マントラM












投稿者:くろかみ
[自己紹介]
  高1、中ペン裏裏、都1勝レベル。今月最後のレビューは、個人的に思い入れのあるマントラ Mについて取り上げていきたいと思います。

[レビューする商品名]
  スティガ マントラM 特厚

[使用環境]
  使用ラケット
  インナーフォースレイヤーzlc
  プロルーム(アウター繊維,zlf的なイメージ)

  主にバック面での使用となります。

[はじめに]
  メーカー説明文↓
  シートとスポンジにテンション加工を施し、ボールをつかむ感覚をキープしながら、弾きの良さをアップした最新作。ソフト、ミディアム、ハードの3種類のスポンジ硬度から、それぞれのプレースタイルにあった一枚を選択できるとあり、このうち中間硬度に位置するMは?回転と球離れの良さのバランスが取れたラバー。ドライブのラリーを好む選手に!?となっています。
  スポンジ硬度は45度。テナジーに似た朱色の日本製スポンジは、細かな気泡があり腰が強いです。シートは引っかかりが強く、張りがあります。
  重量は測り忘れましたが、日本製にしては意外と重いです。現代のスピンテンションと比べれば軽い方でしょう。

[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  0 基礎打ち、軽打
  スパンと食い込み、日本製軟テンションらしい気持ち良い打球感です。軽打からシートの引っかかりが感じられ球もよく走りますが、弧線が低い印象を受けました。

  1 ドライブ 8.0点
  飛び出しは早いのですが、不思議と回転がかかって飛んでいく感触です。ラバー全体の食い込みがよく、シートで簡単に引き攣れて平均的な回転量を出せます。また、弧線が低いので、カウンターされづらい軌道で入ってくれるのも良点でした。しかし球離れによって、掴んでしっかり擦り切ることは難しいので、特に下回転打ちは不安がある分野だと思います。ただし、プラクソンやファスタークS-1等のドイツスピードテンションと比べると滑らないので、日本製らしい扱いやすさは確保されています。
  MAX回転量は程々ですが、食い込ませると回転の強弱や飛距離をコントロールしやすいラバーなので、フォアよりはバックで力を発揮しそうです。

  2 カウンター 8.5点
  回転もあまり食らわず、ミート系のカウンターが安定感、威力共に優秀でした。まさしくマントラ使用者であるモアガド選手のようにパチパチ打っていけるのですが、1つ強いて言うなら中間硬度で食い込みのいいタイプのために時々打ち方に迷う所があったのが残念でした。

  3 スマッシュ・ミート系 9.5点
  このラバーの最得意分野ですかね。速く、適度に引っかかって打ちやすく、威力もあり、初中級者そうなら下手にドライブしに行くより安定感と得点力は高いように思えます。
  適度な硬さのおかげで、ドライブとフラット系での球質差もちゃんと確保されているので、かなり好感触でした。

[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  1 ブロック 9.5点
  対して短くは止まりませんが、回転をあまり食らわず面の角度に寛容で非常に安定感が高いです。食い込んでプッシュしたりサイドスピンを入れたりと、自在性も十分で、ここも得意分野ですね。

  2 ツッツキ 8.0点
  ある程度硬さがあるので、吹っ飛ぶことなく安定して入れられます。ただ回転量・切れ味は微妙です。

  3 カット 8.0点
  飛距離の調節がしやすいのでカットには向いていると思いますが、回転量は程々なので、自在性を求めるならもう少し柔らかいマントラSなどをお勧めしたいです。(マントラSは保持していますがまだ試打していないので、比較・並行レビューができませんでした。すみませんm(__)m)

[サーブ・レシーブ・台上技術]
  1 サーブ 7.5点
  引っかかりはいいのですが、表面で薄く擦りづらく、回転量はいまいちです。前に取り上げたターゲットGT-M43のような感覚でした。また、短く止めるのも難しかったです。

  2 レシーブ全般 8.5点
  回転の影響を受けづらくレシーブはしやすかったです。

  2.1 ストップ 8.0点
  中間硬度らしく、軟ラバーのように飛ばずある程度止めることは可能です。しかし、回転量には期待しないほうが良く、そつなくこなす安定型と見たほうがいいでしょう。

  2.2 フリック 9.5点
  球離れがいい上に、掛けたいときにかかる、弾きたいときに弾けるという自在性があって非常に好感触でした。スポンジの硬さが絶妙で、適度に食い込みつつ鋭い角度で飛び出してくれます。

  2.3 チキータ・台上ドライブ系 8.5点
  引っかかりがよく、入った時の弾道や回転量は満足でした。球持ちがもう少し欲しいところですが、弱インパクトだとあまり弾まないのでスイングしてコントロールできる点がドイツ軟テンション系と違い、好感触でした。

[おすすめな方]
  初中級者のバック面に強くお勧めしたいです。ただの球離れが早いラバーという訳ではなく日本製らしい安定感が確保されているので、ドライブをかけつつミートで決める手堅いバックの使い方で威力を発揮してくれるでしょう。
  実際自分もまだまだな実力ですが、バック面をマントラにしてから卓球にメリハリがつき、バックの得点力が上がって大会での成績が急上昇しました。

[まとめ]
  現代卓球にマッチした完成度の高いお手軽バックミート向けラバーです。絶妙な硬さと食い込みが安定感と威力を確保していました。STIGAは今までキャリブラやエアロックなど、需要が傾くラバーが多かったのですが、これらの尖ったところを適度に残しつつ初中級者が手を出しやすいものに仕上げてきましたね。実際寿命は長くない(すぐ表面が白くなるが不思議と持つ、限界は2〜3か月)のですが、それを補う価格で十分コスパはいいと思います。