ブースターSA



















投稿者:レッサー
[自己紹介]
  卓球歴9年の大学生です。戦型はシェーク裏表の異質攻守です。高校時代は県32くらいでした。
[レビューする商品名]
  ブースターSA
[使用環境]
  厚を主にバック面で使用しました。
[はじめに]
  ミズノから発売されている回転系テンション表で、中級者層に圧倒的なシェアを誇ります。トップ選手では加藤杏華選手が使用しています。
[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
   まず基礎打ちですが、裏ソフト使用者でも2、3回の修正ですぐ扱える程度にはやりやすいです。これは軟らかいスポンジとひっかかりのあるシートに起因するもので、弾いても擦っても入りやすいです。コントロール性能も高く、簡単にコースを狙えます。
   ドライブですが、ひっかかりがあるぶん下回転打ちもやりやすいです。また下がってもシートに食い込ませることで飛距離を確保できます。スピードは十分にありますが、もちろん回転量は裏ほどはないので、かけて入れにいった時は決まったらラッキーくらいの気持ちでいましょう。
   スマッシュもやりやすいです。スピード・飛距離ともに十分です。スピード系の表と比べたら回転の影響を受けやすいですが、慣れの範囲内ですぐ修正がききます。スポンジが軟らかいので、一瞬掴んでから飛んでいくような感覚は好き嫌いがあるかもしれません。また、ドナックルはあまり出せません。
   カウンターは弾くカウンター、かけて伸ばすカウンターとなんでもできます。主要な得点源になりうるので、積極的に狙っていきましょう。
[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
   ブロックはしやすいです。あまりナックルにはなりませんが、反応が遅れて角度が作れなくても当てるだけで返っていくという寛容性が高いです。最初スピード系や変化系から移行した人は弾みすぎるかもしれませんが、慣れの範囲内です。
   ツッツキ、ストップなどもしやすいです。もちろんスピード・変化系と比べると回転の影響を受けますが、鈍感さがちょうどよく普通の下が来たらコース、回転の量や方向など自由自在です。切れたツッツキも送りやすいです。
   カット、ロビングなどはしにくいです。カットは弾む分角度さえ合えば返りますが棒球になります。案外そのカットで1試合につき2点くらい取れたりはしますが、基本はカットまで追い込まれたらそのラリーは負けだと思いましょう。ロビングも弾む分入れやすいですが、回転をかけて伸ばせないので、一発逆転を狙って回り込むか、変に色気を出さずにひたすら高さを出して粘るかはっきりしましょう。
[サーブ・レシーブ・台上技術]
   サービスは普通にかかります。もちろんサービスエースを連発できるほどではないので、うまく低いナックルと組み合わせましょう。
   レシーブもツッツキ、ストップの項で述べたように何でもやりやすいです。ただバックに来たロングサーブを入れにいってしまうとカウンターで狙われるので、回り込むか、常に低い球がいくよう意識しましょう。
   台上技術(プッシュ、フリック、チキータ)も、高ければ弾き、低ければかけて入れるなどプレーの幅が広いです。ただかけて入れにいった場合、その回転量で点を取れることはほぼないのでラリーになる意識をしましょう。
[おすすめな方]
  スピード系や変化系の表を使っていて自分のミスが多い人、バックは裏だけどつなぎにしか使わない人などに使ってほしいです。
  SAの大きな特徴はその使いやすさで中級者層に広いシェアを誇るのも納得です。
  また、裏から表に挑戦しようと思っている人も、SAを使ってみてスピード・ナックルが欲しければスピード系、変化・いやらしさが欲しければ変化系、やっぱり回転がほしければ裏に戻す…など、指標になるラバーだと思います。
[まとめ]
   まず1つ目の特徴は、その圧倒的な使いやすさです。相手もそのぶん返しやすいです。それでも表が嫌いな選手は、自分が普通に使っているつもりでも、相手が何球か勝手にミスしてくれる程度にはナチュラルに変化します。スピード系などを使って打ちまくって自滅する人は、四の五の言う前に使ってみましょう。
   次の特徴はその使いやすさからくるプレーの幅の広さです。ドライブとスマッシュ、フリックとチキータなどはもちろんのこと、その”間”の技術を使っていくことで、相手にスピードと回転のギャップが生まれ崩れていきます。そうなったらしめたもので、ドライブやスマッシュでガンガン打ち抜いていきましょう。
   最後にSAが真価を発揮するのが、前陣でのラリーです。それは加藤杏華選手のプレーに際立って表われています。これまで書いてきた通り、SAは使いやすくも返されやすく、相手が同格以上だとラリー戦になってしまいます。しかし、そうなってからがSAの本領発揮です。そのスピードとコントロールで、早いタイミングで速いボールを矢継ぎ早に送りこんで相手の時間を奪い、自分の決めに持ち込みましょう。
[補足]
  SAに限らず、裏から移行した人がそのままでも入るからという理由でそのままのスイングで表ソフトを使う人が多く見られます。しかし、実はそうすると絶妙に返しやすい回転のかかったおいしい棒球になってしまいますので、ぜひ表ソフトの打ち方を習得してください。