エボリューションFX-S

















投稿者:ザーシー
[自己紹介]
  ・卓球歴 約10年
  ・戦型 普段はペンドラ+粒高ですが、時々シェークも使います。
[レビューする商品名]
  エボリューションFX-S 1.9mm
[使用環境]
  ・使用ラケット
  吉田海偉
  馬琳エキストラオフェンシブ-中国式
  柳承敏G-MAX
  幻守-中国式
  インナーフォースALC-ST
  インナーフォースZLC-ST
  SK7-ST
  松下浩二-ST
  極守2-ST

[はじめに]
  エボリューションFX-SはTIBHARから発売されているスピン系テンション裏ソフトラバーです。
  エボリューションシリーズはグリップ力が強くオールラウンドなプレースタイルに適した正統派スピン系テンションの「P」シリーズ(MX-P、EL-P、FX-Pの3種類のバリエーション)。
  そしてエボリューションシリーズ最強の回転性能で中国ラバーやテナジー25にも似た独特の打球感を持ち、最近ではカットマン用のラバーとして再注目されているエボリューションMX-S。
  そしてMX-Sと同じ「S」シリーズで回転重視のトップシートに、MX-Sとは異なる気泡の粗いスポンジを搭載して弾性をアップさせたEL-S、FX-S。
  合計6種類のバリエーションを誇るエボリューションシリーズ。
  中でも「EL-S」は強烈なグリップ力があるトップシートに気泡が粗く弾性が高いスポンジを組み合わせたことで高いポテンシャルを誇り、自信の現れからTIBHARが数年ぶりに卓球王国に広告を掲載したことでも注目されました。
  そんな「EL-S」のソフトタイプバージョンである「FX-S」を今回は試打していこうと思います

[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  ソフトタイプのラバーであるFX-Sですが、回転重視のトップシートにある程度の硬さがあるので、打球感は軟らかいというほどのものではなくハードとソフトのちょうど真ん中といった印象です。(真ん中から気持ちソフト寄りに感じるという意見の方もいました。)
  弾性の高いスポンジを搭載しているのでボールのスピードも速く心地良いラリーを続けられます。
  ドライブはグリップ力の強いシートでボールがよく引っかかるので強烈な回転がかかります。
  弧線も高く山なりの弾道で安定感のあるドライブを打つことが可能です。
  「EL-S」同様に引っかかりの強さだけなら、スピン系テンションの中でもトップクラスであることは間違いないです。
  加えてソフトタイプラバーでここまで引っかかりが強いラバーは「FX-S」を含めてそんなに多くはないと思います。
  回転量の最大値はMX-S>EL-S>FX-Sとなりますが、ハードなラバーが苦手だったり、ソフトタイプのラバーに回転量不足や引っかかりの弱さを感じている方には「FX-S」の回転性能を試して頂きたいです。
  ただ引っかかりが強く強烈な回転がかかるドライブですがスピードはあまり速くはないです。
  ドライブで回転性能よりもスピード性能を重視する方にはあまりおすすめではないと感じました。
  スマッシュは弾くのではなく、掴んで投げるようなイメージの打球が好印象でした。
  ボールをラバーの表面にググッと食い込ませてポーンと吹っ飛ばすスマッシュはスピードが速く得点力も高いですが、パチパチ弾く感覚のスマッシュは少しでもスイングスピードが足りないと、ラバー表面でぺちゃっと減速してしまう印象がありました。

[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  相手の強打の勢いをぐっと押さえ込むことができるのでブロックでの飛距離の調整はやりやすいです。
  しかし引っかかりの強いシート故に相手の回転に非常に影響されやすく角度の調節が難しいです。
  しかしシートの引っかかりの強さを生かしてサイドスピンブロックやカット性ブロックなどの回転を加えたブロックで少しでも相手の回転を打ち消したり利用することで返球し易くなるのでおすすめです。
  ツッツキは前後の調節がやりやすく下回転もよくかかるので好印象でした。
  カットは非常にボールがよく切れるので回転重視のカットで粘り強く返球するディフェンスタイプのカットマンにFX-Sは適していると思いました。
[サーブ・レシーブ・台上技術]
  引っかかりが強いシートのおかげボールがよく切れるのでスピン系サーブは抜群の回転性能を誇ります。
  ソフトタイプラバーの使いやすさに回転のかけやすさが
  合わさっているので、サーブに回転をかける感覚をマスターするにはもってこいのラバーだと思います。
  ジュニアの方や新入生の方のサーブ練習におすすめです。
  レシーブはツッツキやチキータなどの強力な回転をかける技術がやりやすく効果的です。
  ハードなラバーでのツッツキやチキータの回転量の多さにはやや劣りますが、ハードなラバーは特有の扱いの難しさがあります。
  ソフトタイプラバーの「FX-S」は使いやすくて安定性が高く、引っかかりの強さによる抜群の回転のかけやすさが魅力的です。
  台上技術もやはりチキータやツッツキなどの回転系の技術が好印象でした。
  逆にプッシュやストップなどは相手の回転に影響されやすくやや安定感に欠ける印象がありました。

[おすすめな方]
  ソフトタイプラバーが好みで回転性能が高いものを探している方におすすめです。
  FX-Sの回転性能の高さは従来のソフトタイプラバーとは段違いのものがあり納得して頂けると思います。
  またMX-Sなどのハードタイプのラバーの使用を将来的に考えている方にもおすすめです。
  まずFX-Sから練習してステップアップすれば無理なくハードタイプラバーを使用することが出来るようになると思います。

[まとめ]
  ソフトタイプラバーでここまで回転性能が高いラバーが登場したことで、ジュニアなど使いやすいラバーを求めるユーザーにも回転重視の卓球がより浸透していくと思いました。
  TIBHARの本気をEL-Sで味わったつもりでしたが、FX-Sを試打したことでさらに驚く点が沢山ありました。
  ソフトタイプラバー恐るべしと言ったところです。

エボリューションFX-S【THIBAR】の詳細はこちら