」を使用,とても気に入っていたところでした・・・。
今回『超回転系粘着:アポロ5』の出現で、WRMの粘着ユーザーの購買意欲を高める商品が連発している現状・・・。ちょっと楽しいです。
個人的に、どちらも新ジャンル粘着として個性的で、できることなら同じラケットで使用したいのですが・・・。
アレス・アポロ5ともに「黒色」しかない現状にチョット困っています・・・。(笑)
この不満はいつか解決するとして・・・。

新商品,超回転系粘着テンション:アポロ5の性能に大満足です。
癖が強くて、超ゴリゴリ回転,サーブはブチ切れ,思わぬナックル・・・。
セル時代の粘着ラバー回転系の楽しさを思い出させて・・・・。いや。
プラ時代でも粘着回転系で生きていけることを確信させてくれる1枚かも。

総合評価の点数は止めておきます。
【総合評価:大好きです。】

8.その他
硬度40度は粘着ユーザーじゃないと使いこなせないと思われます。
粘着ユーザーでも,硬いと感じる方もいるでしょう。ご注意を。
粘着初心者やテンションからの移行を考える方には,硬度38度をお勧めします。
(硬度38度はまだ試打していませんので,今後、別レビューするかもしれません。)
以 上