ターゲットプロGT-M43












投稿者:くろかみ
[自己紹介]
  垢名変更しました。高1、中ペン裏裏、都1勝レベル。最近は練習量も多く取れているので、レビューも沢山投稿できたらと思います。
[レビューする商品名]
  コニヨール  ターゲットプロGT-M43  2.0mm
  (以下 M43と表記します)
[使用環境]
  使用したラケット
  インナーフォースレイヤーzlc
  カーボネード45
  馬林ソフトカーボン
  インフィニティvps v(シェーク)

  主にバック面での使用となります。
[はじめに]
  メーカー説明文↓
  ミシュラン社と共同開発!!
  プラボールのために生まれた<ターゲット>シリーズ中、パワーバランスNO.1
  テンションと回転。相反する機能を限界まで高め、選手からの圧倒的な支持を受ける<ターゲット>。GT-M43の特性は、そのパワーバランスである。例えば、強打できない場面での、軽打で十分なスピード。バック系技術でのその操作性の良さ、パワーとスピードのバランス。適度に食い込み、シートの摩擦力でボールに強い回転を与えることができる。放物線を描き、確実に相手の台を捉えるラバーである。

  スポンジ硬度は43度。カット後の重量はシェークのインフィニティで45gでした。特厚だと47〜8gでしょうか。現代のスピンテンションの中では平均くらいですね。
  同じターゲットシリーズのH47(硬度47)も現在メインで使用しているのですが、触った感じではどちらもシートの確かなグリップ力と気泡スポンジの弾力、食い込みを感じられます。しかし、 M43の方が全体的にはかなり柔らかい印象でした。平均的な42.5度ラバーとほぼ同じくらいの柔らかさです。
[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  0  基礎打ち、軽打
  グリップ力が高く、エボシリーズには及びませんが充分な弧線を描いてコートに収まります。2.0mmの使用ですが、簡単に弾みを出すことができ、扱いやすさが伺えます。金属音も鳴っていて打球感が軽いです。

  1  ドライブ    9.0点
  グリップ力のあるシートとスポンジの一体感が良く、一向に連打をミスする気がしません。周りの仲間でも検証しましたが、正直誰がどう打っても入ると思います。安定感に関しては類を見ません。弾道も、大きめの伸びやかな弧線を描いて入ります。また、シートの打球感が他の最近のスピンテンションにありがちなものと違い、「グリップ力は素晴らしいのに、シートの厚ぼったく硬いイメージが全くない」という点がこのラバーの大きな特徴です。この軽快な打球感が、更にコントロール性能を高めています。
  対下回転ドライブは、軽打ではほぼオートマで入ります(笑)。柔らか過ぎないこともあって、非常に持ち上げやすいですね。バックドライブなどでインパクトが充分でない人には助かります。しかし、強打となると先述の打球感がここでは災いして、シートの表面で薄く擦るのではなく"シート全体で引き攣れて掴む"ような感覚なので、ループドライブはやりづらい印象があり、弧線もあまり上がりません。そこで、食い込ませ気味に打つと弧線が上がり球もよく伸びたので、この打ち方が向いていると思います。これはシリーズ共通で、硬めのH47を使っても、擦り系ユーザーは違和感を感じるでしょう。
  そして、柔らかめなので球威には期待できません。弧線も綺麗なので回転量はありますが変化に乏しく得点源になりにくいですね。フォア主戦として戦うならH47など硬さが欲しいところですが、軟ラバーによくある強打で落ちることがないので使えないことはないかなという印象です。私ならバックドライブのしやすさを生かして、繋ぎの質を上げるという使い方が良さそうです。

  2  カウンター   8.5点
  引き攣れて球を掴んでくれるので、こちらも食い込ませ打ちで対処できます。バックカウンターは軽く打っても球が伸びてくれて好印象でした。回転の影響はグリップ力の割に受けないため、思い切ってかけ返していける点が良かったです。

  3  スマッシュ・ミート系   8.5点
  軟ラバーの持ち味であるミートは、少し昔のスピンテンションのように軽い打球感で打てるので好感触で打ちやすいです。また伸びも確保されているため、弾きやスピードは大したことありませんが質の高いボールが出ます。
[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  1  ブロック  7.5点
  当てて止めるだけだと弧線を描き浅く入りがちなので有効とは言えません。伸ばして返球することをお勧めします。ただ、前述の通り回転の影響を予想より受けないことでまず安定してコートに収められる点は素晴らしいですね。

  2  ツッツキ  7.5点
  ツッツキは、柔らかめのM43だと飛びがちで安定感や回転量に欠けます。ここは他のスピンテンションに劣る点ですね。しかし、低弾道で入り厳しいドライブを打たれにくいのでコツを掴めば得点源になります。

  3  カット   9.0点
  本職ではないですが、まさかの高得点です。カットマンは大きく分けて硬いラバーで擦って変化をつけて行くタイプと柔らかいラバーで安定を図るタイプに分かれますが、後者のタイプに向いてるのではないでしょうか。身の回りにも、プラクソンやラザンターを貼っているカットマンがいますが、それらに回転をプラスしたイメージで切れ味に期待できます。低く滑るような弾道は出しづらいですが、安定感があり好印象でした。
[サーブ・レシーブ・台上技術]
  1  サーブ  8.0点
  薄く擦るのでは無く、食い込ませ気味にかけるという点に留意して出せばスピンテンションとしては平均点くらいの回転量を出せます。ぶつけ気味に出すロングサーブは相性がいいのですが、スピードがあまり出ないためここもコツが必要になります。

  2  レシーブ全般  8.5点
  引っかかりがいいので、弧線を生かし前に振っていくと深く質の高いボールが出ます。

      2.1   ストップ   8.5点
            前述でツッツキはやりにくいと書きましたが、ストップは薄く擦ると切れないが弾まないので意外と安定感がありました。回転量は少ないですが止まり具合はメイスブルーなどの柔らかめ粘着テンションに匹敵します。

      2.2  フリック   7.5点
            球持ちの良いラバーなので払う技術は得意ではありません。また個人的に硬めラバーの方がナックル性のいやらしさが出ると思うので、ここは点数低めです。

     2.3   チキータ・台上ドライブ   9.0点
  綺麗に弧線を描いてくれるので、弱インパクトでも伸びる球を出せます。打ちやすさの割にキレも備わっていて好印象でした。
[おすすめな方]
  バックドライブに安定感と質の両立を求める方におすすめします。トップスピンをかけやすく前に振っていけるので、バックハンドのスキルアップにも繋がります。逆にフォア面での使用はパワー不足になりそうです。
  また、カットマンにもバランスが非常に良さそうだと思いました。
[まとめ]
  独特かつ軽快な打球感を生かし、ドライブにおいてテナジーのようなオートマ性能と安定感を感じられるバック面向きラバーです。下回転系技術に不安がある(一般的な42.5度ラバーよりは収まりますが)ので、前に振って積極的に伸ばしていくのがいいでしょう。
  メーカの説明文通り、バランスが良く全て高水準でこなせるラバーでした。
[補足]
  テナジーとほぼ同格の高性能だと感じましたが、いかんせん値段が高いですよね。しかし、ミシュランゴムの質が高いのか前作のターゲット同様このターゲットGTシリーズも非常に寿命が長いです。シートの劣化が半年経ってもほとんど見られず、コスパ面は優秀だと思います。