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投稿者:エボみぃ
[自己紹介]
  バックアンチの異質型です。
   最近、ラケットを新しくしたのですが、思った以上に高性能だったので紹介していきます。

[レビューする商品名]
  エメラルド VPS V

[使用環境]
  ラケット エメラルド VPS V ST
  フォア面
  キョウヒョウプロ3ターボブルー 特厚
  ラザンターR50 2.0
  キングプロ 2.2
  バック面
  ディアボリック 1.0

[はじめに]
  みなさんはスティガラケットといったら何を思い浮かべるでしょう。
自分は最初にエバンホルツを思い浮かべます。
そんなエバンホルツにVPS技術を組み込んだラケットが、このエメラルドとなります。
   そもそもVPS技術とはなんぞやといいますと、木を焼いてから冷却して硬くするという技術です。
木材でアウターカーボンを再現したんだとか。
この技術が2枚目と4枚目に施されています。
   さらに、上板は黒檀の中でも硬い青黒檀が使われているので、木材5枚合板にしてはとても硬いラケットとなっており、弾みもかなりのもの。
同じ黒檀ラケットのエボニー(アウター)と比較しても、数段エメラルドの方が弾みます。
   その他、板厚は6.2mm、ブレードサイズは私の測り方が正しければ157mm×149mm、そしてカタログには90g±5gとありましたが、届いた個体は100g。。。個体差が大きいのかもしれません。
   回転を求めて5枚合板を買ったのに、これ回転かけられるのか...?という少しの不安を持ちつつ試打してきました。

  ※今回は裏の技術のレビューとなります。
[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  ドライブ
   やはりかなり飛びます。弾まないターボブルーやキングプロでも相手コートの深くに入っていきます。
   ただ、ぶっとびアウターによくあるような勝手に飛んでいくことがありません。
強くインパクトしたときには、純木らしくしっかりしなります。試打後に知ったことなのですが、スティガのラケットは芯材が柔らかいものが多く、強くボールを当てたときにしなるようになっているらしいです。
   安定したドライブを打つには少し腕力が必要ですが、強ドライブ時の回転や威力は他のラケットとは段違いと感じました。
   特筆したいのは、下回転打ちのやりやすさ。打ったときに球が前に前にいってくれるので、下回転を持ち上げようとしなくても入ってくれます。
エメラルドは下回転に対しても前方向のスイングで入っちゃいます。これは、エメラルドの強い弾みと絶妙なしなりのおかげでしょう。

   スマッシュ
   柔らかい5枚合板なんかはしなりすぎて強打のスピードがあまり出ないものもありますが、エメラルドはエネルギー効率が非常に良いです。もちろんエメラルドもしなりますが、一瞬球を持ってバチンと弾けるようなイメージです。強打のスピードには満足しました。

[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  ブロック
   弾みが強いため、相手の球に押されにくく回転に鈍感です。
   弾みが強いラケットは強打をしっかり抑えるのが難しいですが、それすらもエメラルドは克服しています。先述した通り、芯材が柔らかいので、強打に対してしなり威力を吸収してくれます。
   安定したブロックが可能な上、球速もあるため相手を追い詰めるようなブロックもできます。

   ツッツキ
   しっかり回転をかけないと、球離れが目立ちツッツキが浮いてしまいます。
しかし、瞬間的な回転のかかり具合は抜群で、小さく鋭く速くのスイングを意識すればかなり切れた低いツッツキができます。
   ただし、弾みの強さから短くというのは難しく感じます。
左右を意識して追い詰めるような深いツッツキが好印象でした。

   カット
   一応やってみましたが、抑えられませんでした。。。カットをしっかり切る前に球が飛んでいってしまいます。

[サーブ・レシーブ・台上技術]
  サーブ
   薄く擦ることを意識すれば、弾みがある程度抑えられショートサーブもやりやすいです。
先述した通り、瞬間的回転力には優れているので、速く擦ることで超回転サーブが出せます。
下回転サーブは爆切れという程ではないですが、かなり切れます。
   もちろん、もともと弾みは強いのでロングサーブの威力もばっちりです。
横上回転サーブからの展開が自分は一番やりやすいと思います。

   レシーブ
   基本的に球離れが早いので、相手の回転に鈍感です。
球離れを生かしたフリックや台上ドライブの威力は抜群です。
チキータをするには球離れの早さのせいか回転をかけきれなかったです。
これは完全に自分の技術不足です。。。
   ツッツキやストップは自分からしっかりかけにいかないと、弾みの強さから浮いてしまいやすいです。ですが、がっちり切りにいったときは上書きがしやすく、質の高いツッツキやストップができます。

   台上
   ずっと書いてきていますが、しっかりと回転をかける意識をしないと、特に台上ではふっとばされる感じです。
台上で球を掴む感覚を覚えるまでに時間がかかりました。
今でもストップは難しいです。。。
   細かいプレーはやはり難しいので、フリックなどの攻撃的技術で先手を取るのも一つの手です。
というより私はそうしてます。少し面を開いて弾けば大体入るので嬉しいです。

[おすすめな方]
  かなり硬いラケットでしっかりしたインパクトがないとおそらく扱えないので、中〜上級者向けのラケットです。
ポテンシャルがかなり高いので、使う人が強ければ強いほどエメラルドの特徴をより引き出せると思います。
   おすすめな方は、スピードドライブで打ち抜くのがメインだけど、ある程度回転もかかってほしいという方でしょうか。
とにかく先手先手をとっていく攻撃的なプレイヤーにも使ってほしいです。

[まとめ]
  「スティガ最速の5枚合板」は伊達じゃないですね。。。
最初は扱いが難しく、「おまえじゃまだダメだよ」って言われている気分でした。
なんていうか、アウターカーボンを使っている感じ。
   ですが、エメラルドの持つ回転量に気づけばみんなハマっていくと思います。
本当にスピードと回転量のトータル値が高いです。
値段は高めですが、多くの方に使っていただきたい仕上がりです。
   ちなみにですが、カチカチ粘着(ターボブルー)や硬めテンション(ラザンター)は全然扱えませんでした。。。
使うときはキングプロのような球持ちが長めのものを使うと、台上もある程度やりやすくなり安定感も増します。

[補足]
  エメラルドはニス加工がされていないので、上板が剥がれやすいです。
使うときはラケットコートを塗ってからの方がいいですよ~。