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投稿者:Pまん


[自己紹介]
  戦型はシェーク【裏+アンチ】
  基本は前陣攻守。攻撃はは全てミートか乗せ打ち、ドライブはほぼしません。
  リズムを変えるためにカットマンもどきみたいなこともします。
  反転をかなり多めに行うので、どっちがフォアかバックかは決めてなく、どちらでも一通りできるようにしています。
  今はアンチですが、粒高のほうが経験値は高いです。主に長くて倒れやすいがコシのあるもの、球持ちがいい粒高が好みです。物にもよりますがスポンジ0.5mmぐらいいれるのが好きです。
  (カールP1R、オクトパス、ジャイロ、ファントム12∞など。)

  学生で遊ぶ程度に卓球はやっていて、社会人で復帰して大会とかにも出るようになったので主な戦績はありません。東京の区大会で予選リーグは1位抜けをよくして、トーナメントでは最後まで勝ち上がれないかな、ぐらいのレベルです。

[レビューする商品名]
  TSP カールP-H 特薄

[使用環境]
   剛力FL
    赤:太陽pro極薄ブルースポンジ皮付
    黒:カール P-H 特薄

  反転を多用するのでどちらがフォアかバックは決めていません。

[はじめに]
  粒高の王道をいくカールシリーズ。
  その中でもかなり異端児な性能を持った粒がこのP-Hです。
  最近では女子の出澤選手が使って平野美宇選手を倒していたので少し有名になってきた気もします。
  異質前陣攻撃型に向いた粒高とのことなんですが、この粒高、かなり細いのにかなり硬く倒れにくい。
  太くて倒れにくい粒高はいままでにもいくつか見てきましたが、その太い粒たちよりも硬くて倒れにくく感じました。倒れにくいというより普通に打ってる分には倒れないです。ちょっと先が曲がる程度かな?

[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  【フォア打ち】
  表ソフトのように打てます。特にクセもなく、ちょっと前進回転をかけられ、相手も打ちやすそうでした。
  とてもじゃないですけどよくある「打ちやすい粒高」としての打ちやすさではなく、変化表よりも打ちやすく感じました。

  【粒ドラ】

  対上回転:シートのひっかかりはいいのですが、粒が硬くて倒れないので球持ちが非常に悪いです。なので面を下に向けてこするとネットを超えないことが多発。そうしないように面を開いてこするとシートのひっかかりで吹っ飛んでしまうことが多発してしまいました。正直、粒ドラには向いていないかと。

  対下回転:
  対上回転のときと同じ現象が発生しました。面を下に向けるとネットになり、開いて擦るとオーバーする。
  粒ドラに向いていないと感じました。

  これまで多くの粒高つかってきて、ここまで粒ドラがしにくいラバーは初めてでした。

  【ミート打ち】
  粒ドラがやりにくいぶん、ミート打ちの性能はとてもよかったです。

  対上回転:
  力を抜いて軽く合わせるぐらいだとほどよく前進回転がのり繋ぎやすいです。相手も取りやすそうにしますが。相手の弱ドライブでも強ドライブでも似たようなタッチでできるのがよかったです。
  ちょっと力を入れて弾くように打つと粒高特有の強烈なナックル攻撃ができます。スピードもナックルもやりやすさも申し分ないです。自分がやりやすくて相手がやりにくいという点、繋ぎのパチパチはそこそこ上回転が乗るのに、強打に関しては鋭いナックルのギャップが激しい点は試合で有効かと。

  対下回転:
  面をしっかり開いてチョンっと振ると回転の影響をうけずに軽打しやすいです。
  グッと球離れを遅くして打つと回転の影響を受けやすいのですが、軽く球離れを速くするとかなり影響を受けにくいです。
  ナックルでもちょっとした下回転でも同じ面で打てちゃうのはだいぶ楽です。ホントにキレた下だけ警戒すればいいだけですので。

  対チャンスボール:
  ナックルだろうが上回転だろうが軽く球離れを速く打てば難なく入ります。スピードもそこそこあります。

  【プッシュ】
  一般的な粒高のプッシュの打ち方だと、グッと押し込むような打ち方になってしまうせいか回転の影響を受けやすく、しかもスピードも遅いのに台にも収まりにくくかなりやりにくかったです。
  私の場合は軽く振っちゃった方が鋭く低くコントロールもよくできました。

[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  【ブロック】
  粒なのに当てただけブロックでも比較的安定しやすいです。硬いので男子の強打にも対抗できる力強さはあります。対軽打なら軽く叩くようなブロックでもいけますが、低弾性というわけではないので男子の強打には自分で吸収したり逃がしたりする技術は必要かと。
  粒特有の下回転のブロックはできなくはないですが、粒が倒れないのでかなり難しく、回転の反転力もないので質もよくないです。
  1番安定して強弱の応用が利くのが横ブロックでした。まるで表ソフトのような球足の速さに、粒の揺れが入り、安定もしました。横に逃がせる技術がある方におすすめします。


  【ツッツキ】
  シートの引っかかりはあるので、一般的な粒高よりは回転をかけることができます。このときはグッと球を掴んできると切れ味がよく、暴れもしなかったです。


  【カット】
  低弾性ではないので粘ったりするカットには向かないです。また表ソフトに似たところがあるのでしっかりとしたスイングがないと反発力負けてしまうかもしれません。
  前陣で体勢が崩れたときに繋ぐようなカットはスイングが甘くても安定して鋭く入ってくれました。

[サーブ・レシーブ・台上技術]
  【サーブ】
  粒なので省略

  【レシーブ】
  かなり選択支が豊富で、粒の泣き所のナックルも比較的容易に対処しやすかったです。ただ粒ドラがかなり難しいのでミート主体になってしまうのでそこを狙われないようにする工夫が必要だと思います。

  【フリック】
  台上なら下回転でも上回転でも叩きやすいです。やはり球離れを速くして打つのが重要です。初速は速いですがマックススピードは所詮粒なので過信しすぎないように。

  【ストップ】
  そこそこ弾みますが、持ち前の硬さと球離れの速さで比較的やりやすいです。そんなに短く止めなくてもフリックやミートのおかげでそこまでシビアに打たなくても狙い撃ちはされにくいかと。

[おすすめな方]
  前陣でパチパチとしたロング戦に特化した人におすすめします。特に女子の前陣の展開。ラバーに力強さがあるので男子でも充分通用するとも思います。
  自分はやりやすく、相手はやりにくく、繋ぎもフィニッシュも優秀です。
  ただほぼ全ての技術に「球離れを速くする弾く打ち方」が関わってくるので、既にその感覚がある方が大前提となります。グッと球を掴んで打つとびっくりするぐらいに暴れます。

  逆に相手の回転利用、ドライブをカット性ショート、ツッツキをプッシュといった基本的な粒高の技術を求める方にはおすすめしません。

[まとめ]
  とにかく硬い。細いのに硬い粒。シートのひっかかりはいいのに球持ちの悪さがこのラバーのポイントだと思います。
  倒れるとしても先っちょだけ。
  ミートの弾く性能に特化し、インパクトが弱ければ上回転、インパクトが強ければドナックル。そのギャップが激しく。ラリー戦にかなり強い粒高です。
  逆に今までの粒高の概念をちょっと捨てないと扱いが難しいかもしれません。

[補足]
  【似た系統粒高でのざっくり比較】
  比較対象
  ・カール P-H
  ・スーパードナックル
  ・フェイントロングIII
  ・リベリオン
  (PHが独自すぎて、もはや似た系統でもないですし、粒高でもないものもありますが)

  弾み
  ドナックル>PH>リベリオン>ロングIII

  回転反転量
  リベリオン>ロングIII>ドナックル>PH
  球持ち感

  ロングIII>ドナックル>リベリオン>PH