アポロ5






















投稿者:katsuo000
[自己紹介]
  卓球歴20年以上。戦型:シェイクドライブ型。
  学生時代の成績は中、高と県大会出場。
  現在メインは
  ・フォルティウスFT ver. D ストレート(ST) (Mizuno製)
  フォア(F):省チーム用キョウヒョウ(省狂)NEO3ブルースポンジ(省狂NEO3ブルスポ)、2.15 mm、40°、黒 (紅双喜(DHS)製)
  バック(B):テナジー05 FX、特厚、赤 (Butterfly製)
[レビューする商品名]
  アポロ5 (硬度40°) (銀河製)
[使用環境]
  ・ラケット
  フォルティウスFT ver. D ST F面
  ・比較ラバー
  1) キョウヒョウNEO3(DHS製八角形のもの)、2.2 mm、40° (以下NEO3)
  2) 省狂NEO3ブルスポ
[はじめに]
  1. 紹介
  ・中国メーカー銀河の国用ラバー。ブラックスポンジと已打底有りのラバーで、ぐっちぃ氏曰く、銀河ブルースポンジよりも硬いけどテンションがかかっていて反発力が高いとのことです。強粘着シートと反り返ったブラックスポンジの反発力で、強烈な回転と弾みを両立しているということです。注目はNEO3よりも回転量、弾み、どちらも上とぐっちぃ氏に言わしめた性能です。WRMでは、黒の硬度36°、38°、40°が販売されています。今回は粘着の王道、キョウヒョウのNEO3と省狂NEO3ブルスポの比較をしていきます。

  2. まとめ
  ・(1)超回転、(2)弾み、(3)食い込みと扱いやすさ、の三拍子でした!NEO3以上の回転量と弾みはぐっちぃ氏の評価通りだと思います。まさに神!加えて、価格が国用ラバーで良心的な3,480円の超コスパ良!まさにキター♪───O(≧∇≦)O────♪って感じの次世代粘着ラバー!今後の粘着ラバーの標準です!

  3. 粘着力
  粘着力は強くいわゆる強粘着に分類されるそうです。比較すると
  NEO3 < 省狂NEO3ブルスポ ≦ アポロ5
  だと思います。アポロ5の粘着はキョウヒョウ系のラバーがもつ粘着とは異なる感じがしました。打つと、キョウヒョウ系はシートで貼り付くイメージてスポンジはNEO3は硬くて食い込まない、省狂NEO3ブルスポはテンション系のように食い込むって感じです。アポロ5はスポンジも粘着シートの一部のような打球感で、ラバー全体で貼り付くイメージです。アポロ5は明らかに省狂NEO3ブルスポよりの粘着ラバーです。違いは省狂NEO3ブルスポでは已打底で弾ませるのに対し、アポロ5はブラックスポンジにかけられたテンションで弾ませている打感です。

  4. その他
  Fの軽打が面白いくらいパチンパチン言います。省狂NEO3ブルスポでも速いボールに対しフラットに球を捉えると同じ音が鳴るのですが、アポロ5はどんなボールでも鳴るイメージです。この音を出していると中国選手な気分になりそうです。
  已打底ありで、有機溶剤まではいかないものの接着剤の匂いはあります。食い込み方はブルスポとは異質の食い込みで、ブラックスポンジ(略すならブラスポ?)という新たな位置のスポンジだと思います。
[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  ドライブ全般
  回転量10/10、初速9/10、二速のスピード8/10、二速の回転による伸び(変化)10/10、扱いやすさ9/10
  NEO3
  回転量9.5/10、初速9.5/10、二速のスピード9/10、二速の回転による伸び(変化)9/10、扱いやすさ8/10
  省狂NEO3ブルスポ
  回転量10/10、初速10/10、二速のスピード9.5/10、二速の回転による伸び(変化)9.5/10、扱いやすさ10/10

  アポロ5は回転のかけやすさと回転量、弾みはNEO3を上回る性能です!省狂NEO3ブルスポと比較するとスピードや打球の鋭さと扱いにくさという面でブルスポに軍配ですが、コスパ面まで考慮すると甲乙つけ難いと感じました!特にラバーが硬いので初速が速く、球のスピードはないものの初速の速さで相手の時間を奪ったりプレッシャーを与えることが可能でした。ラバーが硬いといっても球持ちは強粘着のためNEO3よりもかなりあります!
  スピードドライブも打てますがスピードはスピン系テンションには劣ります。アポロ5のドライブの持ち味は、やはり曲げたり伸ばしたりするドライブとカウンタードライブです。特に下回転やラリーでわざと打点を落として持ち上げるようにしてドライブを打ってやると二速の変化が顕著に発揮され、粘着ラバー独特の変化を見せます。これがかなりエグい印象です。そしてカウンタードライブは打点を落としても頂点前でも回転の上書きがしやすい印象です。粘着力が強いので相手のボールの回転にも影響を受けやすいですが、そこも予測して上書きできればラバーが球に負けることなく打ち返すことができます。良いラバーです!

  スマッシュ/角度打ち
  初速9/10、スピード7.5/10、鋭角さ7/10、打ちやすさ8.5/10
  NEO3
  初速8.5/10、スピード8/10、鋭角さ7.5/10、打ちやすさ7/10
  省狂NEO3ブルスポ
  初速9.5/10、スピード9/10、鋭角さ9/10、打ちやすさ8.5/10
  粘着らしい球離れの速さによる初速があります!また高い音が鳴るのでスピードのある球のように感じやすいと思いました。実際はそこまでスピードはないです。キョウヒョウ系の方が楽にスピードは出ると思います。若干食い込みがありますが、スポンジにも食い込みますので、制御可能な食い込みだと感じました。
[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  ブロック
  初速8.5/10、スピード7/10、鋭角さ7/10、打ちやすさ9/10
  NEO3
  初速8/10、スピード6.5/10、鋭角さ6/10、打ちやすさ7/10
  省狂NEO3ブルスポ
  初速9/10、スピード8/10、鋭角さ8/10、打ちやすさ9/10
  試合中に当てるだけになってもなんとか相手コートに入れることがしやすいのは省狂NEO3ブルスポ、アポロ5となります。特にスマッシュや角度打ち、表ソフトの強打を受けるときはNEO3の弾みだとかなり厳しいイメージです。タタキやすさはそれぞれ粘着ラバーですので、同程度だと感じました。

  ラリーでのつなぎ
  回転量9.5/10、スピード7.5/10、安定感9.5/10
  NEO3
  回転量9/10、スピード7/10、安定感8/10
  省狂NEO3ブルスポ
  回転量9.5/10、スピード8.5/10、安定感9/10
  中高陣から、つなぎのボール、打点がかなり落ちたボールをドライブまたは乗せながら持ち上げる時の、回転とスピード、打ちやすさを比較してます。NEO3はグリップ力が低いので少しでも打点が落ちたらループドライブのように下から上へ打つ必要があって、入れば回転量は抜群ですが、安定感を出すのがやや難しい印象です。食い込みがあってグリップするアポロ5と省狂NEO3ブルスは安定感があると感じました。回転量はほとんど同じくらいだと思いますがより楽に回転がかけられるラバーがアポロ5、回転とスピード、選択できるのが省狂NEO3ブルスポだと思います。

  ツッツキ
  回転量8.5/10、浮きにくさ7/10、スピード9/10、安定感8/10
  NEO3
  回転量9/10、浮きにくさ9.5/10、スピード8/10、安定感9/10
  省狂NEO3ブルスポ
  回転量9/10、浮きにくさ9/10、スピード9/10、安定感9.5/10
  アポロ5はテンションがかかってるためか、若干ですがボールが浮く感じがあります。もちろん気をつけて打球すればツッツキが浮くことはないです。NEO3や省狂NEO3ブルスポは台上がかなりやりやすいラバーで、この辺りで差がつく印象です。回転量は十分でした!
[サーブ・レシーブ・台上技術]
  ツッツキの項目でも書きましたが、ややボールが浮きやすい印象があります。このあたりはラケットの組み合わせか練習量でカバーは可能だとも思います。練習しても補えない回転量は十分確保できていますのであとは使い込むだけなのだと思います。アポロ5はボールが浮きやすいとは言っても飛距離は出にくいので相手の台へ入れることは楽です。しっかり回転を上書きできれば相手が上級者でない限り下手に打ち込まれることもないと思います。

  サーブ
  回転量9.5/10、スピード8/10、浮きにくさ7/10、2バウンド出しやすさ7/10
  NEO3
  回転量9.5/10、スピード7/10、浮きにくさ9.5/10、2バウンド出しやすさ10/10
  省狂NEO3ブルスポ
  回転量10/10、スピード8.5/10、浮きにくさ9/10、2バウンド出しやすさ9/10

  レシーブ
  回転量8/10、スピード8/10、浮きにくさ7/10、打ちやすさ9/10
  NEO3
  回転量9/10、スピード7/10、浮きにくさ9/10、打ちやすさ8/10
  省狂NEO3ブルスポ
  回転量8.5/10、スピード9/10、浮きにくさ8/10、打ちやすさ9/10

  台上技術
  回転量9.5/10、スピード8/10、浮きにくさ8/10、打ちやすさ9/10
  NEO3
  回転量9/10、スピード7/10、浮きにくさ9.5/10、打ちやすさ9.5/10
  省狂NEO3ブルスポ
  回転量9.5/10、スピード9/10、浮きにくさ9/10、打ちやすさ10/10
[おすすめな方]
  ・キョウヒョウ系(省狂、国狂含む)の粘着を使用している人は是非試して欲しいです。重量は重いですがコスパはかなり高い素晴らしいラバーです。
  ・スピン系テンションを使っている人で、現在のラバーの回転量に不満を持つ方、スピン系テンションから粘着ラバーへ変更を検討している方にオススメします。いきなり使用すると少し扱いにくさはあるとは思いますが、DHS製NEO3やNittaku製のキョウヒョウPro3と比較したら十分弾むので慣れてしまえば超回転ワールドを楽しめると思います。
  ・Bでも使用してみましたが、弾むのでかなり良かったです。ですので、Fにテンションや表ソフトを使用していてBに回転を求める方にもオススメです。

  ・相性の良いラケット
  アポロ5はブラックスポンジの食い込みからNEO3よりも相性の良いラケットは多いと思いますが、気をつける必要があるとすればラバー重量です。銀河のラバーの特徴かもしれませんが50gを超えてきますので、気をつけてください。
            |合板系 |特殊素材系|重量
  アポロ5      |◎   |○    |52g
  NEO3       |○   |△    |46g
  省狂NEO3ブルスポ |◎   |◎    |46g

  木材系に合わせるなら40°でも上板によっては柔らかく感じるかもしれません。フォルティウスFT ver. Dは上板にリンバを使用しており、柔らかい木材ですので40°でも柔らかく感じました。特殊素材の入ったラケットに貼るなら38°や36°が良いと思います。
[まとめ]
  まとめると前述通り(1)超回転、(2)NEO3を超える弾み、(3)食い込みと扱いやすさ、の三拍子です。
  今までNEO3が粘着の標準だと思っていましたが、これだけの回転量と扱いやすさ、弾みから粘着ラバーの標準として良いと思います。ぜひ使ってみてください!
[補足]
  ・かなり良質なラバーで一発で惚れました。要望があるとすれば2点だけです。
  (1) 是非、赤ラバーの販売を切望します!
  (2) 重量が重いので軽くなれば言うことなし!

  ・2017年11月(販売は9月?)の試合で、アポロ5を使用している選手とオープン戦で試合することとなりました。自分で使用しているときはわからなかったのですが、かなり二速の変化が嫌らしく取りづらく感じました。今後もアポロ5のユーザーは必ず増えると思います。
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