imgrc0070648406


投稿者:
くろかみ


[自己紹介]

  高2、中ペン裏裏、都5回戦負け。ご無沙汰してますくろかみです。8月で引退しましたがもうしばらくレビュー活動は続けていきたいと思います。

[レビューする商品名]
  ヨーラ   ライザー48   MAX

[使用環境]
  使用したラケット
  インナーフォースレイヤーZLC
  王道04

  主にフォア面での使用です。

[はじめに]
  メーカー説明文↓
  最新の製造技術を駆使した高グリップのトップシートと弾力に富む48度スポンジを組み合わせたスピン・テンションラバーです。

  「ライザー48」はヨーラ社から出ているドイツ製スピン系テンションラバーです。ヨーラ契約選手の使用実績も多いハイエンドラバーですが、第1印象は扱いやすそうなイメージに尽きました。開封すると、鮮やかな桜色と粗い気泡を含んだスポンジが出てきます。シートはやや軟らかくよくグリップします。ラバー全体の食い込みが良く、48度ではなく体感45〜6度ほどに感じます。球突きした時もゴツンと引っ掛かるというより球を噛みホールドします。この手のものはとりあえず使いやすいので人を選びませんね。ただライバルが多い現代のスピンテンションにおいて絶対値などがどうなのかは気になるところです。
  重量は中ペンフォア面でカット前69g→後46g。ドイツ製の中では軽い方ですね。

[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  0   基礎打ち、軽打
  球突きの時同様、球がくっつくかのような噛み具合で深く持ってから飛んでいきました。エボリューションなどの球持ちが良い他のラバーと比較するとシートの打感が弱く、全体の一体感が強かったです。軽打で落ちることも少なく安定しました。
  1   ドライブ   8.0点
  特別ビビッとくるものも無く、打感もぼやっとしていて気がついたら入っていました。安定はするのですが、ガツッと表面で引っかかったりスポンジの強い弾力を感じたりなどは無く、普通な印象を受けました。個性が無いんですよね。逆に言えば中学生くらいでも違和感無く使えるような受け入れやすさが良いのかなと思います。強いインパクトで食い込ませた時は、金属音と共に良く伸びる球が打てました。一方で擦って打つと回転量、威力共に物足りなかったため、僕みたいなループマンより前中陣でバチバチラリーするようなタイプに向いていると思いました。
  2   カウンター   7.5点
  球が走ってぶち抜けるような場面はありませんでしたが、しっかりラバー全体で掴んで少し合わせただけでも綺麗な弧線を描いて返球できました。操作性が良く、相手の回転量に関わらず飛距離や弧線のイメージ通りに出やすいところが素晴らしいですね。
  3   スマッシュ、フラット系   7.0点
  速さや球離れに関しては期待できないので、その分スマッシュも決定力に欠けました。当てただけで山なりになりやすいのでこれならドライブした方が早い気がします。ただドイツ製にありがちな、シートの打感が厚くてミート打ちがしづらいという点は、一体感のあるライザーにはありませんでした。

[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  1   ブロック   9.0点
  ここはライザーの長所が出て、台への収まりやいい意味でシートで引っかかりすぎないところがブロックのやりやすさに繋がりました。少し前進回転がかかりやすい特徴もあるので、マントラなどのブロックがしやすいミート系ラバーに比べて相手からすると少し伸びてきて連打しづらい点が良かったです。
  2   ツッツキ   7.0点
  ブチ切れはしませんが、吹っ飛んでいかないのでコントロールしやすかったですね。他のハイエンドと比べて、どんな回転でも合わせて無理やりツッツキしやすく切りやすい代わりに最大値が落ちていました。
  3   カット  8.5点
  ラバー全体のホールド感が強いので、硬いラバーの中でもかなり安定してカットできました。

[サーブ・レシーブ・台上技術]
  1   サーブ   8.0点
  短く切ることが可能です。回転量は最近のラバーとして期待するほどのものはありませんし、掴んで勝手に少しかかることでドナックルが出しづらかったのですが、叩きつけるようなスイングでも弾道が低くなりやすいのが良かったです。
  2   レシーブ   7.5点
  もう少し硬さがあれば強力なレシーブも可能なのかなと思いますが、収まりがいいので合わせるだけでも返球しやすかったです。
  3   ストップ   7.5点
  特筆することはなくビタ止まりするわけでも全然浮かないわけでもなく平均的な感じでした。
  4   フリック   6.5点
  弾きが悪い上、浅く入りがちなので得点力が低かったです。実戦ではナックルで深く流したい時にポワンとした球になりやすいのが難しかったです。
  5   チキータ、台上ドライブ   8.0点
  しっかりグリップしてくれるので大振りしても安定感がありました。その分速さはないので台上ループドライブみたいな感覚でした。

[おすすめな方]
  中級者ドライブマンの両面におすすめします。ラリータイプですがラクザやテナジーより飛ばないので、しっかり球を掴んで自分の力で調節して打てて、まだインパクトが強くない方でも球質を確保できます。また強打した時の球の伸びも素晴らしいので、扱いやすい割に質の高い球が出るなと思いました。一方で擦った時は中途半端な感触で威力も乗らないので、ループマンには向かないですね。飛距離を補えれば大学生以上のイケイケドライブマンにも充分おすすめできます。とにかく万人受けしそうなラバーです。
  合わせるラケットはインナーZLCなどカーボン系がおすすめですラバーの飛距離が足りない分を補うような組み合わせにすると良いかなと思います。

[まとめ]
  プラ時代のヨーラ社のひとつの答えとして、よくまとまったラバだなと感じました。例えるならば、リズムPは佐々木朗希、ライザー48は奥川恭伸ですね(謎)。リズムPは中間硬度ながらシートが硬くぶっ飛びなので、ハマれば強いじゃじゃ馬超攻撃ラバーだと思いましたが、ライザー48はシートが柔らかく性能を発揮しやすい、でもスポンジのコシはちゃんとあるから威力も出せる、そんな印象でした。コントロールを意識しつつ、食い込ませて馬力を出していくイメージで使い込めばもっと面白くなりそうです。バックに使っても伸ばしブロックがやりやすく、前陣ラリーが落ちないので非常に安心感がありますし、47.5度という数字で怯まずに両面で試してみてほしいですね。