SKカーボン










投稿者:ザーシー
[自己紹介]
  ・卓球歴 約10年
  ・戦型 普段はペンドラ+粒高ですが、時々シェークも使います。
[レビューする商品名]
  SKカーボン-CS(バタフライ)
[使用環境]
  ・使用ラバー
  テナジー05、64
  ロゼナ
  ラザンターR47、R42、V47、V42
  キョウヒョウ3-50
  インパーシャルXB
  スピネイト
  フェイントOX
  フリクションスペシャル2
  Grass D.tecS
[はじめに]
  SKカーボン-CSはバタフライから発売されている中国式ペンホルダーラケットです。
  弾みが強い特殊素材「TAMCA5000」を搭載したラケットで、中国式ペンの他にシェークバンドのバリエーションもあります。
  板厚は5.2mmと比較的薄めで合板構成は3枚合板+2枚カーボンとなっています。
  ブレードサイズは161×150mmで平均重量は77gと軽めです(※SK7クラシック-CSが91g、インナーフォースレイヤーZLCが86g)
  TAMCA5000カーボンを使用したラケットは重量が重いものが多く反発力がとても強いことが特徴で、アリレートカーボンやZLカーボンに比べて万人受けはせず使う人を選ぶ傾向があります。
  しかしSKカーボンは中国式ペンホルダーの中でも軽めの部類で、加えてTAMCA5000カーボンも搭載されていて77gなので、これまでとは違ったタイプのラケットのようです。
[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  まず第一に軽くて振り抜きがよいことに気づきます。
  ラケットを握った感覚ではTAMCA5000カーボンを使用しているラケットとは思えないほど軽く、両面にULTRAMAXのラザンターR47とR42を貼った状態でもブンブン振り回すことが可能です。
  またカーボンラケットなので基本のラリーでも直線的な弾道で素早いボールが飛んでいきます。
  かつてのシュラガーやプリモラッツカーボン、ガレイディアT5000やインナーフォースT5000などの他のTAMCA5000カーボンを使用したラケットと比べると弾みはそこまで強くはありませんが、カーボンラケット特有の直線的で素早いボールを打つことが可能です。
  普段使用している吉田海偉の方がボールスピードはやや速いものの球離れはSKカーボンのほうが速く、弾道もSKカーボンの方が直線的に感じました。
  また吉田海偉は両面にラバーを貼った場合にとても振れたものではないと思うほど重たく感じるのですが、SKカーボンは問題なくスイングできて、加えて弾みも強いので使いやすく感じました。
  木材ラケットと比較するとSKカーボンは球離れが速くドライブの回転がかけやすいラケットではありませんが、テナジー05やラザンターR47のような回転重視のラバーと組み合わせることで軽さを活かした力強いスイングのドライブを放つことができます。
  また軽くて操作性が良いので裏面ドライブが打ちやすかったこともSKカーボンの優れたポイントだと思います。
  弾みや球持ちの良さの他に軽さが大きなポイントになる裏面ドライブにおいて、両面裏ソフトや表ソフト+裏ソフトの組み合わせでもラケットがしっかり振れるSKカーボンはペン両ハンドドライブ型の選手にとっておすすめできるラケットだと思いました。
  スマッシュは軽くて操作性が良いので整ったスイングから直線的な弾道のボールを打つことができます。
  しかし裏ソフト+粒高や表ソフト+粒高などの片面に粒高を貼った組み合わせでは相手ボールの勢いに押されて中途半端なスマッシュになりがちなので強くインパクトさせることが重要だと思いました。
[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  操作性が良いのでラケット面を相手の狙ったコースに素早く合わせてブロックすることができます。
  しかし軽さによって相手の強打の勢いにやや押され気味になる点は注意が必要です。
  ブロックでの打球後のボールの弾道はやや直線的でネットに引っかかりやすいので角度調節も重要です。
  球離れが速いのでカット性ブロックなどのスピン系のブロックも切りにくく浮いたボールになりやすいです。
  如何に相手のボールの勢いを殺せるかがブロック成功へのカギだと思いました。
  またツッツキもカット性ブロック同様に球持ちが良くないので相手のボールの勢いを殺してしっかりと下回転をかける必要があります。
  ツッツキ対ツッツキのラリーでは続けば続くほど自らが崩れるリスクが高くなるので、上手く攻めに転じることが勝利に繋がると思います。
  SKカーボンはブロックなどの守りの戦術よりも両ハンドをブンブン振って攻める戦術に適したラケットだと思いました。
[サーブ・レシーブ・台上技術]
  木材ラケットに比べると回転がかけにくいので、初心者の方や特殊素材に不慣れな方にはサーブを切ることは難しいと思います。
  私は普段7枚合板を使用しているのでスピン系サーブを打つ際には多少の難しさを感じましたが、普段アウターのカーボンラケットを使用している方はSKカーボンの方が軽くてスピン系サーブが出しやすいと言っていました。
  SKカーボンは同じカーボンラケットの中ではサーブを出しやすいラケットのようです。
  またストップやツッツキ、フリックなどの台上でのレシーブは球離れが速く浮いたボールになりやすいので注意が必要です。
  チキータは他の台上レシーブ同様に球離れは速いですが、振り抜きが良いので整ったスイングから回転量の多いボールを打つことが可能です。
  特にバック裏面チキータは強力で素早いボールから4球目攻撃に繋げることが可能です。
[おすすめな方]
  SKカーボンは木材ラケットと比較すると球離れが速く弾みはやや強いですが、同じカーボンラケットの中では板厚が薄くて重量が軽いので操作性が高く使いやすいラケットです。
  メーカーの商品説明欄にもあるように純木材ラケットから特殊素材ラケットへ移行したい選手にお勧めです。
  両面裏ソフトや、表ソフト+裏ソフトの組み合わせでもラケットの重量が重くなりすぎず、余裕を持って整ったスイングをすることが可能です。
  また木材ラケット(特に5枚合板)からガチガチのカーボンラケットに移行する場合は弾みや球持ち、重量などのキャップが大きすぎるので慣れるのは大変だと思います。
  しかしSKカーボンは重量が軽くて、カーボンラケットの中では弾みが抑えられている部類なので、そこまで抵抗なく特殊素材に移行することが可能です。
  SKカーボンで練習して特殊素材に慣れた後ならガレイディアシリーズやティモボルシリーズにスムーズに繋げることができると思います。
  また両ハンドドライブやフォア表ソフト速攻+バック裏面ドライブの選手にもラケットが重くならず弾みもあるのでおすすめできるラケットだと思います。
[まとめ]
  用具の性能に対しての価値観は使う人それぞれ違うので、私のレビューでは用具の金額についてはあまり触れてはこなかったのですが、昨今の用具の高額化やオープン価格の商品の増加によって、コストパフォーマンスもないがしろに出来ないと感じるようになりました。
  SKカーボンはメーカー価格が「¥7,800+税」となっており、近年ラインナップされた特殊素材ラケットの中ではリーズナブルに感じる価格に抑えられていると思います。
  このコストパフォーマンスの良さも多くのラケットからSKカーボンが選ばれる優れたポイントになると思います。