ラザンター37








投稿者:ザーシー
[自己紹介]
  ・卓球歴 12年
  ・戦型 普段はペンドラ+粒高ですが、時々シェークも使います。
[レビューする商品名]
  ラザンターR37 ULTRAMAX
[使用環境]
  ・使用ラバー
  ラザンターR37 ULTRAMAX 赤

  ・使用ラケット
  柳承敏G-MAX
  吉田海偉
  ワラック-CH
  ガレイディアリボルバーR
  和の極-蒼-ST
  インナーフォースZLC-ST
  ティモボルALC-ST
  松下浩二-ST
  ハッドロウシールド-ST
[はじめに]
  ラザンターR37はandroから発売されている裏ソフトラバーです。
  以前書かせて頂いたラザンターR47などのレビューにラザンターシリーズについての特徴などを書かせて頂いたのでそちらも読んで頂けますと幸いです。
  R47などの他のバリエーションと同様にR37も「UMテンションラバー」です。
  ルール規定ギリギリの厚さ2.3mmまでスポンジを厚くした「ULTRAMAX」という新しいスポンジの厚さ表記に加え、トップシートのグリップ力を強化しシートを薄く設計することでよりボールが食い込むようになりました。
  スポンジは厚くシートは薄くグリップ力はより強く、ラザンターシリーズは高速化する現代卓球により適した形に進化しています。
  またラザンターのトップシートは粒が太くてその粒と粒との間隔が狭いスピン特化のRタイプシート、粒が細くてその粒と粒との間隔が広いスピード特化のVタイプシートの2種類に分類されます。
  今回試打したラザンターR37はスピン特化のRタイプシートにソフトタイプの硬度37°のスポンジを組み合わせています。
  シリーズ全てのバリエーションの中で最も軟らかいスポンジを採用しているR37を試打した感想を書いていきます。
[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  ・基本打ち
  6種類もバリエーションがあるラザンターの中で最もソフトな37°のスポンジを組み合わせているということもあり、ソフトな打球感を想像していたのですが、意外にもしっかりとした打球感がありました。
  従来のソフトタイプラバーの打球感というよりもミディアムタイプくらいのラバーに近い打球感です。
  またラリーでのボールのスピードも速く、ガンガン打っていけるのはさすがラザンターといった印象を受けました。
  ボールのコントロールが非常にやりやすく狙ったコースを確実に突くことも可能です。

  ・ドライブ
  R37もスピン特化のRタイプのシートを搭載しているので強烈な回転がかかります。
  また軟らかいスポンジを組み合わせているのでR50やR47と比較すると重量が軽くなるためスイングの振り抜きが良いです。
  加えてソフトスポンジのおかげで弱い力でもボールがグイッと食い込むのでボールが扱いやすく、ドライブが非常にやりやすいです。
  ラバー全体が軟らかい分、R50やR47と同等のボールの回転量の最大値を出すのはやや難しいですが、強烈な回転のドライブを安定して出せるのは軟らかいバリエーションのR37の大きな特徴です。
  扱う難しさはあるもののドライブの回転の最大値は大きいので、威力を重視する方はR50やR47がおすすめです。
  ラバーが軽くて食い込みが良く、ある程度までの強い回転のドライブを安定して繰り出せるので、扱いやすさを重視するならR42やR37がおすすめです。

  ・スマッシュ
  グイッと食い込んでパーンと跳ね返るイメージのスマッシュになります。
  R42に近い打球感ですが、R42でスマッシュを打ってからR37でスマッシュを打つとR37の方がやや軽く感じるので若干スイングが速くなった感覚があります。
  またコントロールが良いのでコースが狙いやすいのも優れたポイントだと思います。

  ・カウンター
  ラケット全体の重量が軽くなってしまうのである程度インパクトが強くないと相手の強打の勢いに負けてしまい苦しい展開に持ち込まれてしまいました。
  回転がかけやすいので相手のボールにより強い回転をかけ返すことはできるのですが、勢いに押されやすいのでインパクトを強くしたり重いラケットを選択するなどの対策が必要だと思いました。
[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  ・ブロック
  相手のかなり勢いのある強打でも当てるだけのブロックである程度カバーできる点は素晴らしいと思いました。
  スポンジが相手のボールの勢いをうまく殺してくれるので守備型のラケットとの組み合わせでブロック重視の戦法もR37は得意だと感じました。

  ・ツッツキ、ストップ
  ボールの勢いを抑えやすいのでツッツキやストップのコントロールがしやすいです。
  ツッツキはコースを狙いやすく、ストップは良く止まるので初心者の方の2枚目のラバーとして安心して使うことが可能です。

  ・カット
  グイッとボールが食い込むので強い下回転がかかります。
  またラバーが軽いのでスイングが速くなるの回転の緩急などの微調整もやりやすいです。
  スポンジが軟らかいので相手のボールの勢いをラバーが抑えてくれるような感覚があり守備的なカットプレーに向いていると感じました。
  しかしドライブとカットの組み合わせでのプレーではカットで大きく後ろに下がってしまうと、その位置からのドライブはやや苦しいものがあります。
  後陣ではカットで粘り、中陣に上がってからドライブや強打で巻き返すといったプレーが適していると思います。

  ・ロビング
  大きく下がった位置からロビングはやや苦しいものがありました。
  ボールは弾むもののスポンジが相手のボールの勢いを抑えすぎてしまい、相手コートに届かずに落ちてしまうといった場面がありました。
  近い硬度のソフトタイプのラバーの中ではR37は弾みますがそれでも後陣からの返球はやや厳しいと感じました。
[サーブ・レシーブ・台上技術]
  ・台上技術(プッシュ、フリック、チキータ)
  ラバー表面の引っかかりが強いのでチキータなどの回転が強くかかり、軟らかいスポンジのおかげでボールも台の中に上手く収まるので、攻撃的な台上技術も強気で挑むことが可能です。

  ・サーブ
  ボールをぐっと食い込ませて回転をかけることができるのでスピン系のロングサーブがやりやすいです。
  表面で擦るサーブはやや弾みやすいので上手く勢いを抑えることが必要だと思いました。

  ・レシーブ
  軟らかいスポンジが相手のサーブの勢いを抑えて、グリップ力の強いトップシートが強烈な回転をかけることが出来るので、相手のショートサーブに対してのチキータやフリックなどの攻撃的な台上レシーブがやりやすいです。
  またコントロールが良く相手サーブの勢いを殺せるのでツッツキやストップでの返球も得意なラバーだと思います
[おすすめな方]
  R37は使いやすいR42のコントロール性能をさらに良くしたようなラバーだと感じました。
  またソフトタイプながら伊達にラザンターシリーズの1枚に数えられているだけあって回転性能も非常に高く弾みも強くて威力も申し分ないです。
  中学生から部活で卓球を始めた方が最初のラバーから1つステップアップして使う2枚目のラバーにこのラザンターR37はぴったりな性能だと思います。
  またスピン系テンションに使いやすさやコントロールなどの安定性能を何よりも重視する方にもおすすめです。
[まとめ]
  一時は回転やスピード性能が何よりも重視されていたように思われたスピン系テンションラバーですが、コントロール性能を最も重視する時代が来てもおかしくないと感じるほど、R37には高いポテンシャルを感じました。
  ラバー選びに失敗したくない方にはまずラザンターR37が適していると思います。
  ラザンターシリーズは実力に合わせてステップアップも可能なので非常におすすめです。