ジェネシスS












投稿者:ゲンマ
[自己紹介]
  20代後半で週4回ほど練習しています。テンション、粘着、表や粒など様々使います。実力としては県大会で3回戦程度とお考え下さい。よく段持ちの選手と練習しています。指導もしています。
[レビューする商品名]
  ジェネシスS (stiga)
[使用環境]
  オールラウンドエボリューションのF面に使用しました。厚さは厚です。バック面のラバーはヴェガヨーロッパです。3週間ほど使いました。
[はじめに]
  最近流行ってきている輝龍や翔龍などの粘着テンションに近いラバーです。そういったラバーとの比較を中心にまとめていきます。
  見た目としては、しっとりとしたシートです。輝龍や翔龍のように光沢のあるシートとは違います。スポンジも弾力があり、軟らかめです。輝龍より軟らかいです。重さに関しては計っていませんが、翔龍よりは軽いです。
[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  (1)上回転に対するドライブ
   引っ掛かりは強いですが、グッとスポンジまで食い込む感覚のほうが強いです。強く打つと、粘着というよりはテンションのような感覚です。個人的には、キョウヒョウ3.50に近いと思いました。中陣からのドライブでは安定したドライブを打つことができます。しかし、スピードはさほど速くないので、安定志向向けです。硬めの粘着と違い、中陣に下がっても粘り強くドライブを打ち続けることが難しくありません。前陣での連打に関しては、薄く引っかけると回転量もしっかりあるボールを打つことができます。ただ、弧線の上がり方があまり高くないです。輝龍の方が弧線は上がります。
  簡単にまとめると
  (1)強打の威力  翔龍>輝龍>ジェネシスS
  (2)軽打の安定感  ジェネシス≧輝龍>翔龍
  (3)中陣からの安定感 ジェネシス>輝龍>翔龍
  (4)癖玉 翔龍>輝龍>ジェネシス
  といった感じです。
  (2)下回転に対するドライブ
   弧線の上がり方があまり高くないので、輝龍に比べると若干やりにくいです。スポンジも軟らかいので、テンション系のように食い込ませると安定します。やりやすかったのが、ちょっと浮いたツッツキを弾きながらのシュート気味ドライブです。スポンジに食い込むことと、引っ掛かりのいいシートでグッとつかんで弾き出されます。
  また、ループドライブに関しては輝龍や翔龍より回転量が若干少なく、沈むような軌道にもあまりなりませんが、シートに引っ掛けると食い込ませたドライブとは違う弾道のボールが出せます。癖玉で勝負というより、たくさんの打法で勝負という感じのラバーですね。
  簡単にまとめると、
  (1)強打の威力 翔龍>輝龍≧ジェネシスS
  (2)安定感 輝龍>ジェネシスS>翔龍
  (3)回転量 翔龍>輝龍>ジェネシスS
  といった感じです。
  (3)スマッシュやミート打法
   スマッシュは食い込みのいいスポンジでやりやすいです。スピード自体はさほど速くありませんが安定感はあります。ミート打ちに関しては、輝龍の方がシートの弾きが強いので輝龍の方がやりやすいです。ジェネシスSは輝龍、翔龍よりもある程度自動的にボールに若干弧線が入るので、直線的な打ち方との区別をしっかりする必要があります。
[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  (1)ブロック
   弾力あるスポンジでやりやすいです。しかし、テンションより弾みは弱いので若干自分の力を加えるほうが安定します。輝龍や翔龍より安定しますが、ナックルはあまり出ません。
  (2)カウンター
   引っ掛けるカウンターより、食い込ませるカウンターのほうが安定します。前陣よりちょっと下がったところでしっかり打ち返すほうがいいですね。輝龍や翔龍の方が前陣カウンターで威力を発揮します。
  (3)ツッツキ
   ツッツキの安定感は非常に高いですね。切れ味もいいです。表面で引っ掛ける時も、食い込ませる時も安定します。鋭いボールは輝龍や翔龍の方がいいですが、回転量は同じくらいに感じました。
  (4)カット
   これは安定しますね。輝龍や翔龍よりも安定します。カットマンが使うのも全然ありです。軟らかめのスポンジでしっかり食い込み、シートの引っ掛かりで回転量のある安定したカットを何本も送ることができました。ナックルカットも分かりにくく出せました。
[サーブ・レシーブ・台上技術]
  (1)サーブ
   マックスの回転量は輝龍や翔龍よりも高くありません。しかし、ショートサービスの安定感はいいですね。特に横上回転がかけやすく感じました。
  (2)レシーブ、台上技術
   ツッツキというよりもストップやフリックなどで前後に揺さぶるのがやりやすいです。輝龍や翔龍だとツッツキをガチっと送ってカウンターを狙うのがやりやすいですが、ジェネシスSの場合はストップでしっかり止めて次のボールを狙ったり、フリックや流しで押し込んで持ち上げたボールを狙い打ったりするほうがいい展開を作ることができるように感じます。また、バック面でチキータをしてみましたが、いろいろな回転をかけることができました。程よい引っ掛かりと弾きのいいシートでで多彩な台上技術ができますね。
[おすすめな方]
   粘着初心者の方やパワーのあまりない人のフォアハンドに合っているかと思います。他の粘着テンションや粘着に比べ癖玉も出にくく、回転量も高くないので上級者向けではないと感じました。連続で安定したドライブを打つことができるので、女子選手のフォアにいいかもしれません。また、カットマンにもいいと思います。塩野選手が現在使用しているということで実際どうかと思いましたが、安定感抜群ですね。
[まとめ]
   輝龍や翔龍に近いラバーかと思っていましたが、シートの引っ掛かりが若干弱く、スポンジの軟らかさをしっかり感じるラバーでした。テンション系のラバーが微粘着になったという感じです。シートの硬さ自体もちょっと軟らかいですね。スピード重視の卓球というよりも安定したドライブを打つ人タイプです。そのため、硬く弾むラケットよりも軟らかめのしなるラケットで自在性の高いプレーを目指すほうが生かせると思います。
   値段としてもさほど高くないので、初、中級者が使うにはコストパフォーマンスがいいですね。結論としては、粘着っぽい感じを求めるとちょっと物足りないと感じると思います。ジェネシスSだと硬めになるのでまた違ったラバーなのかもしれません。