太陽Pro極薄皮付










稿者:エボみぃ
[自己紹介]
  バックアンチの異質型です。
   今回は、WRMが強く推す極薄ラバーを使ってみたので、みなさんに紹介したいと思います。

[レビューする商品名]
  太陽Pro極薄[皮付]

[使用環境]
  ラケット エボニー ST
  フォア面 太陽Pro極薄[皮付]
  バック面 リフレクション 1.2

[はじめに]
  さて、みなさんは極薄ラバーを使ったことがありますかね。私の予想では、このレビューを見ている半数近くの方が使ったことがないと思います。ということで、まずは極薄ラバーの特徴をさらっとまとめると、「硬い」「弾みは弱いが、弾きやすい」「本当に薄い(当たり前)」といった感じですかね。
   極薄ラバーを使うことには他にはない利点があります。それは、擦る感覚、弾く感覚を養うことができるということです。極薄ラバーを使っていると、「あ、しっかり擦れたな」とか「バチンと弾けた!」というのが実感できます。そういう実感を積み重ねることで、「こうすれば薄く擦れる」とか「こうすればエネルギーロスせず強打できる」というのが分かってきます。これがWRMが極薄ラバーを激推しする理由であります。

   さて、今回レビューする太陽PRO極薄[皮付]の話です。まず、シートは強粘着性。大きな粒が浮き出て見えています。見ただけで、これはめっちゃ掛かるって分かります。スポンジは皮付の部分を使っているので、かなり硬いです。皮付というのは、スポンジを焼いたときに、端っこの硬くなっている部分のことを言います。スポンジが極薄であるというだけで弾きがいいのに、皮付なのでさらに弾きやすさが強化されています。

[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  ドライブ
   スポンジに食い込ませることができないので、テンションラバーを使うときと同じように扱うと、回転もスピードもいまいちの棒球しか出ません。しかし、薄く擦ることができれば、かなり強い回転を繰り出すことができ、飛距離も十分でます。食い込ませようとしたときと薄く擦ったときの弾道がかなり違うので、人によってはじゃじゃ馬と感じるかもしれません。一方、ずっと粘着ラバーを使ってきた方には問題ないはずです。相手をノータッチで抜けるほどのスピードはありませんが、強烈な回転量とバウンド後のいやらしい伸びや曲がりは強い武器になってくれます。

   スマッシュ
   はじめにで書きましたが、スポンジが極薄であることと、皮付を使っていることによって、とても弾きやすくなっています。強く弾いたときの「バチン!」という打球感が爽快で、自分好みです。そして、特筆すべきことは、弾くことだけに専念してスマッシュすることで、相手の回転をほぼ無視して打てるということです。相手の切れたツッツキも、高い打点を意識すれば、表の角度打ちの要領で弾くことができます。

[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  ブロック
   スマッシュのときには強く弾けたこのラバーが、ブロックになると低弾性になります。球離れが早く、回転の影響もそこまでうけないので超安定します。また、粘着ラバーのようにブロックを伸ばすということはできませんが、スポンジの硬さからブロックが自然とナックルになり、相手からしたら非常に取りづらくなります。また、シート表面の粘着性を活かしたカットブロックやサイドスピンブロックもかなり切れます。このラバーでのブロックは、安定性と多様性の両立ができていて良かったです。

   ツッツキ
   どの極薄ラバーもそうですが、ツッツキが浮かずに超切れます。というか、最初はツッツキをネットミス連発してしまいました(弾まなすぎて)。以前、BOMBARD極薄を借りて使ったことがありますが、BOMBARD極薄が切れ味重視で太陽PRO極薄[皮付]が鋭さ重視という感じです。相手コートに深く突き刺さるような攻撃的なツッツキなので、簡単に点を取ることができました。また、ナックルツッツキも出しやすいので、チャンスメイクとしても使えます。

   カット
   まず、極薄ラバーには相手の球威を抑えるという概念がありません(笑)。WRMの動画で紹介されていたと思いますが、極薄ラバーでのカットは思いっきり切ることだけ意識すればあとは収まってくれるという感じです。切れ味はツッツキ同様かなりのものです。ナックルももちろん出せるので、カット自体は全く問題ありません。しかし、少し残念なのが、このラバーが後ろからの攻撃に適していないということです。カットマンが使う場合、しっかり前後に動いてできる方か、攻撃をそこまでしない粘り系カットマンの方が良いと思います。

[サーブ・レシーブ・台上技術]
  サーブ
   とにかく下回転の切れと短さがエグいです。意識しなくても、4バウンド目くらいには自分コートに球が戻ってくるサーブが簡単に出せるレベルです。もちろん、横回転などもかなりかかって異質選手にとってはうれしいです。さらに、同じフォームから板に少し強めに当ててサーブすることでナックルサーブも出せます。一つ欠点をあげると、ロングサーブを強くかけづらいということです。インパクトを強くしようとして、厚くラバーに当ててしまうとナックルになってしまいます。伸びるロングサーブは出しにくい印象でした。

   レシーブ
   シートの引っ掛かりのせいで、中途半端なレシーブになってしまうと相手の回転を喰らい、相手コートに返球できません。そこで、しっかり擦るかしっかり弾くかというメリハリをつけた方がいいですね。ツッツキやストップでは、シートの強粘着性を活かしてブチっと切ることができます。多少の上回転でも、しっかり上書きできるのが強みです。また、相手のサーブが短ければ、フリックやリフトなどのフラット系技術もいいです。しっかり弾くことで、相手の回転をある程度無視して打てるので、いい得点源になりました。

   台上技術
   特に良かったのがフリックです。相手のどんな回転に対してもだいたい入っちゃうので、相手は意表を突かれたようでした。リフトも同様、板で打つ感覚が強く安定感、威力ともに十分ですね。ストップでは、もともと弾まないので短く止めることができました。フリックやリフトと混ぜて使うことで、さらに相手に効くと思います。

[おすすめな方]
  サーブやツッツキなど、自分から回転を強くかけられ、スマッシュの打ちやすさもかなりあるので、シェークバック異質のフォア面や、ペン粒の裏面などには、かなり合っています。特に、サーブをがっつり切って3球目を粒で揺らしたいなんて方にはぴったりですね。
   他には、ブロックやツッツキがやりやすいので、シェークのバック面にもいいです。ちなみに、このラバーは極薄ラバーの中でもかなり重い方なので、重量を気にする方でも気軽に使ってみようと思えるラバーなのではないでしょうか。
   ただし、初心者は使わない方がいいと思います。シートの引っ掛かりが強いので、当てるだけでは相手の回転の影響を受けてしまうからです。

[まとめ]
  軽くこのラバーの性能をまとめます。
  (1)フラット系技術全般で、相手の回転の影響を受けずに速い攻撃ができる。
  (2)守備技術では、弾みが弱くなりブロックやツッツキが多彩。
  (3)特にサーブがブツッと切れる。

   さて、長々とレビューを書いてきましたが、結局使ってみないと分からないと思います。今はこのラバーを4週間ほど使っていますが、WRMの宣伝通り結構感覚が養われているのが分かります。極薄ラバーを使ったことがない方は本当に損だと思います。みなさんも本当の意味での卓球を始めてみませんか?あなたの卓球をもうワンランクレベルを上げてみませんか?私のレビューがそのきっかけとなってくれれば幸いです。

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