ppjapan_jo16

































投稿者:くろかみ
[自己紹介]
  高2、中ペン裏裏、都大会5回戦負け。先月はご投票ありがとうございました。合宿もろもろ終了して、心新たに新学期を迎えております。
[レビューする商品名]
  ヨーラ   リズムP   2.0mm
[使用環境]
  使用したラケット
  インナーフォースレイヤーZLC
  970XX-KLC
  カーボネード45
[はじめに]
  メーカー説明文↓
  リズムPは高グリップで威力の出るトップシートと45度(ミディアム)ミクロポアスポンジの組み合わせで、威力だけでなく、高いコントロール性を実現したプラボール時代のヨーラの定番ラバーです。

  リズムPはヨーラ社から販売されているスピン系テンションラバーで、ドイツラバーで最もよく見るシート硬め気泡スポンジ型の定番商品です。一方で45度と中間硬度スポンジを採用しているため、トップ選手も使うラバーにしてはかなり扱いやすく打ちやすいものになっています。
  手に取ってみると、オレンジ色の気泡スポンジがよく食い込みます。しかしシートが硬いので総合的に47度くらいに感じます。流石プラ対応だけあって引っかかりは充分強く、引き攣れるというより表面で擦れるタイプのかかり方をします。球突きの段階ではスリップする雰囲気はありませんでした。また、シートにもスポンジにもテンションがしっかりかかっているようで、軽い力でも強く弾みます。
  重量は単体を計り忘れましたが、45度ということもあり47.5度以上のハイエンドに比べると2gほど軽かったです。
[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  0   基礎打ち、軽打
  今回は特厚(2.2mm)でない2.0mmを使用したのですが、それでも45度とは思えない強い弾みがありました。また、最近筆者が専ら球持ちが良く弧線的なラバーを使用していたこともありますが、弾きが良く弧線も中〜低くらいでシャープに飛んでいく印象が強かったです。シートの打感が厚く軽打の段階では中間硬度より硬く感じました。

  1   ドライブ   8.5点
  まず速い。しかも45度とは思えない球威。パワーのあるドライブを容易に打ち込めました。この伸びのあるドライブは程よい球離れと強い弾みによって生まれるわけですが、それでも使用者側からするとじゃじゃ馬には感じず、食い込む感触も45度の安心感を体現していて、さらにとても気持ち良い金属音が鳴るので、打ってて楽しかったですね。対上回転、ロング戦においてはこちらはぶんぶん振れて向こうは速さと球威に押されるので一方的な展開になりやすかったです。
  難しかったのは下回転打ちで、弧線が低くやや勝手に飛んでいきやすいため、回転重視のループドライブがしづらかったです。また表面で薄く捉えるには引っ掛かりが足りない時もあり、48度以上の硬ラバユーザーには合わないかと思います。一方で食い込ませると45度の軟らかさを発揮し、弾みだけ気をつければ詰まった態勢でも入りました。いずれにせよ積極的に上から殴っていきたいラバーですね。

  2   カウンター   8.0点
  前陣での収まりは悪く、硬いラバーのように被せすぎると引っ掛からないので、ミート気味か引き返すなど食い込ませて飛ばす方が直線的で威力のあるカウンターができました。

  3   スマッシュ、フラット系   9.0点
  ミートするとさらに音の良さや快速が引き立つので、かなり感触は良かったです。ドライブもそうですが上から殴る性能が高く無神経に当てても決定球になることが多かったです。
[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  1   ブロック   9.0点
  球離れが良く弾道も浮きづらいので非常に安定しました。シートの硬さや弾みが気になるところではありますが、プッシュ気味に返すと高い金属音とともにカウンターブロックを走らせることができました。

  2   ツッツキ   7.5点
  シートで切ろうとすると弾んで浮きやすく、やや難しかったです。また上書きする前に飛んでいってしまう感じで、球は45度相応の質といったところでしょうか。

  3   カット   測定不能
  今回は試していませんが、テンションが強くかかっているので間違いなくカットには向いていないと思います。
[サーブ・レシーブ・台上技術]
  1   サーブ   8.0点
  食い込ませると回転量は47度並にかかりますが、やはり弾みが強いので短く止めるなどコントロールに気を使いました。回転とスピードの最大値は素晴らしいです。

  2   レシーブ   8.0点
  止めづらい難点はありますが、シートの引っ掛かりも強すぎないので、相手の回転の影響は他のハイエンドより喰らいづらく、自分から変化をつけることにこだわらなければ卒なくこなせました。

  3   ストップ   6.5点
  上で述べてきましたが、止めるのは難しかったです。無理やり切って抑えられるほどの強烈な引っ掛かりもないので、ポヨンと浮きやすいですね。

  4   フリック   9.0点
  球離れや鈍感さが絶妙で、弾くと勝手にネットを越えて安定して入りました。

  5   チキータ、台上ドライブ   8.5点
  ここもとりあえずネットは越え、綺麗な弧線で入りました。45度ということもあり、台上でも擦ったり食い込ませたり色々調節しやすいところが際立っていました。
[おすすめな方]
  あくまでも45度が好きで威力を求める方、音を鳴らしたい方におすすめです。47.5度にほぼ遜色ない最大値を持っていながら、詰まった態勢でも(弾みに慣れる必要はありますが)ある程度寛容に打てます。硬ラバーの強打の性能に満足している方はそのままで、45度でもより殴れる性能が欲しい方はリズムPをおすすめします。
  合わせるラケットは、硬めで台上が止まるものがおすすめです。筆者が使ったものの中ではカーボネード45がベストマッチでした。まさに"相性補完"が完璧にとれた組み合わせで、硬い板で少し食い込みすぎるところを抑えつつ、鬼のように止まるカーボネードのストップ性能で台上をカバー、そして素材入りなので音がさらに鳴ります。
[まとめ]
  速さ、強さ、そして楽しさを兼ね備えたプラ時代の有能中間硬度ラバーでした。ラバー全体にテンションがかかっているため筆者としてはピッチが自然と早くなってしまう点がやや苦手ではありましたが、ドライブ時の硬いラバーのような球威と軟らかいラバーのような金属音のおかげで自然と体も動く感覚がありました。とは言え普段球持ち重視でラバーを選んでいる筆者は振り回されがちだったので、スピードや飛距離が出る用具に慣れていた方がより気にいるでしょう。
  プラボールをしっかり引っ掛けるグリップ力がありながら、回転の影響を受けすぎないバランスもあるため、ハイエンドにしてはかなり一般人向けの完成されたラバーでした。少し価格はお高いですが、是非試してみて欲しいと思います。