SK7クラシック










投稿者:ザーシー
[自己紹介]
  ・卓球歴 約10年
  ・戦型 普段はペンドラ+粒高ですが、時々シェークも使います。

[レビューする商品名]
  SK7クラシック-CS

[使用環境]
  ・使用ラバー
  テナジー05、64
  ブライスハイスピード
  ラザンターR47
  キョウヒョウ8
  スピンアート
  インパーシャルXB
  スピネイト
  カールP-1R
  Grass D.tecS

[はじめに]
  SK7クラシック-はバタフライから発売されている木材7枚合板ラケットです。
  7枚合板の名作であり代名詞でもあった「SK7」及びSK7シリーズ(SK7タクティスなど)が2015年に廃盤になりました。
  ベストセラー故に廃盤の可能性は低いと考えていた多くのSK7ユーザーが困惑し、スペアの代替品を探す日々を送っていましたが、2017年遂にSK7の復刻が実現しました(2年なので復刻というよりは再販と言ってもいいような)
  そんな復刻版SK7改めSK7クラシックの中国式ペンホルダー「SK7クラシック-CS」を今回はレビューしていきます。
  SK7クラシックは国内カタログに「CS」が通常ラインナップされています。(旧SK7も過去には中ペン版であるCN7が発売されており吉田海緯選手が使用していましたが、後にそのCN7をベースとした吉田海緯が発売されました。)
  ブレードサイズは161×150mm、板厚は6.8mとぶ厚い7枚合板です。
  ラケットの平均重量は91gとかなり重めです(今回試打した個体は92gでした)
  吉田海緯との違いはグリップサイズで長さ82×エンド幅32mmは共通ですが、グリップの厚みが異なりSK7クラシックの24mmに比べ吉田海緯が25mmと少し厚いです。

[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  私は普段から吉田海緯を使用しているので一度5枚合板のハッドロウVR-CSでボールを打ってから、SK7クラシック-CSを試打しました。
  基本のラリーではボールの球離れが速く力強いボールが飛んでいきます。
  重量92gから放たれる重さが乗ったボールはラリーでも打ち負けせず、相手のボールに押される心配もあまりないです。
  ただ全体のプレーを通してのネックはラケットの重さで、90g以上のラケットを振り抜く力があるプレーヤーでないとお勧めできません。
  ドライブは重くて厚みがあるブレードによりスピードが速く重いボールになりますが、木材ラケットなので特殊素材ラケットよりも球持ちがよく回転がかけやすいです。
  SK7はセルボールの頃は球離れが速い部類のラケットでしたが、プラボールになってからは球持ちと球威のバランスが良い理想的なラケットだと思います。
  ループにカーブやシュートなど様々な球種のドライブに対応できる回転のかけやすさはさすが木材ラケットだと感心します。
  裏面ドライブは両面に裏ソフトラバーを貼ることでラケットが重くなりすぎてしまって操作性が悪くなり、フォアバックの切り返しが悪くて両ハンドプレーのコンビネーションが崩れてしまいます。
  裏面が無理なことはないですがもっと両ハンドプレーに適したペンラケットが他にあるので私、わざわざSK7クラシックで裏面を打つ必要がないといったところです。
  吉田選手がCN7を使用していたことからもこのラケットが片面ペンドラに適していることがわかります。
  またスマッシュはSK7クラシックの最大の魅力の1つです。
  ラケットが重くて球威があり、ぶ厚い板がバチっとボールを弾きます。
  お手本のようなスマッシュのボールは相手コートにグサッと刺さるような直線的な弾道で一発で撃ち抜くことができます。
  特殊素材が主流となりつつある現代卓球ですが、比較的球持ちの良いインナー特殊素材ラケットでも、球持ちが悪く回転がかけづらいと感じる方はまだまだ多いです。
  そんな現状においてSK7クラシックは特殊素材よりも格段に球持ちが良く、打てば5枚合板よりもパワーがあり特殊素材と同等に渡り合うことができます。
  復刻モデルと言いつつもSK7クラシックはまだまだ現役バリバリで使うユーザーを選ばない多くのニーズに応えるラケットだと思います。

[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  ラケットが重いので相手の球威に押される心配がなく、強気で相手の強打に向かっていけます。
  また木材ラケットなので特殊素材ラケットのようなブロックでボールがあらぬ方向にふっ飛んでしまうこともありません。
  ネックはやはり重さで操作性が悪いので相手の弾道にラケットの面を合わせることが難しいです。
  カット性ブロックやショートはややボールが伸びるものの、ボールが切れて回転がかかるので好印象でした。
  ツッツキやストップはボールが浮きやすく、重くて面がブレやすいので難しい印象です。
  またバックハンドプッシュが球持ちと威力のバランスが良く、コースが良ければプッシュだけで得点できました。
  カウンターでは重いラケットを振り抜く力があれば相手の球威に負けず、より速くより強い回転をかけ返してラリーの主導権を奪い返すことが可能です。

[サーブ・レシーブ・台上技術]
  ショートサーブは回転はかけやすいものの少しボールが伸びてしまい前後の調整が難しいです。
  しかし横回転のロングサーブやナックルのロングサーブは相手のコースを突くことができて得点率が高かったです。
  レシーブはSK7クラシックの弱点で、普段吉田海緯を使用していてネックに感じる技術です。
  ショートサーブに対するレシーブでは重くて板が厚いのでボールが浮きやすいです。
  また裏面に裏ソフトラバーを貼ると重くなるので裏面チキータも難しいです。
  反対にロングサーブに対するドライブレシーブは相手の回転を気にせず強気に打ち込むことができます。
  台上技術も角度に敏感でネットに引っ掛かりやすいのでレシーブや台上が苦手な方はSK7クラシックではなく5枚合板ラケットなどを選ぶ方が良いと思います。

[おすすめな方]
  5枚合板ラケットから威力アップを望みながらも、特殊素材ラケットに球持ちの悪さや回転のかけづらさを感じている方におすすめです(但し重いラケットを振り抜ける力がある方)
  木材ラケットなので球持ちが良くて回転がかけやすく、ラケットが分厚くて重いので特殊素材ラケットとも同等以上に打ち合うことができるほどパワーがあります。
  しかしラケットが重いので振り抜くには力が必要で、台上やレシーブ、ブロックなどは操作性の悪さからぶれやすい点も注意です。

[まとめ]
  一度はカタログから廃盤になったラケットが僅か2年で復刻したことからもSK7クラシックのポテンシャルの高さが伺えます。
  卓球界もルールなどが大きく変わりましたが、20年近く前に初ラインナップされたラケットが支持されるということは、選手が用具に求める性能自体はあまり変わっていないのかもしれません