木星ブルー














投稿者:ぐらたす
木星2ブルー硬度39度(国用粘着)【銀河】

1.ざくっとレビュー
シートが「むにゅっと」柔らかい回転特化粘着ラバーで「回転量と操作性」が魅力
先行2発(アレス・アポロ5)と比較してしまうと弾みの面で攻撃威力は控えめだが
特徴は、軽打・強打&ドライブ強弱の操作性と回転力のトータルバランス
深い愛に満ち溢れているような安定感と安心感
かなり弾むぶっ飛びラケットとの組み合わせを勧めたい。

2.第一印象
シート表面は光沢がありギラギラしている。綺麗な粘着です。国用のゴールドパッケージ入りで品質は良い感じです。強粘着まではいかないと思いますが、粘着力はかなり高いか。シートが柔らかくボールをしっかりと包み込むような印象です。
スポンジは銀河の濃色のブルースポンジで39度とのことですが、指で押してみるとシート込みでかなり柔らかい感じがします。アポロ5とかアレスよりかなり柔いと思います。
パッケージ重量89g ラバー単体73g カット後53g(攻撃用ラケット:インナーカーボン・アウターカーボン)
(粘着ラバーとしてちょっと重いか)

3.攻撃技術全般
(はじめに・・・)
私、先行販売されているアレス・アポロ5をかなり気に入っているスピード麻痺状態のなか、木星2を試打始めました。「あっ 弾まない。」「回転力と操作性は良いのに。」という感覚を最初に持ちました。「威力・決定力」が足りないと。
ただ、試打を続けるなかで、「安定感」がピカイチでミスが少なく、回転力も十分あることに気づき、最終的にかなり弾む「アウターラケット」に貼替えて、弾みと安定(安心)を両立させて、かなり満足できる組み合わせで落ち着きました。
この、木星2ブルー・・・。アウターラケに貼っても「ベチャッ」という感じにならず、強打の威力を損なわないし、強回転もだせる。また、操作性も攻撃・守備両面で安定感抜群。「もう、良いものは良い。」という感じです。
当初は「地味に良い」という印象だったのですが、弾む攻撃型ラケットと組み合わせさえすれば・・・。「木星2ブルー」かなり人気がでるかもしれません。
(すでに総評みたいになっていますが、これから絶賛レビューになります。)

(1) ドライブ
【スピード系ドライブ】
シビアな角度調整や擦る感覚がない選手でも扱いやすいと思います。軽打の感覚のまま前目の打球点からスイングの軌道で持っていくような感じ。擦るというよりは引き攣れて持っていく感じのドライブになります。摩擦力は十分あり、キュッと擦るような打ち方もできます。擦り方でスピードが速かったり、極端に遅かったり、球質に差をつけることもできます。とにかく扱いやすいのでテンションラバーから移行しやすい粘着ラバーだと思います。


【ループドライブ】
ゴリゴリの粘着ラバーではないので、回転量はMAXではないと思いますが、ループドライブの評価は高いと思います。
引き攣れるループでも十分な回転量ですし、回転量に変化がつけやすいラバーだと思います。粘着ラバーに有りがちな、「強回転だけど軌道とスピードが同じで慣れられる。」
的な傾向が少ない気がします。打球点を下げても強回転ドライブはやりやすく、カーブ・シュートの横系変化も操作性goodです。
MAX回転量はアポロ5が上だと思いますが、自在性・安定性は木星2ブルーが良いと思います。

(2)フラット系
普通、粘着ラバーは独特の打球感で、.侫薀奪閥打の角度を掴むことや∩蠎蠅竜綣舛帽腓錣擦芯汗阿必要なのですが、この木星2ブルーは、テンションのような感覚で強打・軽打ができます。扱いやすさ・自在性・・・。いや、なんか簡単です。
そのフラット系の連打中に前述したスピードドライブを挟み込みやすく、快速連打のなかにも球質的変化が作れるような印象です。
ただ、アレス・アポロ5よりは弾みが少なく、威力面ではそれほどではないことを理解しておいてください。圧倒的な破壊力はないです。

(3)カウンター
柔らかいシートが良いのか・・・。粘着なのに相手回転の影響を受けにくく、シビアな角度調整がいらないような印象です。特にカウンターは得意分野かもしれません。
強打や強ドライブに対してカウンターしやすいと思います。特筆ものなのは「伸ばすカウンター」です。相手回転に合わせる感じで、ちょい擦りできれば、相手コートで伸びるような、かなりいやらしいカウンタードライブになります。
ただ、ここでも威力面でちょっと下がることになりますので。

各技術の評価は次のとおり
スピードドライブ (9.0点)
ループドライブ (9.0点)
スマッシュ(9.0点)
カウンター(9.0点)

4.守備技術全般
守備的小技全般でここまで操作性が良い粘着ラバーは今までなかったと思います。
アレス・アポロ5の操作性も良いのですが、それは弾む粘着としての評価でした。
この木星2ブルーの扱いやすさは、段違いです。
シート自体が球を持つような感覚があります。「キュッ」と切ることもできますが、それよりは「ググッ」とシート表面で引き攣れさせるような回転のかけ方が良い感じです。そのほうが「切る・切らない」のフェイクにもなりやすいし。
ツッツキ・ストップなど小さく止めるというか落ち着かせるような技術にも自在性を感じます。台上回転系技術のレベルは高いと思います。

各技術の評価は次のとおり
ツッツキ(9.0点)
ストップ (9.0点)
ブロック(9.0点)


5.台上技術・サーブレシーブ全般
(1) サービス
粘着ラバーというよりはテンションラバー的な回転のかけ方になると思います。
ですが回転量はテンションラバーとは比較にならない回転量だと思います。
ここでも擦るではなく引き攣れる感覚で・・・。切る・切らないと差もつけやすいし。長・短も自在性あるし。スピード系ロングサーブも良いし。
サービス全般、穴はないと思います。

(2) 台上
台上ドライブやチキータなどは、柔らかく掴む感覚で持っていけるのでかなり扱いやすいと思います。MAX回転量だけの話をするとアポロ5にはかないませんが、安定感では断然、木星2ブルーです。
回転量だけで持っていくようなプレーは自在性があり、コースを読みにくくする効果にもつながりそうです。ここでも穴なし。

(3) レシーブ
レシーブも、台上技術と同様の印象です。自在性は十分すぎるほど高いと思います。
相手回転の影響を吸収して、自分の回転でコントロールできる操作性は過去になかったと思います。

各技術の評価は次のとおり
サービス(9.5点)
台上(9.5点)
レシーブ(9.5点)

6.お奨めラケット・どんな人に
当初、弾み控えめのインナー特殊素材で試打を開始して、最終的にぶっとびアウターに落ち着きました。
  威力というか弾みが物足りないという印象を持つ方が多いと思いますので、かなり弾むラケットをお勧めします。私なら「アウター特殊素材」で・・・。戦型に合わせて選択してください。
  この木星2ブルー、粘着と言いながらも、「テンションに近い感覚のラバー」で、それでいて回転量は「粘着の強回転」、しかも、「操作性はMAXレベル」の自在性、弾み面で圧倒的な威力だけがない感じです。
なんか、派手さはありませんが、テンションラバーを使っていて単純ミスの多い選手に勧めたい感じです。しつこいようですが、かなり弾むラケットに・・・です。


7.総評
弾まない粘着ラバー・・・は、これまでもたくさんありました。今でもあります。
これらのラバーは、弾むラケットに貼った場合、打球感が変だったり、回転性能を活かせなかったり・・・。使用者側のパワーというか、腕力必須だったり・・・。
さて、この木星2ブルー、先行販売されているアレス・アポロ5のような圧倒的攻撃威力・粘着チックな尖った個性は感じませんが、一線を画す一味違った粘着テンションラバーです。
特徴は「安定感」「操作性」「自在性」「回転特化」という感じで、派手さはありませんが、トータル的にすべての技術がハイレベルでやりやすい。使用する選手に精神的安心感を与えてくれるような印象です。
商品名:木星・・・も、なんか強いインパクトは無いし、地味な感じではありますが。
回転特化粘着ラバーでありながら「安定感・安心感」・・・。
平原綾香さんの名曲「Jupiter」に込められた「深い愛」のような・・・。

評価としては、全技術で9点以上をつけてしまいました。
ちょっと点数つけ過ぎの気もしますが、それくらい気に入っています。
新年、しばらくは、私も木星2ブルー固定で行きたいと思います。

追:赤シートの開発も期待しています。木星2だけじゃないですが(笑)
  ※アレス・アポロ5も
以上