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投稿者:エボみぃ

[自己紹介]
  お久しぶりです。
   バックアンチの異質型です。

[レビューする商品名]
  ラザンターR53

[使用環境]
  ラケット エメラルド VPS V
  フォア面 ラザンターR53 1.7
  バック面 トランスフォーマー 0.6

[はじめに]
  ドイツ硬度で53度という、スピン系テンションにしては硬く聞こえてしまいますが、いざ蓋を開けてみると、、、R50よりは柔らかく感じます。スポンジにエナジー・セル構造(弾力性の高い気泡構造らしい)が使われていて、従来のラザンターより回転性能と球持ちが強化されているらしいです。
   今回はR50とちょいちょい比較しながらやっていきます。

[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  ドライブ
   53度ということで球離れが早いのを想像していましたが、とんでもなく球を持ちます(ぶっ飛びラケットでも制御可能)。R50とは比にならないほど、ボールをグイィィと持っていく感覚が伝わってきます。鋭い下回転なども容易に持ち上げることができます。
   また、球持ちが長いので回転がかけやすいです。試しにバックで使ってみると、自分が苦手なバックドライブも簡単に走る球になってくれました。
   しかし、回転の上限はR50に僅かに劣ります。キュッと擦ったときに、R50の場合粘着ラバーのような癖球が出るのですが、R53にはそれがないです。打ち方が悪いのかと思い、食い込ませ気味にしても回転量はそこまで変わりませんでした。使う人のポテンシャルを高く引き出してくれるのはR50のようです。
   また、スピードが少し足りない、、、ラザンターの特にR47といえばビュンビュンの快速ドライブのイメージ(多少の偏見)なのですが、R53はラザンターシリーズの中でも遅い方だと思いました。
   総じて見てみると、ドイツ製テンションというよりは球持ち長めの日本製テンションに近いように感じました。

   スマッシュ
   弾きと球持ちが絶妙にバランスがとれている硬さで、安定性と威力の両立が図れていると感じました。スピード系のラバーに比べると初速は遅いですが、自然と前進回転がかかりボールがよく伸びるので、相手からしたらかなり速く見えるのではないでしょうか。

[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  ブロック
   シートのグリップ力が高い分、相手の回転の影響は受けやすいです。が、球持ちがよい分、自分の回転でかけ返すなどすると、操作性や安定性はR50よりも優れていると感じました。また、スポンジに食い込んで、よりナチュラルに前進回転がかかったブロックが出ます。ラザンターのVシリーズの相手を追い詰めるような速いブロックです。
   カットブロック・サイドスピンブロックは球持ちが良いからできるかなぁと思っていましたが、少し弾みが強い感じです。勝手に食い込んじゃう感じなので、弾みを抑えるというのが難しめです。

   ツッツキ
   かなり回転量の多い返球が可能です。相手の強い下回転も簡単に上書きできちゃうので、対ツッツキ戦はかなり強いです。
   しかし、弾みが強いせいかツッツキを短く止めれないです。長短の振り回しは難しいですね。どちらかというと速いツッツキで左右に振り回すのがいいと思います。

   カット
   自分は硬いラバーでカットするのが苦手なのですが、このラバーはスポンジにしっかり食い込むので、安定した飛距離が出せて自分でもできました。
   また、球持ちが長いので、相手の強ドライブに対しても押されることなく、自分の回転にして返球できます。浅いループドライブなどに対しても同様で、自分の回転にできるので、カットをふかすということが少ないと思います。

[サーブ・レシーブ・台上技術]
  サーブ
   ガツッと食い込ませることで強烈な回転を生み出すことができます。ロング下回転や巻き込みの回転量が特に大きいと感じました。
   R50と比較すると、R53は硬さが若干マイルドになっているので、回転はかけやすくなっています。しかし、弾みの強さからR50の方がショートサーブはやりやすいと思いました。逆にロングサーブはR53の方が威力が出ました。
   R50は強回転と長短の緩急で相手を翻弄する感じ、R53は速いロングサーブからの3球目など先手先手を取っていくようなスタイルが合っているでしょう。

   レシーブ
   球持ちが長いので、相手の強い回転も上書きして返すことができます。台上のバックドライブ、チキータ、ツッツキなどの回転系のレシーブはどれもレベルが高いです。R50と比べても、台上での小さいタッチで強回転を生み出しやすいのはこちらの方だと感じました。
   弾きが良いラバーなのでフリックもできますが、如何せん回転の影響を受けるラバーなので、弾くときは強く弾くことを意識しましょう。

   台上技術
   ツッツキのところで先述した通り、弾みを抑えるのが難しいです(自分はラケットも影響してるかも)。細かいボールタッチがいまだにできず、ストップは今の自分のレベルではできませんでした。
   台上では、フリックなどで上回転のラリーに持っていく方が良いのではないでしょうか。

[おすすめな方]
  スピン系テンションの中では、すべての性能が高バランスで揃っているので、万人向けラバーだと言えます。今、やや硬めのスピン系テンションを使っている方はお財布と相談して使ってみてください。

[まとめ]
  ドイツ製でありながら、日本製のような球持ち。今考えると、最近の日本製テンションもドイツ製みたいにスピンとスピード性能が高まってきてるよなぁって思います。やっぱり、バランスって大事なのかなぁ。。。
   自分は尖った性能のラバーが大好きなので、あまりこういうバランスがとれたラバーには手を出さない性分だったのですが、今のラバーってすごいなぁって感じました(笑)。とりあえず完全に使いこなせるまでR53で頑張っていこうと思います。