スワットパワー












投稿者:ゲンマ
[自己紹介]
  20代後半で週4回ほど練習しています。テンション、粘着、表や粒など様々使います。実力としては県大会で3回戦程度とお考え下さい。よく段持ちの選手と練習しています。指導もしています。

[レビューする商品名]
  スワットパワー【TSP】

[使用環境]
  FLを使用。フォア面はQ4、バック面はV15スティフ。重さは86gです。

[はじめに]
  思ったよりも軽いですね。教えている子にも使わせていますが85gでした。程よい感じです。ラバーは、V15エキストラ、ラクザ7、ラクザ7ソフト、ヴェンタススピンも使いました。

[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  (1)   対上回転ドライブ 9.5点
    非常に質の高いドライブを打つことができます。ボールをつかむ感覚もありながら、スピードも速いです。しなるというより板全体でつかんで弾き出すという感じです。引き合いも負ける感じがしないですね。五枚合板はもちろん、七枚合板の中でも威力はトップクラスに感じます。打球感もそれほど硬くないので安定感も高く、上回転主体の選手には非常にいいと思います。飛距離も充分に出ます。SK7やクリッパーウッドなどに比べると重くないので振り抜きやすいのも特徴です。また、バックハンドがやりやすいです。グリップがFLでちょっと太めなのですが、しっかりと握れるので、安定感が抜群です。前陣でのピッチの速い卓球でも相手に押し負けないので、どんどん攻めていくことができます。
   特殊素材と比べると、インナーよりは確実に弾みますし、アウターのティモボルALCにも弾みは負けないと思います。また特殊素材に比べボールが落ちにくいのもいいです。難点はしなりが欲しい人にはちょっと合わないかもしれないということですね。

  (2)   対下回転ドライブ 8.5点
   ボールをグッとつかんでくれるので、打ちやすいですね。弾むラケットなのに意外だったのがループドライブの回転量の豊富さです。飛ばさないように打つと、しっかりコントロールできるのでガッツリとループを掛けることが可能です。全体的に特殊素材に比べるとボールをつかむので、下回転に対しても積極的に打てますが、スピードはいまいちかもしれません。思いっきり打つとボールが安定しませんでした。ループを掛けて上回転のラリーにするほうが得点しやすいかもしれません。上回転同様、バックハンドは振り抜きやすいので下回転打ちもしやすいです。特にストレートへのバックハンドが好感触でした。オールフォアというより、両ハンドタイプのほうが使いやすいかもしれません。

  (3)   ミート打ちなどフラット打法 9点
   七枚合板らしくミート系のやりやすさは抜群です。若干ボールが上に上がるので、明徳義塾の手塚選手のようなミート打法も可能です。ただ、ボールが素直になりやすいので返されやすくもなります。フォアというよりバック対バックで押し込む場面での強さを感じました。ただ、ドライブかフラットかが微妙になるとドライブ寄りのボールになって思いのほかにオーバーするということも合ったので、角度
[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  (1)   ブロック 9.5点
   相手のボールに押されないので何本でも止まる感じがします。変化を入れるというより、カウンターブロックのように押し込むほうがいいかもしれません。弾みがいいので、角度を調節すれば基本的に入るという感じです。

  (2)   ロビング、フィッシュなど 8.5点
   弾みながらもコントロールがいいので、後ろでしのぐというスタイルにも使えると思います。ただ、フィッシュは若干棒球になりやすいように感じました。回転をかけやすいのでしのぐ時もどんどん回転を掛けていくといいと思います。

  (3)   カット 7点
   飛ばさないようにすると飛ばなくすることもできるコントロール性能があるので、1本しのぐカットもそこまでやりにくくはないですが、基本的には使うことはないですね。

  (4)   カウンター 9点
   カウンターはボールに押し負けず、落ちないのでやりやすいです。若干ボールをつかんでくれるので前で早くカウンターするより、若干距離を取って狙って自分のボールにするカウンターに合うと思います。太めのグリップが安心して振っていける感じがします。バックハンドでの早い打点でのちょいかけのカウンターも好感触ですね。
[サーブ・レシーブ・台上技術]
  (1)   サーブ 8.5点
   全体的にかけやすいです。特に下系は思ったよりかかっていると言われることが多かったです。また、YGが出しやすかったですね。フォア前に短く出しやすいかそうでないかでYGを大事な場面で使うかを判断していますが、スワットパワーは比較的自信をもってYGを使えました。ただ、スピードのあるサーブはちょっと出しにくいと感じました。その分、思いっきり回転をかけるといいかもしれません。

  (2)   レシーブ、台上技術 9点
   ツッツキはそれほど差し込むようなボールが出ませんでした。全体的に下系のボールはスピードが出にくいのかもしれません。その分、ストップが止まりやすいですね。また、チキータのやりやすさも特徴です。バックハンド向けのグリップなので、角度を作りやすいと思いますし、ボールをつかんでくれるのでいいです。また、薄いラケットだと当たるか不安になってしまうこともあるのですが、厚いラケットはそれがないのでそこもいいですね。チキータはスピードも速く、そのまま得点にすることもできると思います。
[おすすめな方]
  上回転のラリーに自信を持っているが、五枚合板やインナーの打球感を大きく変えず弾みを向上させたいという人におすすめです。もっと強いボールを打ちたいけど、安定感も欲しいという人で、板厚が厚くても気にしないという人は使ってほしいですね。また、フォア主体というより両ハンドタイプに使ってほしいです。FLのバックハンドの打ちやすさは本当に魅力です。重量もそこまで重くないので、中高生から充分に使えるはずです。「パワー」という言葉があるとパワーのある人向けに感じますがそこまでではなく、扱いやすいラケットという印象です。合わせるラバーは、柔らかすぎないラバーがいいと思います。あまり柔らかすぎるとボールが前に飛ばないように感じます。V15エキストラ、スティフやQ4、ラクザ7などは好感触でした。
[まとめ]
  丹羽選手が使っているということもあり、基本的には上級者向け、という印象でしたが決してそんなことはないと思います。私は個人的にこのラケットが今まで使った中で総合力がベストのように感じます。SK7並みの弾みながら、硬すぎず、重くないというのがとても気に入りました。インナーフォースZLCよりも弾みながらも、下回転が打ちやすい。ティモボルALCよりも直線的に飛ばず、回転を掛けやすい。アコースティックよりも弾みながら、コントロールは変わらない。という感じです。バランスの最高傑作のように感じます。それは、使い手次第で変わるということです。バランスのいいひとが使えば、そのまま全体的に向上しますし、得意不得意がある人は、不得意の技術での失点が減ります。特徴が欲しい人にはあまり気にいることはないかもしれません。何を取るかですが、値段を考えても、中高生は高い特殊素材ラケットよりこのラケットを試してほしいかも。